日本漫画文化の生ける伝説! 藤子不二雄Ⓐの“変”な世界観を展覧会で体感!

六本木ヒルズ森タワー52階 屋内展望台では「藤子不二雄Ⓐ展 -Ⓐの変コレクション-」が2019年1月6日(日)までの期間で開催中。『忍者ハットリくん』『怪物くん』から『魔太郎がくる!!』『笑ゥせぇるすまん』まで、多彩なジャンルの名作を世に送り出してきたレジェンドの奇妙な世界に入り込むことができる展覧会は必見!

『魔太郎がくる!!』『笑ゥせぇるすまん』などのブラックユーモア作品も多く手がける藤子不二雄Ⓐ。その奇妙な世界を紹介する「藤子不二雄Ⓐ展 -Ⓐの変コレクション-」が、六本木ヒルズ森タワー52階 屋内展望台で2019年1月6日(日)までの期間で開催中だ。

2018年に誕生50周年を迎えた『笑ゥせぇるすまん』の貴重な生原稿のほか、漫画作品を1話丸ごと楽しめる「笑ゥせぇるすまん」ゾーンも。Ⓒ藤子スタジオ
2018年に誕生50周年を迎えた『笑ゥせぇるすまん』の貴重な生原稿のほか、漫画作品を1話丸ごと楽しめる「笑ゥせぇるすまんゾーン」も。Ⓒ藤子スタジオ

 

漫画家デビューからなんと67年、日本の漫画界を代表するレジェンドとして今なお現役で活躍を続けるⒶ氏。これまで『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』といった少年向け作品が幅広い層から愛されてきた一方で、『魔太郎がくる!!』『笑ゥせぇるすまん』といった、ちょっとブラックな青年・大人向け作品も数多く生み出してきた。

本展では、揺れ動く人間の心を見事に描き出したブラックユーモア作品を得意とするⒶ氏の奇妙な世界を、「変コレクション」とともに紹介。会場エントランスにはⒶ氏の等身大フィギュアと『笑ゥせぇるすまん』でお馴染み「Bar 魔の巣」が。日没後にはエントランスの窓面にここでしか見られない幻想的な映像も出現する。また、Ⓐ氏の伝記でもある『まんが道』の中から、藤子不二雄として執筆活動をしていたころの4畳半の部屋を完全再現したコーナーや、ブラックユーモア作品『黒ベエ』『魔太郎がくる!!』『ブラック商会変奇郎』のほか、短編約50作品を見ることのできる貴重なゾーンもある。

影絵アーティスト 河野里美氏とコラボレーションした『怪物くん』の影絵作品も展示。2018 ©satomi kono.
影絵アーティスト 河野里美氏とコラボレーションした『怪物くん』の影絵作品も展示。2018 ©satomi kono.

 

本展は会場のすべてが撮影可能。会場のいたるところが「変なフォトスポット」と化し、その不思議な世界の中にどっぷり浸ることができるのも楽しい。『魔太郎がくる!!』に登場する奇妙なお店「怪奇や」をテーマとしたショップには、スケートボードや学習帳など、ここでしか手に入らないものが並んでいるので、こちらもぜひチェックして!


藤子不二雄Ⓐ展 -Ⓐの変コレクション-
会期:~2019年1月6日(日)※会期中無休
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
時間:10:00~22:00(最終入場 21:30)
入場料:一般¥1,800/大学生・高校生¥1,200/4歳~中学生¥600/65歳以上¥1,500
問い合わせ先:03-6406-6652 ※10:00〜20:00
https://tcv-fujiko-a-ten.roppongihills.com/


text : Shiyo Yamashita

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2018年に誕生50周年を迎えた『笑ゥせぇるすまん』の貴重な生原稿のほか、漫画作品を1話丸ごと楽しめる「笑ゥせぇるすまんゾーン」も。Ⓒ藤子スタジオ
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影絵アーティスト 河野里美氏とコラボレーションした『怪物くん』の影絵作品も展示。2018 ©satomi kono.
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『魔太郎がくる!!』 ©藤子スタジオ
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藤子不二雄Ⓐ ©藤子スタジオ
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