SEVENTEEN「さいたま帰ってきたよ!」2年ぶり『2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'』をレポート

2025年5月10日、11日とさいたまスーパーアリーナでSEVENTEEN 『2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'』が開催された。今回は初日5月10日をレポート!

2025年5月10日、11日とさいたまスーパーアリーナでSEVENTEEN 『2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'』が開催された。今回は初日5月10日をレポート!

2年ぶりの日本ファンミーティングは18万人を動員。開演前から昂まる期待

 SEVENTEEN 『2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'』
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

スクリーンにDJ Khaledとのコラボ曲「Love, Money, FAME」のMVが流れるとコールが湧き上がり、開演前から会場は熱気で満たされていた。日本でのファンミーティングは2年ぶり。さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)では2日間で6万人を動員し、すでに4月24日・26日・27日と行われた大阪公演(京セラドーム大阪)では合計12万人動員。合計で18万人を動員し、さらに全国の映画館109館でライブビューイングも行われている。

UFOキャッチャーを模したユニットごとのオープニング紹介VCRに続いて、今回のタイトルにもなっている2015年の5thミニアルバム「YOU MAKE MY DAY」の収録曲「H OLIDAY」のライブで本公演は幕を開けた。続く「1 TO 13」は2024年のミニアルバム「SPILL THE FEELS」から。日本では今回の公演が初披露で、歌詞に「holiday」が含まれている。「Heng:garae」収録曲で日本のEP「24H」に収録された「Together -Japanese ver.-」では客席のCARATと全員でハンズクラップの場面もあり、今回のファンミーティングの雰囲気をそのまま表すようなパフォーマンスを見せてくれた。

「さいたま帰ってきたよ!」

 SEVENTEEN 『2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'』
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

オープニングトークの「さいたま帰ってきたよ!」では、会場のペンライトがグループカラーのローズクォーツ&セレニティのグラデーションに染まる中、マンネのDINOから挨拶。今回はJEONGHAN・WONWOOの2名が不在でDINO・MINGYU・HOSHI・DK・JOSHUA・SEUNGKWAN・WOOZI・VERNON・JUN・S.COUPS・THE 8の11人での公演となった。HOSHIのホランへや「あそブ・SEUNGKWAN」、JOSHUAのいとシナモンなど、客席とのコールアンドレスポンスが毎回活発に行われるSEVENTEENとCARAT(SEVENTEENのファンネーム)らしさが溢れていた。
「HOLIDAY」のテーマに沿って休日を引率してくれる本日のツアーガイドとして、SEVENTEENのみならず日本のKPOPファンにはお馴染みのベテラン古家氏の登場にも会場が沸いた。

ファンによるプレゼンに止まらないSEVENTEENのボケとツッコミ

最初のトーク「CARATがメンバーに休日の過ごし方をプレゼンします!」は、ファンであるCARATが日帰り旅行をメンバーにプロデュースするコーナー。伊豆でゴルフ・釣り・いちご狩りの3コースに分かれ、温泉に入ったのち最後は地酒で乾杯というコース提案にMINGYUがゴルフのスイングを披露すると、続くDKは野球のスイングをしたり、MINGYUの海釣りではCARATが大漁。一方THE 8が釣るとMINGYUが釣れたりと、台本のないボケ合戦が繰り広げられていた。提案は採用になったものの、「なんだかお父さんが好きそうなコースなので、大人のCARATの方の提案なのでは?」というMINGYUによる鋭い指摘も。SEVENTEENが記念写真を撮るなら?というお題では渋谷スカイがオススメされていたものの、一部高所が苦手なメンバー(しきりにDKが映されていた)もいるようだった。

SEVENTEEN「さいたま帰ってきたよの画像_3

トークの後は再びライブのコーナー。2022年の日本EP「DREAM」のタイトル曲「DREAM」、2023年の「ALWAYS YOURS」からの「今 -明日 世界が終わっても-」と日本でのファンミーティングならではの選曲が続いた。今回のファンミーティングが日本初披露となったSEUNGKWAN・HOSHI・DKのユニットBSSの「CBZ (Prime time)」はBSSならではのハイテンションなパフォーマンスで会場を盛り上げた。

