「和菓子の可能性を、もっと楽しく、もっと自由に伝えたい」という想いを持った全国各地の老舗和菓子屋の跡取りたちが結成した「本和菓衆(ほんわかしゅう)」が今年も銀座三越 本館地下2階 GINZAステージに登場。今回は坂木司のベストセラー小説『和菓子のアン』シリーズとコラボレーションした商品も登場する。
人気小説家・坂木司のベストセラー小説『和菓子のアン』に登場する和菓子を、全国各地の老舗和菓子屋の跡取りたちが結成した「本和菓衆(ほんわかしゅう)」が再現。銀座三越 本館地下2階 GINZAステージでの「第8回本和菓衆」と三越伊勢丹オンラインストアにて期間限定で販売する。
『和菓子のアン』シリーズはデパ地下を舞台にしたほの甘い青春ミステリー。第一作『和菓子のアン』と第二作『アンと青春』が人気を呼び、この秋に第3弾『アンと愛情』が発表されたばかりだ。今回はこの最新刊の発売を記念して、「本和菓衆」が作中の和菓子を再現。会場には伝統の味と技を大切にしながら、自由な感性と遊び心を発揮した新作和菓子が並ぶ。
岐阜「田中屋せんべい総本家」は、『アンと愛情』に登場する山椒せんべいのモデルになった「さんしょ煎餅」や、前作『アンと青春』のキーワードになった甘酒を使った「甘酒せんべい ふるめんと」を。島根「彩雲堂」は『和菓子のアン』シリーズが大好きな女性和菓子職人が『アンと愛情』に登場する4種類の和菓子を製作。山形「乃し梅本舗 佐藤屋」は『和菓子のアン』と『アンと青春』に登場する生菓子6種類を、見た目だけでなく、中の餡にもこだわって再現したという。
愛知「きよめ餅総本家」は『和菓子のアン』シリーズに出てくるお菓子をイメージした羽二重餅「春告鳥」と桃山「こい」を製作。三重「深川屋 陸奥大掾」は、小説をモチーフにした4種類のチャームボックスにアマビエをモチーフにしたものを加えた5種類のチャームボックスを販売する。三重「平治煎餅本店」は小説の作者の坂木による手描きイラストをあしらった「みつ屋のたまご煎餅」と、坂木の手書きの占い紙が入った「辻占」を。埼玉「亀屋」からは小説の舞台である和菓子店「みつ屋」の焼印を押した限定どらやきが登場する。
他にも富山「大野屋」は主人公のアンをイメージした上生菓子を、三重「柳屋奉善」は寒天培地が登場する最新刊のエピソードにヒントを得た一品を。北海道「五勝手屋本舗」は小説に因み、ドライいちじくの中にホワイトチョコの羊羹を詰めた限定商品などを販売。これらのコラボレーション商品や参加ショップの商品の一部は、イベントに先立ち三越伊勢丹オンラインストアでも販売されているので、是非チェックを。
「第8回本和菓衆」
会期:2020年11月11日(水)〜17日(火)※オンラインショップ 〜11月17日(火)10:00
会場:銀座三越 本館地下2階 GINZAステージ(東京都中央区銀座4-6-16)
時間:10:00〜20:00
会期中無休
03-3562-1111(大代表)
https://www.mitsukoshi.mistore.jp/ginza/shops/foods/foodgarden/shopnews_list/shopnews01373.html
text : Shiyo Yamashita