シャルロット・ペリアンの稀少なヴィンテージが登場。ロンハーマン 千駄ヶ谷店にてポップアップイベントを開催

ロンハーマン 千駄ヶ谷店では、2021年3月19日(金)〜4月12日(月)、シャルロット・ペリアンのヴィンテージ家具を集めたポップアップイベントを開催する。ペリアンが自ら建設プロジェクトに加わったスキーリゾート「Les Arcs」のために手掛けた家具をはじめとした、1950〜60年代に制作された稀少なアイテムが多く揃う。

シャルロット・ペリアンがデザイン、1950年代~60年代に制作された稀少なヴィンテージ家具を集めたポップアップイベントが、2021年3月19日(金)〜4月12日(月)、ロンハーマン 千駄ヶ谷店にて開催される。

シャルロット・ペリアンがモーリタニアのカンサドのプロジェクトでデザインした有名なベンチ。
シャルロット・ペリアンがモーリタニアのカンサドでのプロジェクトでデザインした有名なベンチ。※写真は参考画像につき実物とは異なる

ペリアンは1903年生まれ。26年にパリの装飾美術中央連合学校を卒業後、自らのアトリエを構え、さまざまな展覧会に家具を出展。27年には前衛的な若い芸術家やデザイナーの発表の場として知られるサロン・ドートンヌに「屋根裏のバー」を出展、これが大反響を巻き起こしたことをきっかけに、建築家のル・コルビュジエの事務所に入所している。

スキーリゾート「Les Arcs」のためにデザインした、正方形の座面を持つ珍しいスツール。
スキーリゾート「Les Arcs」のためにデザインした、正方形の座面を持つ珍しいスツール。※写真は参考画像につき実物とは異なる

その後、ル・コルビュジエや、彼の従兄弟でパートナーのピエール・ジャンヌレとともに、名作家具をいくつも発表。1937年には事務所を退所するも、その後も2人とは協働している。また、1940年にはル・コルビュジエの事務所でともに仕事をした坂倉準三の誘いで初来日。日本との繋がりは後年まで続いた。

これも「Les Arcs」のためにデザインされた、パイン材のテーブル。
これも「Les Arcs」のためにデザインされた、パイン材のテーブル。※写真は参考画像につき実物とは異なる

今回登場するのは、1960年代後半にペリアン自ら建設プロジェクトに加わった、サヴォワ地方の山岳地帯に作られたスキーリゾート「Les Arcs」のために手掛けた家具や、同じサヴォワ地方のスキーリゾート「Meribel」で使われていたチェア、モーリタニア北西部にある鉱山の街、カンサドでのプロジェクトのためにデザインされたベンチなど、人気が高く非常に稀少なヴィンテージばかり。ファン垂涎の企画、ぜひお見逃しなく!



「Vintage Furniture pop up event -Designed and curated by Charlotte Perriand-」
会期:2021年3月19日(金)〜4月12日(月)
会場:ロンハーマン 千駄ヶ谷店
時間:11:00~19:30
休業日:不定休
0120-008-752
https://ronherman.jp/



text : Shiyo Yamashita