幕間ではVCRの代わりにメンバーへのアンケートコーナーが。「休日1人のメンバーと過ごすなら誰と何をする?」という質問に、「計画なしで気楽にVERNONと計画ありWONWOOと(SEUNGKWAN)」「WONWOOとショッピング(VERNON)」「クプス兄さんと2人きりになったことがないので一緒に過ごしてみたい(DK)」と一般的な回答の他に「メンバーみんな好きなので誰とでもなんでもいい(HOSHI)」「1人を選ぶのが難しいので......1人で過ごします(JUN)」という博愛派や「ルーレットで決めてみたい(JOSHUA)」というアトラクション派(?)も。
「一回も一緒に旅行にいったことのないMINGYUさんと(DINO)」「MINGYUとアメリカ旅行(S.COUPS)」と人気のMINGYUはTHE8と同じく「1人でゆっくり過ごしたい」と答えて笑いが起きたものの、WOOZIの「1人を選ぶよりみんなと過ごしたい」という回答で最後に会場は暖かい雰囲気に包まれた。

紙プロレスからマリパまで...学ラン姿で白熱のゲームコーナー

続いてのゲームコーナーでは、オープニングの爽やかな衣装から全員が学ランに着替えてまるで修学旅行気分に。韓国では学ラン=ヤンキーというイメージがあるようで、不良になりきっているメンバーもちらほら。大阪・さいたまを通して個人で最もポイントを稼いだメンバーには、高級スーツケースがプレゼントされるとのことで、途中経過が一部のみ公開され、本日のくじ引きの結果はホワイトがBSSのSEUNGKWAN・HOSHI・DK、ブルーがS.COUPS・JUN・JOSHUA・WOOZI、レッドがMINGYU・VERNON・DINO・THE 8というチーム割になった。

花道にセットされた各ステージでゲームをやることで、色々なエリアにいるファンの近くにいくような構成になっており、最初のアクティビティエリアでは巨大紙相撲のような「闘魂プロレス」ゲームが行われた。レッドはゆみちゃん、ブルーはジョンフンさん、ホワイトはファイトのイトさんと各チーム個性的な名前をつけられたプロレスラーが対決し、結果はブルーの2勝。

花道にセットされたボウリングピンをくじで引いた様々なボールで倒す「アミューズメントエリアdeボウリングバトル」では、ホワイトチームのSEUNGKWANがラグビーボールで他チームのピンを奪える赤のピンをピンポイントでゲット。2人目のDKはビッグボールを当てるも、転がすのではなく投げてガーターになった玉をSEUNGKWANが打ち返してしまい、反則ということで赤ピン没収......されそうなところを、必死の懇願で没収はなしに。3人目のHOSHIはバスケットボールを転がすもこちらもガーター。
ブルーチームは堅調にバスケットボールを転がして大量にピンを獲得したWOOZI以外のメンバーはガーター。レッドはサッカーボールのVERNONとバレーボールのTHE 8が上手く転がしてピン獲得に成功した。
他チームに妨害を受けながら代表者が投げる2回目は、バレー好きのSEUNGKWANの元に念願のバレーボールが当選。他チームに「おじゃましなくても出来なさそう」と言われるも、その通りに......。S.COUPSはサッカーボールでMINGYUの邪魔を物ともせずピンゲット。イガイガボールを獲得したDINOは失敗し、結果はレッドが28本、ブルーが21本でレッド優勢だったものの、赤ピン1本のみを獲ったホワイトがレッドから10本奪ったことでブルーの勝ちとなった。

SEVENTEEN「さいたま帰ってきたよの画像_4
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

アートエリアでの「雪まつりチャレンジ」は、目隠しして声の誘導で雪だるまにパーツをつける立体ふくわらいのようなゲーム。ブルーとレッドは誰も誘導しないまま各自が自由にとりつけ、3チームとも個性豊かな仕上がりに。会場のCARATの判定により、メンバーの声による誘導が目立ったホワイトの勝利に。

