長芋と春菊のポタージュ - 今月のスープ | vol. 11

年末年始の食べすぎで、胃が疲れぎみ。そんなときにぴったりなのが今月のスープ。「長芋をすりおろして昆布だしと合わせて煮るだけで、とろりとしたポタージュになります。そのままおかゆのようにあっさりいただくのもおいしいけれど、プレーンな状態をベースに味つけを変えてみると、意外といろいろ楽しめますよ」。だしの量で仕上がりの感じが変わるので、さらっとさせたいときは少し多めにしても。「春菊の代わりに細かく切ったかぶや小松菜、ほうれんそう、ブロッコリーでも。味噌で炒めた大豆は、少々ストイックなスープにメリハリをつけてくれます」。野沢菜の塩気がきいたおむすびを合わせれば、ボリュームが出ておなかも満足。胃をいたわりつつ元気になれる、まさにこの時季、理想のごちそう!

 

今月のスープ vol. 11

長芋と春菊のポタージュ

材料(3〜4人分)

長芋
約200g
春菊
⅓束
蒸し大豆
約100g
オリーブ油
適宜
味噌
小さじ2
植物油
小さじ1
昆布
4〜5㎝
適宜
うるち米
1.5カップ
もち米
0.5カップ
野沢菜漬け
約100g

作り方
①長芋は皮をむいてすりおろす。鍋に水700㎖と昆布を入れ、弱めの中火にかける。煮立つ前にごく弱火にし、10分ほど煮て火を止める。
②鍋に湯を沸かす。春菊を茎から入れ、20秒ほどおいてから全部を沈めて30秒ほどゆで、冷水にとって冷ましてから水気を絞る。春菊に塩ひとつまみを加え、フードプロセッサーにかけるかできるだけ細かく包丁でたたく。
③植物油を温めたフライパンで、大豆を炒める。油が回ったら、大さじ3の水で溶きのばした味噌を加え、混ぜながら香ばしい香りがするまで炒め、焼き色がついてきたら火を止める。
④鍋に①の長芋のすりおろしと昆布だしの半量を入れ、弱めの中火にかける。塩少々を加え、混ぜながら長芋がとろりとするまで煮る。残りのだしを少しずつ加え、ややさらっとしたスープに仕上げる。器に盛り②と③を好みの量加え、オリーブ油をたらす。
⑤もち米とうるち米を合わせてとぎ、米と同量の水で炊く。野沢菜は茎を細かく刻み、塩少々を加え、ご飯に混ぜる。丸くにぎり、適当に切り分けた野沢菜の葉で包む。

PROFILE

ながお ともこ●フードコーディネーター。食卓まわりのプロダクトの通販サイト、SOUPs(soup-s.stores.jp)は新作のオーバル皿も好評で、さらに新商品を企画中だそう。お楽しみに! http://www.vegemania.com

SOURCE:SPUR 2018年2月号「長尾智子のごちそうは、ひと皿のスープ」
photography:Masahiro Sanbe text:Kaori Okuda

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