【アンダーカバー】の高橋盾が油絵の肖像画シリーズを初公開。個展「THEY CAN SEE MORE THAN YOU CAN SEE」開催

アンダーカバーのデザイナー、高橋盾が2023年8月19日(土)より、個展「THEY CAN SEE MORE THAN YOU CAN SEE」を東京・表参道のGALLERY TARGETにて開催する。2013年から油彩画を描き続ける彼による、“目のない肖像画”をはじめとした油彩画26点とブロンズによる造形作品など、合わせて約30点が展示される。

東京・表参道のGALLERY TARGETでは、2023年8月19日(土)より、高橋盾による個展「THEY CAN SEE MORE THAN YOU CAN SEE」を開催する。 

【アンダーカバー】の高橋盾が油絵の肖像画の画像_1
今回の個展に展示される油彩画は26点。高橋の壮大な残像や幻怪な夢を味わって。

アンダーカバーのデザイナーである高橋は2013年から油彩画に取り組み、多忙な中、独学で作品制作を続けてきた。彼は絵画という表現の、モチーフ選びから完成までが一人で完結する自由さに惹かれたという。主な題材としてきたのは、彼の人生に大きな影響を与えたミュージシャンや俳優などの肖像画だ。技術が向上し、モチーフを描く精度が上がるにつれ、何か物足りなさを感じるようになったそう。そんな高橋はある時、自身が完成させた、敬愛するミュージシャンの肖像画に納得できず、描き直そうと目を潰したという。さらに、時間を置いて再度その作品と向かった時に、自分が満足できなかった“何か”を掴んだのだのだそうだ。

当初は発表するつもりもなく、油彩画はあくまで趣味の1つだった高橋だが、調和と実験を繰り返し、ようやく辿り着いたこの作品には、彼が自身のキャリアにおいて表現し続けてきた“倒錯した美”が宿っていた。その後も彼は“目のない肖像画”を描き続け、今回遂に初公開されることに。今回はその肖像画シリーズに加え、ブロンズによる造形作品など、約30点が展示される。

描かれた人物自体がボヤけて見えるように額自体にシルクチュールが装飾された作品や、題材となる人物が内面に抱くストーリーを描いた作品も。私たちが見たことのない、高橋の脳内を覗くことができるような新たな表現、ぜひお見逃しなく。


「THEY CAN SEE MORE THAN YOU CAN SEE」by Jun Takahashi
会期:2023年8月19日(土)〜9月9日(土)
会場:GALLERY TARGET(東京都渋谷区神宮前5-9-25)
時間:12:00〜19:00
休廊日:日曜・月曜
https://www.gallery-target.com/

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