ドン ペリニヨンがレディー・ガガとのコラボレーションをスタート。フォトグラファーでディレクターのニック・ナイトが手掛けた映像体験作品「THE QUEENDOM」が公開に。またニコラ・フォルミケッティとのコラボレーションでレディー・ガガが手掛けた110点限定のアートピースも販売される。
世界で最も有名なシャンパーニュ・メゾン、ドン ペリニヨンとレディー・ガガとが今後2年にわたるコラボレーションをスタート。第1弾として、フォトグラファーでディレクターのニック・ナイトが手掛けた映像体験作品「THE QUEENDOM」を公開した。
今回の発表に先立ち、ドン ペリニヨンは「このコラボレーションは創造の限界を押し広げるために絶え間なく改革を続け、自らを進化させるべく情熱を注ぎ努力を重ねるすべての人へ捧げる賛辞です」とのメッセージを発表。レディー・ガガは長年ドン ペリニヨンを愛飲してきたことでも知られており、メゾンとの関係を深めるなかで、その奥深い歴史と17世紀から引き継がれる創造に対する原動力に感銘を受けたのだという。
「THE QUEENDOM」は、「ボーン・ディス・ウェイ」のアートワークやMVをはじめ、何度も仕事を共にしてきたニック・ナイトとレディー・ガガの最強コンビによる作品。ナイトは「『THE QUEENDOM』のアイディアは、ある単純な一つの疑問から生まれた。『レディー・ガガとドン ペリニヨンが出会ったら、どんな世界が誕生するだろうか?』。それはきっと、絶対的な創造の自由が支配する、解放された世界。誰もが歓迎される、希望に溢れた世界だ。もちろんレディー・ガガは光を放つ素晴らしい女王として、その世界に君臨するだろう。そして、ドン ペリニヨンは創造の自由を称える中心的な存在。彼女とインスピレーションを共有する象徴として、彼女の傍らにあるはずだ」とのコメントを寄せている。
この作品にはレディー・ガガと12年にわたってコラボレーションを続けてきたクリエイティブ&ファッションディレクターでエディターのニコラ・フォルミケッティや、「ジャスト・ダンス」のMV以来の付き合いで、2011年以降すべての作品やライヴで振付を担当してきたダンサーのリチャード・“リッチー”・ジャクソン、「ザ・モンスター・ボール・ツアー」以来レディー・ガガを支えてきた専属メイクアップアーティストのサラ・タンノとヘアスタイリストのフレデリック・アスピラス、昨年発表されたアルバム『クロマティカ』のアートワーク撮影にも参加したネイルアーティストのミホ・オオカワラといった、「ハウス・オブ・ガガ」のメンバーが参加。映像に合わせた曲には、レディー・ガガ自身が選んだ「フリー・ウーマン」が採用されている。
一方、今回は前出のフォルミケッティとのコラボレーションによってレディー・ガガがデザインを手掛けた、110点限定の「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2005」のアートピースも発表。このアートピースはMHDプライべートセールスチャンネルで主に販売され、収益はすべてレディー・ガガが運営するチャリティ団体「ボーン・ディス・ウェイ基金」に寄付されるという。
なお、2021年秋には、やはりレディー・ガガが特別なデザインを提供した「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2010」や、「ドン ペリニヨン ロゼ 2006」の限定ボトルが発売予定。この創造的なコラボレーションによって、今後どのような作品が生み出されていくのかに注目が集まる。
ドン ペリニヨン
http://domperignon.com/
text : Shiyo Yamashita