【函館&八雲 2泊3日】で美味しかったものすべて(後編)

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木彫り熊コレクターの友人が企画してくれた「函館・八雲 食いしん坊ツアー2泊3日」。2日目の夜は八雲町の名店「みよし」で鉄板焼きを堪能したわけですが、時刻はまだ20時。「長い夜」(©︎松山千春)のはじまりです。

【6食目】「喫茶ホーラク」でホタテ稚貝の塩蒸し

喫茶ホーラクの外観の画像

昼間は喫茶店、夜は地元の人が集うスナックにチェンジ。

ホタテ稚貝の塩蒸しの画像

山盛りのベビーホタテ。これがわんこそばみたいに5回くらい出てきました。

煙の匂いを全身に纏って次に向かったのは、JR八雲駅前にある「喫茶ホーラク」。昼間は喫茶店、夜はスナックという、地方あるあるな営業形態のお店なのですが、店内には貴重な木彫り熊の作品がたくさん展示されており、愛好家たちの聖地となっているのです。ここでマスターがおつまみとして出してくれたのが、この時期にこの地域でしか食べられない、ホタテの稚貝(ベビーホタテ)の塩蒸し。ひと口サイズなんですが、シンプルかつ鮮烈な味わいで、あれだけお肉を食べたはずなのに殻をつまむ手が止まりませんでした。カラオケと熊談義を楽しみながら焼酎の水割りをただただ痛飲、気づけば日付が変わっておりました。

小熊秀雄さんの木彫り熊の画像

ホーラクでは少しだけ熊の販売もしています。今も八雲で木彫り熊を彫り続ける小熊秀雄さんの作品を購入。

【7食目】「ラーメン山岡家」で醤油ネギラーメン

ラーメン山岡家の外観画像

先に言い訳しておくと、普段はちゃんと健康志向なんですよ。夜は炭水化物を控えているし、野菜は大好きで積極的に摂る。鶏肉だって、モモよりムネを選んでいます。でもね、旅に出ると抗えないんです。「締めのラーメン」の誘惑に…。

時間は午前1時。大人しく宿に戻ればいいものを、わざわざタクシーを呼んで向かったのは、国道沿いにある「ラーメン山岡家」。山岡家は僕の好きなラーメンチェーン・ランキングでは上位に君臨しているのですが、ロードサイト店舗が多く都内で食べる機会がない。実は昼間の時点で行く気満々だったことを、ここに白状いたします。もちろん、地方ではありがたすぎて涙が出る24時間営業! しかし残念ながら記憶は全然無く、スマホを見るとどうやら醤油ネギラーメンを完食した模様。クソー、味覚えてない!

山岡家の醤油ネギラーメンの画像

横浜家系ラーメンと似てるけど、ちょっと違うのが山岡家。海苔増量がデフォルトです。

【8食目】「ハーベスター八雲」でフライドチキン

磐石の湯の外観画像

山の中にポツンとたたずむほったて小屋。こんな外観、期待しかありません。

磐石の湯の浴槽の画像

ワイルドですが、きっちり手入れされています。熱すぎず、長湯できるのがうれしい。無人で、24時間365日入れますが怖すぎで夜来るのは無理。

喉の渇きに耐えきれず目覚めたのは午前9時。むくみまくりの顔面に衝撃を受けながら午前10時に出発。函館に戻り、夜の便で東京に帰ります。もちろん、まずは温泉で疲労回復。人気の全くない山の中にポツンと存在する野湯として有名な「磐石の湯」で体を目覚めさせ、本日の昼食会場である「ハーベスター八雲」へ向かいました(当然朝食抜き)。

ハーベスター八雲の外観画像

「ハーベスター八雲」は、もともと1988年にケンタッキー・フライドチキンが開場した実験農場で、国産ハーブ鶏発祥の地として知られる場所。現在は豊かな自然に囲まれ、海の見える絶景レストランとして人気を博しています。オリジナルスパイスを使ったフライドチキンの味は、馴染み深いケンタッキーをベースにしながらも、より奥行きのある味わい。フレッシュサラダとコールスローで罪悪感を薄めつつ、生ビールでグイグイ流し込みました。

ハーベスター八雲のフライドチキンの画像

フードコートの上位互換的佇まい。週末は行列必至ですが、この日は平日だったのでノーストレスでイン。

【9食目】「はこだて自由市場」でイカ刺し

函館のイカ刺しの画像

はこだて自由市場は鮮魚店が軒を連ね、買ったお刺身をその場で食べられます。市場内の喫茶店に連絡すると、お酒を出前してくれるという楽しいシステム。

北海道の地酒「国稀」の画像

北海道・増毛の地酒「国稀」(くにまれ)をいただきました。

怒涛の食いしん坊ツアーもいよいよ最終章。さすがのオジサンズも疲労で口数少なくなり、黙々と車を走らせて函館市内の「はこだて自由市場」へ向かいます。ここではお土産と、ほっけの干物や昆布といった食材確保が目的だったのですが、前日から肉ばかり食べていた反動でしょうか、店先に並んだピカピカのイカ刺しに触発され、すかさず地酒をゲット。市場内のイートインスペースにて、即席イカタイムに突入しました。シャキシャキの甘々で、九州や八戸のイカも美味しかったけど、函館のイカも優勝です。

【10食目】「福々亭」で塩ラーメン

福々亭の外観

正しい町中華のお店です。

根ほっけの干物を購入し、いよいよ旅の締めの時間。締めといえばやっぱりラーメン以外ありますまい。前日の山岡家醤油ネギラーメンから15時間くらいしか経過していませんが、函館名物・塩ラーメンをきっちり味わうべく、人気の町中華「福々亭」へ。ここは通し営業なので、我々のようにひたすら食べ続けている旅行者にとって使い勝手が非常にいいんですよね。

福々亭のメニューの画像

ビジュ最高な黄色のメニュー板。こんなお店が近くにあったら、絶対全メニュー制覇するのに〜。

福々亭の塩ラーメンの画像

このストイシズムあふれるたたずまいを見よ。朝から食べられる味。

ネギ、チャーシュー、メンマという最小限の具で構成された塩ラーメン。シンプルゆえに店主の揺るぎない自信を感じさせる味わいは、決してエキサイティングではないものの、48時間の暴飲暴食で弱った体を優しくいたわってくれる滋味深いものでした。この後一行はラストの温泉をはさみ、函館空港へ。しかしフライトが1時間遅れてしまい、仕方ないので空港のレストランで宴会してましたとさ……。

ちなみに今回の旅では、2キロ増量という結果となりました。ゴールデンウィークは九州に遠征するので、それまでに減量したいと思います。

おしまい

函館で買ったお土産の画像

自分へのお土産。切り落としの昆布と「天北ラーメン」。天北ラーメンは実は函館じゃなくて稚内でした。ま、いっか。

エディターIKEDAプロフィール画像
エディターIKEDA

「12年ぶり2回目」の甲子園…じゃなくてSPUR。休日はできるだけ東京から離れたい。全力でくだらないことを楽しめる、電気グルーヴみたいなおじさんが理想です。

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