「KCON JAPAN 2025」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ファンとアーティストを結ぶ世界最大級のKPOPイベント「KCON」。今年で13年目を迎えてますます熱く華やかにアップデートされたこの大人気フェスの日本公演「KCON JAPAN 2025」が、5月9日〜11日の3日間、千葉の幕張メッセで開催された。巨大な会場スペースには、KPOPカルチャーを堪能できる多くのステージが用意され、日本全国や海外から駆けつけた熱狂的なファンたちで各エリアが埋め尽くされた。
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10日(土)DAY2のM COUNTDOWN STAGEに潜入。今年日本デビュー2年を迎えてその存在感にさらに磨きのかかるBOYNEXTDOORや、日本が誇るボーイズグループJO1、「I-LAND2:N/a」からデビューしたizna、もはやレジェンドの風格のテミンなどなど、圧巻のステージを披露。途中、百想芸術大賞2025テレビ部門新人演技賞を受賞した只今人気急上昇の俳優チュ・ヨンウが登場するなど内容も盛り沢山。3時間にわたるその圧巻の全ステージをじっくりリポートします!
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オープニングはiznaがTWICEの「SIGNAL」を、P1HarmonyがEXOの「Overdose」をそれぞれにカバー。初々しくキュートなiznaの歌声と情熱的なP1Harmonyのステージに早くも会場はヒートアップ。
MCはボネクドのジェヒョンとZB1のハンビン。息ぴったりのMカのコンビでステージも大盛り上がり
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そんな熱いオープニングに続いて登場したのはこの日のMCを務めるボネクド(BOYNEXTDOOR)のジェヒョンとZB1(ZEROBASEONE)のハンビン。2人がステージに登場するや否や、会場には悲鳴にも似た歓声が。さすが、KPOP第5世代を牽引するトップグループからのお2人。Mnetのミュージック番組Mカ(M COUNTDOWN)でもMCを務めるだけに、突っ込んだり、突っ込まれたりと息ぴったりの掛け合いで場内も大盛り上がり。「叫べ〜〜〜」というジェヒョンの声に会場からも思いっきりの声援が送られ、「Let’s KCON」という2人の掛け声とともにステージが華やかにスタートした。
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最初に登場したのは昨年から7人体制で活動中のKep1er。「TIPI-TAP」と「Yum」の2曲をパワフルにパフォーマンス。目を引いたのはその個性あふれる野生的なファッションとヘアメイク。メンバー個々のキャラクターを増幅させるような思い思いのコーデに会場からも熱い視線が。
さらに彼女たちは中盤のGENERATION STAGEにも登場。TikTokのダンスチャレンジで人気を集めたダンスサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER2』のミッション曲「smoke」(Dynamic Duoとイ・ヨンジ)をカバーした。メッセージ性高いヒップホップの強烈パフォーマンスは迫力満点で没入感も半端なし。
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INIに続いてLAPONEエンタテインメント3組目の日本発グローバルボーイズグループDXTEENが届けてくれたのは、3日前に発売された「Tick-Tack」と「First Flight」の2曲。この日デビュー2周年を迎えたという彼ら。特別に「気合を入れた」というこのステージはフレッシュ&元気なエナジーが次から次へとあふれ出るよう。今後の活躍もチェック必至の模様。
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オープニングに引き続き、本ステージではガラリと衣装替えして登場したizna。Mnetのサバイバルオーディション「I-LAND2:N a」でデビューした7人組(現在ユン・ジユンは休養中)ガールズグループは今回がKCON初参加。初のデジタルシングル「SIGN」とデビュー曲の「izna」の2曲を披露し、可愛いだけでないスタイリッシュで抒情性高いその世界観で会場を魅了。後を引くような中毒性と独特の品格はやっぱりiznaならでは。
前半ラストは第5世代をリードするボネクドがON STAGE! メンバーもファンも一体となって歌う! 踊る! 駆け回る!
