2024.03.15

さあて、愛知・長久手へ。【ジブリパーク】に新エリア「魔女の谷」が3/16(土)オープン! 魔女をテーマにしたヨーロッパ風の町並みや世界観を堪能 #ジブリパーク #魔女の谷

ジブリパークに2024年3月16日(土)、新たなエリア「魔女の谷」がオープンする。「魔女の谷」は『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『アーヤと魔女』といった魔女の作品をイメージしたヨーロッパ風のエリア。『魔女の宅急便』の「グーチョキパン屋」をはじめとした建物が並び、物語の世界にどっぷり浸ることができる。

愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内にあるジブリパークに、2024年3月16日(土)、新エリア「魔女の谷」がオープンする。これはジブリパークの第2期整備エリアのうち、昨年11月にオープンした「もののけの里」に続くものとなる。構想発表から2017年の構想発表から7年を経て遂に5エリアオープンとなった。

【food】『魔女の宅急便』に登場する「グーチョキパン屋」

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「魔女の谷」にある、『魔女の宅急便』に登場する「グーチョキパン屋」。

ジブリパークの制作を指揮する宮崎吾朗監督はこの新エリアについて、「『魔女の谷』は森に囲まれているので、周りの世界とは切り離されたような独自の空間を生み出せると思いました。ジブリ作品は日本を舞台にした和風な作品もあれば、ヨーロッパをほうふつとさせるようなファンタジックなものも多いんですよね。そこで、魔女をテーマにした洋風な世界観を作ってみました」とコメント。オープンに合わせて発表されたポスターヴィジュアルも監督自身がデザインしている。

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「グーチョキパン屋」では実際にパンを購入することもできる。

「グーチョキパン屋」は『魔女の宅急便』の主人公キキと黒猫ジジが暮らしたパン屋。ヨーロッパの伝統的な木造建築技法であるハーフティンバー様式の2階建てで、1階のパン屋では実際にパンを購入することもできる。愛知の名物であるういろうとみそあんをパンと組み合わせた「パンういろう」¥480、同じく愛知名物の西尾抹茶×ういろうの「ういろうカヌレ」¥600、見た目はカレーパンのジブリパーク名物(!?)「ナポリタン」¥480ほか、地元にちなんだ数多くのパンがずらりと並ぶ様子は圧巻だ。ここにしかないパンだけに、お土産にしても喜ばれる。さらに、この建物にはキキやジジが寝泊まりした屋根裏部屋も。裏庭にも足をのばしてみて。お天気の日には何かがあるかも……。

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「グーチョキパン屋」からの眺め。左に見えるのが、廃墟通り、時計塔。

『魔女の宅急便』の「オキノ邸」

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『魔女の宅急便』の「オキノ邸」。

『魔女の宅急便』の主人公キキが魔女の修行に旅立つ前まで過ごした2階建ての家「オキノ邸」も、作品世界が丁寧に表現されている建物。ここにはショップ機能はなく、「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」を持っている人だけが内部を観覧できる。入口前には「魔女にご用の方はベルを鳴らして下さい コキリー」という看板と、ベルを鳴らすひもが。前の庭には四季の草花が植えられているほか、家の隣には水色の車庫も。1階にはキキの母コキリが薬を作っている魔女の店や、客間や居間、台所があり、2階にはキキの部屋や、魔女を研究している父オキノの書斎がある。

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「オキノ邸」の2階にあるキキの部屋。壁紙なども見事に再現されている。

本棚やデスク、クローゼットも忠実に再現されたキキの部屋のベッドには、旅の支度をしたバッグが置かれていて、まるでさっきまでキキがそこにいたかのよう。もちろん、部屋のどこかにはトレードマークの真っ赤なリボンカチューシャも! 見つけたときの感動はひとしおのはず。また、父から貰った大事なラジオから流れる音や内容にも耳を澄ませてみて。

一方、オキノの書斎には、魔女に出会った場所をマッピングした地図や、英語でかかれた「魔女は特別であるが、特別でない」という言葉が額装して飾ってあるのに注目。書斎にあるほうきの数はざっと30本以上で、所狭しと置かれていて、さまざまなタイプを所持。小物や資料などからも、長く熱心に研究しているのがわかる。

『ハウルの動く城』に登場する「ハッター帽子店」

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『ハウルの動く城』に登場する「ハッター帽子店」。

『ハウルの動く城』の主人公ソフィーが切り盛りする2階建ての「ハッター帽子店」も、ハーフティンバー様式の外観が印象的な一軒。

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『ハウルの動く城』の主人公、ソフィーが帽子を製作する「ハッター帽子店」の作業場。

中庭から建物の奥に進むと、ソフィーが帽子を製作する作業場をのぞくことができる。色とりどりの帽子を見ているだけでも楽しい。

【goods】キャンデー缶&帽子

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「ハッター帽子店」1階のショップ。

1階のショップではオリジナルのキャンディー缶や大人サイズの帽子を販売。キャンデー缶の絵柄の豊富さと可愛さは絶品で、いくつも欲しくなること間違いなし。

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「ハッター帽子店」の2階にある「魔女の本棚」。

中庭から2階に上がると、魔女や魔法にまつわる書籍が一同に揃う、他にはない本屋「魔女の本棚」があるので、こちらも忘れずに訪れたい。置かれている本はすべて購入可能だ。

