京菓匠・七條甘春堂より、写真家・瀧本幹也の作品をパッケージに使った4種の「麩やき煎餅『景』」が登場。パッケージに包まれる麩焼きせんべいも、本商品のためにグラフィックデザイナー・関本明子が特別にデザインしたもの。爽やかな夏の季節商品にも注目したい。
慶応元年創業の京菓匠・七條甘春堂より、瀧本幹也の写真作品をパッケージに使った「麩やきせんべい『景』」が登場。「山笑う」「夏来る」「山粧ふ」「山眠る」の4種類のパッケージの中には、グラフィックデザイナー・関本明子による、それぞれ異なるデザインが施された3枚の麩やきせんべいが入っている。
瀧本は広告写真やCM映像を数多く手がけるほか、国内外での作品発表や出版など幅広く活動を続ける写真家。是枝裕和監督作品の映画撮影でも知られる。今回は古来より茶人方に親しまれ今に伝わる麩焼きせんべいのパッケージに瀧本の作品を採用。京菓子の世界では古来より、お菓子を包む掛紙や包装紙などの意匠をその時代のアーティストが手がけてきたことから、今回のコラボレーションもその流れに沿ったものと言えそうだ。
夏季限定の「琥珀(夏)」は、外はしゃりしゃり、中は柔らかな独特の食感が楽しい琥珀糖に、季節の彩りを移したもの。コーヒーなどのお茶請けにもぴったりだ。
他にも、季節の上生菓子や、桃とレモンの錦玉羹の間に桃ピューレの優しい甘さの羊羹を挟んだ「爽や菓」や、琥珀羹に青紅葉を浮かべ、流れゆく清流を表現した「貴船の流れ」、風味豊かな玉子煎餅に夏の風情を盛り込んだ「季節煎餅『夏涼』」など、目にも涼しげな美味が揃う。
また、オンラインショップでは毎月1日の朝10時より予約受付を開始する数量限定の「ブーケかん」は、白餡と無花果の羊羹に紅茶の錦玉羹を合わせ、エディブルフラワーで彩った、爽やかでフルーティーな味わいの羊羹。大人気商品なので、予約開始日をお忘れなく。さらに、神坂雪佳「金魚玉図」をイメージした、金魚や小石のひとつひとつを繊細な餡細工で手作りした羊羹「工芸菓子『金魚』」は、夏の贈り物にぴったりの一品。琥珀羹と練り羊羹のあっさりとした味わいが楽しめる。
夏の商品は、七條甘春堂の各店舗のほか、全国の百貨店およびDEAN & DELUCAなどの専門店でも販売。また、一部のお菓子を除いてオンラインショップでも購入できる。また、京都の本店では京菓子作り体験教室も開催。京都を訪れた折には、京町屋での和菓子作りもぜひ体験してみては。
七條甘春堂
京都本店
住所:京都市東山区七条通本町東入 西の門町551番地
時間:9:00〜18:00
075-541-3771
https://www.7jyo-kansyundo.co.jp/