無印良品が提案する、シンプルで心地よい空間を提供するホテル「MUJI HOTEL GINZA」が2019年4月4日（木）、無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」と同時オープン。銀座駅から徒歩数分の一等地のホテルでありながら、豪華すぎず、肩の力が抜けた心地いいグッドデザインが体感できる。
「アンチゴージャス、アンチチープ」をコンセプトに掲げた、無印良品の思想を表現したホテル「MUJI HOTEL GINZA」が2019年4月4日（金）に遂にオープン。無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」とともに、世界から注目される新たな銀座のランドマークとなることは間違いなさそうだ。
「MUJI HOTEL GINZA」は、中国の深圳、北京に続く3軒目のMUJI HOTELとしてオープン。「無印良品 銀座」の上層階にあたる6階にフロントとレストラン「WA」が、また7〜10階に79室の客室が用意されている。旅先でもいつもの生活の延長の感覚で心地よく過ごせるように工夫された客室には、無印良品のアイテムがずらり。インテリアはウッドの柔らかな雰囲気を基調に、ホワイト、グレー、ネイビーなどといった落ち着いたカラーでまとめられている。家具から生活用品、家電、アパレルまで、暮らしにまつわる全てを網羅してきた無印良品の現行品を実際に試すことができる場としても注目。使ってみて気に入ったら、すぐに下層階で購入できる。
内装材には木・石・土といった自然素材を中心に使い、新しいビルの中にいても落ち着いた感覚が味わえるのが魅力。共用部には50年前に東京を走っていた路面電車の敷石や、船の廃材なども再利用しているのだそう。ホテルスタッフの案内による銀座ツアーやランニングウェアの貸し出しなどのサービスもあるので、海外からのゲストを案内するのにも良さそうだ。宿泊代の設定もユニークで、年間を通じて同じ部屋を同じ価格で予約することができるほか、価格表記も消費税やサービス料を含めたシンプルなものに。セミダブルの部屋なら¥14,900という価格設定も嬉しい。
ホテル低層階に同時オープンした無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」では、無印良品の製品が幅広く網羅されているほか、限定店舗で展開している「MUJI Labo」や「Found MUJI」などの取り扱いも。1階は関東近県の農家を中心に全国から仕入れた有機栽培や減農薬などの野菜や果物、加工食品、お弁当やサラダなどが並ぶ食品コーナー。ベーカリーやジューススタンド、ブレンドティー工房も併設されている。その場で焼き上げるパン各種は初日から大人気、買いに行くなら早めの時間がおすすめだ。
地下1階にはホテル同様日本初オープンとなる「MUJI Diner」も。生産者の顔が見える食材にこだわり、1階でも販売している千葉や埼玉の農家の野菜のほか、宮崎ハーブ牛、沖縄アグー豚、それに小田原漁港から直送される魚などを使用。店内には魚や肉、野菜などもディスプレイ。オープンキッチンで活気溢れた雰囲気が楽しめるのも楽しい。一方、6階には無印良品の複合的なデザイン文化の発信基地として誕生した2つのギャラリーやサロン、ライブラリーなどを擁する「ATELIER MUJI」が。日常の買い物や食事にも、デザイン文化に触れる場としても、さまざまに使える「無印良品 銀座」。ホテルと合わせて、こちらもどんどん活用して。
MUJI HOTEL GINZA
03-3538-6101
住所：東京都中央区銀座3-3-5 6F
https://hotel.muji.com/ja/
text : Shiyo Yamashita