ラストのメインステージでのTABLE GAME対決は、お菓子を食べてくつろぎながらスーパー マリオパーティをするメンバー達を皆で見守る時間だった。チームの色にちなんでレッドがマリオ、ホワイトがテレサ、ブルーがガボンを使い、フリースロー・ ゴロゴロダッシュ・ウーガンパニック・デンジャラスブリッジで対戦。ここではホワイトが強さを見せ、ブルーが勝ったゴロゴロダッシュ以外の3つで勝利。ステージに用意されたみかんとお菓子は「日本のお菓子おいしい」というメンバーにほぼ食べつくされ、SEUNGKWANが日本ではお馴染みの駄菓子「ポテトフライ」を「このお菓子すごくおいしい! 何ですかこれ!?」と絶賛しながら終了した。

「たらいキング」の栄冠は誰の手に...? 最終日まで目が離せないチキンレース

ゲームコーナーの本日の総合優勝はブルーチーム。JOSHUAが「今日初めて勝った」と発言したことで、中間発表で隠されていた最下位はJOSHUAだったのでは...?という疑惑が。
ラストは全員による「たらい落としツアー」。自分で落ちてくるたらいの紐を引いて当たらないようギリギリで止めるレースで、大阪の回のダイジェスト映像が流れた。唯一全部の回でたらいを当てたVERNONは今回も当たり、「ある意味でたらいキング」とよばれていた。結果は50cmのSEUNGKWANとTHE 8がトップで、煽りタイムの後に1対1で対決することに。結果はかなりギリギリで止める事に成功したTHE 8の勝利となった。

「休日を過ごすために気をつけていること」という幕間の質問コーナーでは「なるべく家から離れる(MINGYU)」「休日でも忙しくしていたい。時間がもったいない(JOSHUA)」「旅行の計画をきちんと立てる(DINO)」というアクティブ派から、「無理をしない(SEUNGKWAN)」「十分な休息(VERNON)」「休日は何も予定を入れない(HOSHI)」「何も考えないで休む(S.COUPS)」という休息派、「たくさん寝て運動して体調を整えること(THE8・DK)」「日頃から休日どうやって過ごすか考えている(WOOZI)」という、休日の為に日頃から気をつける派と、「特にないです(笑)(JUN)」など様々な回答が揃った。

SEVENTEENといえばやはりライブ! ノンストップのペンミ仕様スペシャルパフォーマンス

SEVENTEEN 2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'    ホシ ウジ
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ここからファンミーティングは終盤のライブパートへ。HOSHIとWOOZIの96年生まれユニットによる「96ers」は、SEVENTEENの楽曲とはまた違う印象のクールなパフォーマンスを見せた。ファンミーティングも終盤...というコメントに思ったより客席のえ〜が少なく感じたのか、HOSHIが「えーーー!!?? 僕の声のが大きいでしょうが!!」と客席を煽る場面も。ここでこれからやる曲のヒント、と思いきや、セットリストに入らなかった「Darl+ing」と「Happy Ending」のCARATとの合唱タイムも聴くことができた。

SEVENTEEN 2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'
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ラストのライブパートは、「CALL CALL CALL!」から「Rock with you -Japanese ver.-」「CLAP」と盛り上がり間違いなしのアゲアゲ曲で始まり、「Let me hear you say」「24H」「BOOMBOOM」「Still Lonely」「Left & Right」とノンストップでパフォーマンス。日本初披露のパーティーソング「Eyes on you」まで、スペシャルメドレーと言えるようなパワフルで勢いのある選曲で、ラストの爆竹と共に本編は終了した。

SEVENTEEN 2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'
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鳴り止まないアンコールに急遽のダブルアンコール...最後まで溢れたサービス精神

アンコール曲は、こちらも日本初披露のYouTubeでサプライズ披露されたファンソング「Encircled」。「みなさんのおかげで今日一日幸せなステージができました」「今後のステージに今日もらった気持ちを活かしたい」というメンバーによるラストメントの後、韓国で大流行している「愛♡スクリ〜ム!」を取り入れた「チョコミント!よりもHeadliner〜!」と共に「Headliner」「Sara Sara」をパフォーマンス。

SEVENTEEN 2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'
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シメ感のある「Mansae」で一旦終了したものの、CARATのアンコールの声が鳴り止まず、急遽「Eyes On You」を再度パフォーマンス。ラストはもう一度「Holiday」を歌いながら、SEVENTEENらしいサービス精神に満ちたファンミーティングは幕を閉じた。

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