“物撮りの巨匠たち”が集結するフォトグラファーユニットAMUが初個展を開催

広告・雑誌・新聞などで活躍するフォトグラファーの中川十内、戸田嘉昭、池田保、近藤正一が2018年に立ち上げたユニット、AMUが、2021年5月25日(火)〜6月5日(土)、東京・南青山のギャラリー5610にて初個展「POLYPHONIC COLORS」を開催。ライバル同士だった彼らが初めて披露する共同制作作品が約30点並ぶ。

中川十内、戸田嘉昭、池田保、近藤正一がタッグを組み、2018年にスタートさせたユニット、AMUによる初個展「POLYPHONIC COLORS」が、2021年5月25日(火)〜6月5日(土)、東京・南青山のギャラリー5610にて開催される。

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中川は1980年代より、宝飾品や化粧品、時計などを撮影するスティルライフフォトを中心に活躍。1974年にスウェーデンのKV Foto Skolanを卒業した戸田は1988年にスティルライフ専門スタジオのパイルドライバーを設立。1977年に渡米、澤雄司氏・井津建郎氏に師事した池田は1981年に帰国しフリーランスカメラマンとして活動を開始。そして近藤は1972年に桑沢デザイン研究所を卒業、スタジオ77制作部を経て1981年に近藤スタジオを設立。いずれも広告・雑誌・新聞などで長年活躍し続けている、“物撮りの巨匠たち”だ。

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ライバルであり同士である彼らは、今では一流のジャズミュージシャンたちがそれぞれの音を持ち寄り、自由に演奏するセッションのように、共同で作品作りに取り組んでいるという。展覧会のテーマ「POLYPHONIC COLORS」は、独立している複数の色のことを指すそうだが、もともと「POLYPHONIC」とは“多声部から成る”とか“対位法上の”といった意味の音楽用語でもある。

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誰もが気軽に写真を撮ることができる今、プロフェッショナルなフォトグラファーだからこそできることや、写真の可能性を探り、撮ることやものを創造する楽しさなどを伝えたいと考えるAMUの4人。本展では撮り下ろしの30点あまりの作品の展示と販売を行う予定。4人の誰の写真にも似ていない、全く新しいアート。ぜひ注目を。

 

AMU初個展「POLYPHONIC COLORS」
会期:2021年5月25日(火)〜6月5日(土)
会場:ギャラリー5610(東京都港区南青山5-6-10 5610番館)
時間:日曜〜木曜 11:00〜18:00/金曜・土曜 12:00〜19:00 ※最終日は11:00〜17:00
03-3407-5610
https://www.deska.jp/exhibition_onview


text : Shiyo Yamashita