『ハウルの動く城』

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『ハウルの動く城』の生き物のような城の雰囲気も忠実に表現。

新エリアで圧倒的な存在感を発揮しているのは、やはり『ハウルの動く城』に登場した、生き物のような形の城を再現した「ハウルの城」。高さ約20mもあり、1時間に数回一部が動き煙を吐く、まさに“動く城”で、周辺には劇中を思わせる荒地が広がっている。

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魔除けのアイテムで埋め尽くされた「ハウルの城」のハウルの部屋。

1階には薄暗い雰囲気の中に居間があり、カルシファーの炉や流し台、テーブル、ソフィーの部屋などが。2階にはハウルの寝室やハウルの衣裳部屋、ハウルのアトリエのほか、浴室やマルクルの部屋が。「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」で内部の観覧ができる。

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「ハウルの城」にはカルシファーの炉も。

『ハウルの動く城』ファンなら、眺めているだけで美味しいベーコンエッグが食べたくなること請け合いの炉。カルシファーが卵の殻を食べる名シーンを思い出すはず!

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「ハウルの城」のバスルーム。

『ハウルの動く城』の中で大事なシーンとなるバスルームは2階に。なんとここにはしゃぼんの香りがほのかに漂っている。

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「ハウルの城」の外観。今にも前へ、横へと動き出す!?
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道端には『ハウルの動く城』に登場する人気キャラ、犬のヒンが。見逃さないで!

『アーヤと魔女』の「魔女の家」

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『アーヤと魔女』の「魔女の家」。

「魔女の家」は『アーヤと魔女』の主人公アーヤが引き取られた家。魔女ベラ・ヤーガの作業部屋やアーヤの寝室などがあるほか、図書室やバスルーム、キッチンなどもある。こちらも「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」で内部を観覧できる。

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魔法の材料があちこちに置かれたベラ・ヤーガの作業部屋。
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今にも崩れてきそうなくらいに本が積まれた図書室。
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バスルームも。アーヤの寝室にあるのぞき穴からは何が見えるか? チェックを忘れずに!

「メリーゴーランド」

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さまざまな作品に登場する乗り物や動物、キャラクターが登場する「メリーゴーランド」。(要のりもの券購入)

「年に一度、村にやってくる移動遊園地」をイメージした「メリーゴーランド」は、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『もののけ姫』といった作品に登場する乗り物や動物、キャラクターをモチーフに装飾されているほか、屋根には『ハウルの動く城』のハウルとソフィーの装飾が。乗車中は特別にアレンジされた同作品の背景音楽「人生のメリーゴーランド」が流れ、気分を盛り上げてくれる。

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「メリーゴーランド」でキキ気分に浸れるほうき。赤いラジオやジジも一緒!

「飛行機乗りの塔」

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空を飛ぶことに憧れる少年の家をイメージした「飛行機乗りの塔」。

「飛行機乗りの塔」は、『天空の城ラピュタ』のパズーや『魔女の宅急便』のトンボのように、空を飛ぶことに憧れる少年の家をイメージした子ども向けの遊び場。小学生以下のみ、1階から2階へ遊戯施設のように上がることもできる。隣接する「フライングマシン」は、「メリーゴーランド」同様移動遊園地をイメージした子ども向け遊具で、乗り物は『天空の城ラピュタ』の世界がモチーフ。大人は子どもの付き添いの場合のみ乗ることができる。

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「飛行機乗りの塔」の内部。デスク前にデザイン画がピンナップ。
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「フライングマシン」の対象年齢は3〜12歳で、大人のみで乗るのは不可。付き添いの場合のみ利用可能だ(のりもの券購入)。

【food】レストラン「空飛ぶオーブン」

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レストラン「空飛ぶオーブン」の内観。営業時間11:00〜17:00(ラストオーダー16:00)※時間変更の場合もあり。テイクアウトはなし。

他にも、かつての集落の名残を感じさせる石壁が並ぶ「廃墟通り」や、ほうきで飛ぶ魔女2人の屋根飾りが目を引く「時計塔」など、見どころはいっぱい。お腹が空いたら、魔女の谷の入り口近くにレンガ造りが印象的な「空飛ぶオーブン」へ。

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「魔女の谷のシェパーズパイ」¥2,500

「魔女の谷のシェパーズパイ」をはじめとした伝統的なオーブン料理に加え、愛知らしさを取り入れた「ナポリタンのキッシュ」など、ジブリパークオリジナルのメニューも楽しめる。オリジナルラベルの「魔女の谷のビール」も!

