竹宮惠子作の新版『エルメスの道』が出版。新版には新たに3つのストーリーが増補され、オンラインでも公開!

1997年に出版されたエルメスの唯一の社史である竹宮惠子による漫画作品に、新規描き下ろし63ページを加えた新版『エルメスの道』が、2021年3月10日(水)に発売される。この作品は同日よりエルメス特設サイトでも閲覧可能に。漫画界のレジェンドが描いた壮大なメゾンの物語がたっぷり楽しめる。

エルメス唯一の社史である、1997年に出版された竹宮惠子による漫画作品『エルメスの道』に、新規描き下ろし63ページを加えた新版『エルメスの道』が、2021年3月10日(水)に全国書店及びエルメス表参道店で発売される。また、この作品は同日よりエルメス特設サイトでも閲覧可能に。全てのストーリーがオンラインでも楽しめる。

竹宮惠子が新たに63ページを描き下ろした新版『エルメスの道』。
竹宮惠子が新たに63ページを描き下ろした新版『エルメスの道』。

日本文化に造詣の深い当時の社長ジャン=ルイ・デュマが、日本の漫画というユニークなメディアを使ってエルメスの歴史や価値観を広く伝えることを発案。日頃から乗馬を嗜み、馬体や馬術競技にも造詣の深い漫画家の竹宮惠子に執筆を依頼することで24年前に生まれた『エルメスの道』は、1837年に馬具工房として創業したエルメスの160年の歴史を詳細に物語る漫画として反響を呼んだ。

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©2021 Keiko TAKEMIYA
新版『エルメスの道』中央公論新社

今回、続編ストーリーの執筆依頼に対し、竹宮はアシスタントを使わず、作品のすべてを自身の手で仕上げることに初挑戦。マンガ制作ソフトやツールを駆使し、緻密な構想と労力を要する続編制作に果敢に挑み、今回の作品を完成に導いた。

ⓒ2021 Keiko TAKEMIYA 新版『エルメスの道』中央公論新社
©2021 Keiko TAKEMIYA
新版『エルメスの道』中央公論新社

新版ではエルメスの1997年以降の出来事をマンガにするにあたり、3つの大きなトピックスに 焦点を当てた。1つ目は2001年に完成した「銀座メゾン」をめぐる物語。 2つ目は2010年から始まったエルメス主催の国際馬術連盟認定CSI5レベルの障害飛越競技大会「ソー・エルメス」について。そして3つ目は創造的なプロダクト「プティ アッシュ」の誕生秘話。これは2013年に就任した現CEOのアクセル・デュマや、アーティスティック・ディレクターのピエール=アレクシィ・デュマを含む、6代目エルメス創業者ファミリーと卓越した技術を持つ職人たち、そしてエルメスの歴史に携わってきたたくさんの人々とで紡ぐ絆の物語「ヒューマン・オデッセイ」とも言える。

©2021 Keiko TAKEMIYA 新版『エルメスの道』中央公論新社
©2021 Keiko TAKEMIYA
新版『エルメスの道』中央公論新社

エルメスの歴史という壮大な叙事詩を、関係者への入念な取材と膨大な資料をもとに、 美しくリアルなビジュアルで描ききった渾身の大作。24年前のオリジナル『エルメスの道』を愛読してきた人も、また新しい世代のエルメス愛好者も、その物語に圧倒されること必至だ。

なお、エルメスの特設サイトでは、オンライン版だけの人物紹介やイントロムービーも。モバイル、PCどちらでも快適に楽しめるので(推奨環境 : Google ChromeSafariFirefox最新版)、是非お見逃しなく。

新版『エルメスの道』 竹宮惠子 著/中央公論新社 刊 価格:¥1,600

新版『エルメスの道』 竹宮惠子 著/中央公論新社 刊
価格:¥1,600 

新版『エルメスの道』特設サイト
hermes-manga.com

オンライン配信:2021年3月10日(水)から上記URLにて読むことが可能になります。
#エルメスの道 #HermesManga



text : Shiyo Yamashita

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