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前半ラストに登場したのはお待ちかね! ボネクドことBOYNEXTDOOR。ご存じZICOがプロデュースする6人組ボーイズグループは、一度聴くだけでクセになる唯一無二の洒落感あふれる音楽センスと、自由かつ洗練されたパフォーマンス、今どきボーイズなビジュアルの高さで大人気。第5世代を代表する彼らがステージに登場した途端に会場のボルテージも最高潮に。広い舞台を縦横無尽に走り回りながら「Nice Guy」「Serenade」「Earth, Wind & Fire」のヒット3曲を届ける6人の熱いパフォーマンスが会場を包み込む。途中のMCでは流暢な日本語で4枚目のミニアルバム「No Ganre」で3日後(5/13)にカムバックすることを告知したり、そのネタバレを極々さわりだけ見せてくれたり、「もっと熱くなりましょう!」と叫んだり。「Serenade」ではサインボールを会場に投げ入れるファンサまで。
さらに、後半ではファンと一緒にダンスコラボする今年の“DREEM STAGE”をボネクドが担当。舞台をフルに使ったファンとボネクド一体のパフォーマンスに、観客たちはもちろん、ボネクドメンバーたちも大興奮&大感激の模様。
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俳優のチュ・ヨンウとチョ・イヒョンがスペシャルゲストとして後半戦ステージ前に登場。「僕たちにとって演技とは常に新しい人や世界に触れて何かを学ぶことですが、KCONを通じて音楽という言語が持つものすごい力を感じています」というヨンウは、教育に恵まれない地域の少女たちを応援するC J UNESCOを紹介。「みなさん、ご一緒に応援してくれますよね」と日本語で会場のファンに訴えた。来月韓国で放送されるスタジオドラゴン製作のtvNドラマ『ギョヌと仙女』に主演する二人。特にチュ・ヨンウは時代ドラマ『オク氏夫人伝』、メディカルドラマ『トラウマコード』と最近の2作品が立て続けにヒットした今年の最注目株。人気web漫画をドラマ化した初恋ロマンスというこの新作もチェック必至のよう。
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後半最初のステージはIZ*ONE出身のエンターテイナーアイドル、イェナ。イエローのミニドレス×ブーツの組み合わせも、「一緒に振り付けをしてくれる方も一緒に歌ってくれる方も“大きく”いてびっくりしました」というたどたどしい日本語もキュートな彼女が披露したのはKCONのために用意したという「NEMONEMO」特別バージョンと、「DNA」「SMILEY」の3曲。会場もカッコ可愛い彼女のパフォーマンスにしばし酔いしれる。
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オープニングのプリンススタイルから一転、ちょい悪エッセンスをまとったスタイルで登場のP1Harmony。この2日前に発売になったばかりという新曲「DUH!」と2年前のヒット曲「JUMP」を熱くパフォーマンス。ちょっぴりやんちゃな男臭さで、他とは違う魅力を存分にアピールした。
日本のトップグローバルボーイズグループが貫禄の舞台! 会場も一気にヒートアップ
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ミニコンサートエリアの「ARTIST STAGE」でも5曲のパフォーマンスを熱演したJO1がMカステージにも登場。デビューから既に5年という彼らは白ブラウスにショートジャケットの貴公子コーデをモダンに着崩した衣装で登場。少年の面影を微かに残しながらも大人の魅力あふれるその佇まいは、もはや余裕まで感じられるほどに。11人の一人一人がスクリーンでアップになるたびに、その人気の高さまで見せつけるかのように会場からは大きな歓声が届けられた。パフォーマンスは4月に発売された最新曲「BE CLASSIC」を皮切りに「無限大( INFINITY2025)」「ICY」「Where Do We Go」の4曲を披露、成熟した大人の品と色香で彩られたそのステージで観客たちを魅了した。
オーラスはレジェンド テミンの圧巻のパフォーマンス! 激しさに熱さに美しさに会場全体が酔いしれる
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DAY2のMカ最終ステージを届けるのは今年でソロデビュー10周年を迎えるSHINeeのテミン。白ずくめの高貴なプリンス衣装で優美に降臨したテミンが最初に披露したのは、韓国の人気番組『ステージファイター』のOSTをテミン流の振り付けや感情で表現したという「Bones」と、テミン自身の理想と意気込みが込められた「IDEA」の2曲。テミンならではの高度なダンススキルで構築された神々しいまでにドラマチックなそのパフォーマンスは、まるでミュージカルの舞台に迷い込んだように激しく情熱的。続くMCでは荒々しい息遣いを整えるまでしばらくは声も出せないほど全身全霊でその世界観を表現したテミン。残りの2曲は彼の代表曲「Move」と「Gulrty」をこちらも渾身のパフォーマンスで会場を圧倒した。
そして、ステージを締めくくるオーラスは、出演したすべてのアーティストが舞台に集結。歓声と拍手が鳴り響き続ける中、多くの余韻を残しながら3時間に及ぶM COUNTDOWN2日目のステージの幕が閉じられた。
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