「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2022」のファイナリスト、キム・ジュンスの日本初個展がCURATOR'S CUBEで開催

「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2022」のファイナリスト、キム・ジュンスの日本初個展がCURATOR'S CUBEで開催

東京・西新橋のCURATOR'S CUBEでは、ロエベ財団による「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2022」のファイナリストに選ばれた韓国人アーティスト、キム・ジュンスによる日本初個展を2022年9月3日(土)〜18日(日)に開催する。薄い革を組み合わせることで作り出す有機的なオブジェの魅力に触れる、絶好の機会だ。

東京・西新橋のCURATOR'S CUBEでは、ロエベ財団による「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2022」のファイナリストに選ばれたキム・ジュンスの日本初個展「Sense of Forest」を、2022年9月3日(土)〜18日(日)に開催する。

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「長い時間をかけて完成された作品によって、自分の森を形成している」というキム。

キムは1987年韓国・城南生まれ。2016年にソウルの国民大学校を卒業し、金属加工とジュエリーのMFAを取得している。もともと金属を素材としていた彼は、イタリアのトスカーナ地方で革職人と仕事をしたことをきっかけとして革に取り組むことになったという。彼が手がけるのは、薄い革を重ね合わせた有機的なオブジェ。彼の作品の虜になる人々の輪は、今では韓国から世界へと広がっている。

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ベジタブルタンニンレザーの表情だけでなく、フォルムの美しさにも注目。‎

動物の皮膚を植物から採取されるタンニンで加工したベジタブルタンニンレザーを木の年輪のように丹念に重ね、作品制作を行うキムは、「私にとって革の表面だけが重要なのではありません。厚み、色、質感といった物性だけでなく、生や死といった素材が象徴する意味にも着目しています」とコメント。「革は命のそのもの。絶えた命にオブジェとしての新たな命を吹き込みたい」とも語る彼の作品は、繊細でありながら生命の力強さも感じさせる。

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年輪のような断面は硬い素材と柔らかい素材を積み重ねることで生まれる。‎

9月7日(水)と8日(木)にはキム本人も在廊予定。アポイントなしで観覧できるので、ものづくりを通して時間の感覚をとらえようとする彼の作品の魅力に、この機会にぜひ触れてみては。


CURATOR'S CUBE 2022 7th KIM JUNSU「Sense of Forest」
会期:2022年9月3日(土)〜18日(日)
会場:CURATOR'S CUBE(東京都港区西新橋2-17-1 八雲ビル3F)
時間:12:00〜17:00
休廊日:月曜
03-6721-5255
https://curatorscube.com/


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