劇場に“スケーパー”が出現!? 目[mé]の展覧会「LIFE SCAPER in SAITAMA ARTS THEATER」、彩の国さいたま芸術劇場で開催中

さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場では、「さいたま国際芸術祭2023」でディレクターを務めた現代アートチーム目[mé]のいくつかの作品を紹介する展覧会を2025年2月24日(月・休)まで開催する。1月26日(日)には劇場の芸術監督で振付家・ダンサーの近藤良平と目[mé]のメンバーによるクロストークも開催予定だ。

さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場では、「さいたま国際芸術祭2023」でディレクターを務めた現代アートチーム目[mé]の作品を紹介する展覧会「LIFE SCAPER in SAITAMA ARTS THEATER―ライフ・スケーパー」を開催中だ。

さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場では、「さいたま国際芸術祭2023」でディレクターを務めた現代アートチーム目[mé]のいくつかの作品を紹介する展覧会を2025年2月24日(月・休)まで開催する。1月26日(日)には劇場の芸術監督で振付家・ダンサーの近藤良平と目[mé]のメンバーによるクロストークも開催予定だ。

さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場では、「さいたま国際芸術祭2023」でディレクターを務めた現代アートチーム目[mé]の作品を紹介する展覧会「LIFE SCAPER in SAITAMA ARTS THEATER―ライフ・スケーパー」を開催中だ。

劇場に“スケーパー”が出現!? 目[méの画像_1
目[mé]の3人。左からインストーラーの増井宏文、アーティストの荒神明香、ディレクターの南川憲二。

目[mé]はアーティストの荒神明香、ディレクターの南川憲二、インストーラーの増井宏文を中心とする現代アートチーム。個々の技術や適性を活かしたチーム・クリエイションによる制作活動で知られ、観客を含めた状況/導線を重視し、「我々の捉える世界の“それ”が、“それそのもの”となることから解放する」作品を、国内外のさまざまな場所で発表してきた。「さいたま国際芸術祭2023」では「わたしたち」というテーマを掲げ、メイン会場を中心としたディレクションをし話題を呼んだ。同芸術祭には彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督、近藤良平が演出として「SCAPER(スケーパー)」というプログラムに参加したが、今回の展覧会における関わり方は明らかにされていない。

劇場に“スケーパー”が出現!? 目[méの画像_2

スケーパーとは、景色を表す「scape」に人・物・動作を示す接尾辞「-er」を加えた目[mé]による造語。パフォーマンスなのかそうでないのか定かでない、人為と自然、虚構と現実の間の存在のことを指すという。展示タイトルの「LIFE SCAPER in SAITAMA ARTS THEATER」に含まれる「LIFE SCAPER」は今回の展示作品の1つであり、目[mé]と劇場が契約を交わし、会期中は劇場がスケーパーが出現する可能性を所有するという意味を持つ。劇場という虚実が入り混じる空間に現れるスケーパーとは一体何なのか。存在・不存在すら曖昧なスケーパーを体験しに、会場に足を運んでみたい。

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ダンスカンパニー、コンドルズの構成・振付・演出としておなじみの近藤良平。2022年より彩の国さいたま芸術劇場芸術監督を務めている。

なお、2025年1月26日(日)には、近藤が聞き手となり多彩なジャンルで活躍する人に話を聞く公開対談シリーズ「芸術監督クロストーク『夢の人に逢う』」Vol.7を開催し、ゲストには目[mé]の南川と荒神を迎える予定。トークでは「さいたま国際芸術祭2023」でのエピソードや今回の展示について、さらには見る/見られるの関係を曖昧にし、不確かなこの世界と向き合う 目[mé]のクリエーションの源泉や今後の展望について語られる予定だ。トークはオンラインで無料配信予定なので、興味のある人はSAFオンラインチケット(https://www.saf.or.jp/t/)より申し込んで。

現代アートチーム目[mé]「LIFE SCAPER in SAITAMA ARTS THEATER―ライフ・スケーパー」
会期:〜2025年2月24日(月・休)
会場:彩の国さいたま芸術劇場 ガレリア/光の庭
開場時間:9:00~22:00
休館日:月曜(2月24日を除く)
入場料:無料
https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/102674/