パリで活躍するアーティスト、盛 圭太が東京・南青山のアニエスベー ギャラリー ブティックで個展「眠たい名前」を開催

東京・南青山のアニエスベー ギャラリー ブティックでは、2023年9月16日(土)〜11月5日(日)、パリ在住のアーティスト、盛 圭太の個展「眠たい名前」を開催する。また、本展に合わせて9月20日(水)にはアニエスベー京都BAL店のアートウォールに同タイトルの作品を公開制作、展示を行う予定だ。

東京・南青山のアニエスベー ギャラリー ブティックでは、2023年9月16日(土)より、パリを拠点に活躍するアーティスト、盛 圭太の個展「眠たい名前」を開催する。

パリで活躍するアーティスト、盛 圭太が東の画像_1
Detail: Bug report (Circuit), 2022 Cotton thread & silk thread, copper thread, Caran d'ache on paper © ADAGP Keita Mori Courtesy the artist and rin art association, Takasaki

盛は1981年北海道生まれ。多摩美術大学彫刻学科を卒業後渡仏、文化庁新進芸術家海外研修員としてパリ国立美術学校に在籍。その後、パリ第VIII大学大学院美術研究科を修了している。​​現在はパリの名門ギャラリーのひとつであるカトリーヌ・プットマンに所属し、同地を拠点に活動中。線の始まりを糸とする仮説から始まったシリーズ「Bug report」は、ドローイングという表現領域を拡張すべく盛が編み出した、紙や壁の上に糸をグルーガンで張る独自の手法によるものだ。

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Bug report, 2021, Cotton thread and silk on wall, Exhibition view «Kasetsu no Kaetsu», ,Galerie Catherine Putman, Paris © ADAGP Keita Mori, Photo. Rebecca Fanuel , Courtesy the artist and Galerie Catherine Putman, Paris

「衣を家に例えると、糸は建材を司る」と盛が話す通り、糸のドローイングには建築設計図のように緻密で幾何学的な形状が現われる。本展で展示されるのは、中吊りの糸の叙情的で神秘的な風景に新たなシルエットを加えたもの。身体から離れた事物や風景に名前を付けることによって、糸がポートレートになり得る可能性を試み、目に見える姿形が変化するとはどういうことなのかを模索する。それは具体的な誰かを特定するのではなく、まだ微睡(まどろみ)の中にあり、捉えどころのない比喩的な状態である「眠たい名前」にありながらも、その人物を克明に表す瞬間を示唆するものなのだという。

本展に合わせ、9月20日(水)15:00〜17:00には、アニエスベー京都BAL店のアートウォールに「眠たい名前」というタイトルで作品を公開制作するそう。京都を訪れた際には、こちらの壁面もぜひチェックして。


盛 圭太「眠たい名前」
会期:2023年9月16日(土)〜11月5日(日)
会場:アニエスベー ギャラリー ブティック(東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山 アニエスべー青山店2F)
時間:12:00〜20:00
休廊日:月曜(9月18日、10月9日はオープン)

※アニエスベー京都BAL店 アートウォール展示
住所:京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 3F
会期:2023年9月20日(水)〜11月5日(日)
時間:11:00〜20:00
期間中無休
https://www.agnesb.co.jp/news/2309_keita_mori/

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