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「ナポリタンのキッシュ」¥1,850
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「魔女の谷のビール」各¥1,100はラベルもキュート! 
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「ヴィクトリアスポンジケーキ」¥700
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「ジャムクッキーとカップケーキ」¥1,000

【food】ホットドッグスタンド ホット・ティン・ルーフ」

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黒猫の看板が可愛い「ホットドッグスタンド ホット・ティン・ルーフ」。営業時間11:00〜16:30 ※時間変更の場合もあり。

テイクアウト専門店としては黄色の外観にネオンが光り、ネコがドタバタと飛び跳ねる看板が楽しい「ホットドッグスタンド ホット・ティン・ルーフ」が登場。ネコの手の形をしたパンで愛知の三河豚を使用したソーセージを挟んだオリジナルのホットドッグ「ネコの手ドッグ」は、白と黒の2種が用意されている。フライドポテトや、前出の「魔女の谷のビール」、ソフトドリンクもあり、食べる時はエリア内のベンチで。

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「ネコの手ドッグ」各 ¥990

【goods】様々なオリジナルグッズが揃う「13人の魔女団」

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オリジナルグッズがたくさん揃うショップ「13人の魔女団」の内観。

お土産は魔女の谷オリジナルのグッズを揃えたショップ「13人の魔女団」で。魔女の谷の建物や展示などをモチーフにした缶クッキーやぬいぐるみなど、多彩な商品が並ぶ。なかでもLIBERTYやARABIAとのコラボアイテムには注目!

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『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』と魔女の谷をイメージしたデザインが光るLIBERTYとのコラボアイテム。LIBERTY ポーチ 全4種 各¥1,980、シャツ 全4種(サイズS−XL)各 ¥16,500 
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LIBERTY トートバッグ 全4種 各¥3,080 ※他にハンカチもあり
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ARABIA × GHIBLI PARK『魔女の宅急便』「グーチョキパン屋」柄 マグ¥4,400、プレート¥4,950
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ARABIA × GHIBLI PARK『アーヤと魔女』「魔女の家」柄 マグ¥4,400、プレート¥4,950
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ARABIA × GHIBLI PARK『ハウルの動く城』「ハウルの城」柄プレート¥4,400、マグ¥4,950

「ジブリの大倉庫」

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「ジブリの大倉庫」の中央階段。

もちろん、既存エリアも充実。短編アニメーションの映像展示や、企画展示、子ども向けの遊び場、国内外の展覧会で制作された展示物を公開する倉庫のほか、カフェやショップなどもある屋内エリア「ジブリの大倉庫」、『耳をすませば』『猫の恩返し』などをイメージした「青春の丘」、『となりのトトロ』をイメージした「どんどこ森」、『もののけ姫』をイメージした「もののけの里」があるので、朝から夕方までたっぷりと楽しみ尽くしたい。

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「どんどこ森」にある木製遊具「どんどこ堂」。

『となりのトトロ』の世界観が楽しめる「どんどこ森」には、高さ約5メートルの木製遊具「どんどこ堂」が。小学生までの子どもは中に入って遊ぶことができる。

『となりのトトロ』

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「どんどこ森」にある「サツキとメイの家」。

また、和洋折衷の建物「サツキとメイの家」には、炊事場、風呂場、茶の間、和室、洋間などがあり、「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」で建物内を観覧することができる。

なお、5月分までのチケットはすでに完売。次回は4月10日(水)に発売される予定なので、ホームページなどをチェックを。1日で1万歩は軽くこえる敷地の大きさ、歩きやすい靴で、とことん楽しんで。

ジブリパーク
住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
営業時間:月〜金曜 10:00~17:00、土・日曜、休日 9:00~17:00 ※3月16日(土):「魔女の谷」は10:00入場開始/3月16日(土)以降の各エリア最終入場:「ジブリの大倉庫」(対象は「ジブリパーク大さんぽ券」と「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」購入者)は購入時に選択した指定時刻から1時間以内、「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」の4エリアは16:00/ジブリパークさんぽ券購入者は「魔女の谷」の指定入場時刻が購入時に選択した午前(13:00まで)か午後(13:00以降)のいずれか 

休園日:火曜(休日の場合は翌平日)、年末年始ほか

チケット代:ジブリパーク大さんぽ券 平日=大人 ¥3,500、4歳〜小学生 ¥1,750、土・日曜・休日=大人 ¥4,000、4歳〜小学生 ¥2,000 ジブリパーク大さんぽ券プレミアム 平日=大人 ¥7,300、4歳〜小学生 ¥3,650、土・日曜・休日=大人 ¥7,800、4歳〜小学生 ¥3,900 ジブリパークさんぽ券 平日=大人 ¥1,500、4歳〜小学生 ¥750、土・日曜・休日=大人 ¥2,000、4歳〜小学生 ¥1,000 

利用案内:一部を除き、建物内の撮影ができないところあり/建物内での飲食は不可(レストランやカフェなどの飲食施設、一部売店を除く)

アクセスや詳細は公式サイトで確認を! チケットは予約制、毎月10日発売
https://ghibli-park.jp/

写真提供・撮影協力:© Studio Ghibli 

絵コンテは宮﨑駿、演出・原画は『ハウルの動く城』で作画監督を担当した山下明彦、美術には同じく『ハウルの動く城』で美術監督を担当した吉田昇というスタッフ陣によって作られたもの。
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