2025.05.26

TOMORROW X TOGETHERのワールドツアー、フィナーレをレポート! メンバーの「おーやーすーみー!」の後も多くのファンが残るという止まない熱狂!

3月7日の韓国INSPIRE ARENA公演を皮切りに、日本・ヨーロッパ5カ国・マカオを含む全23公演を行ったTOMORROW X TOGETHERのワールドツアーがフィナーレを迎えた。
日本では横浜・香川・愛知・福岡・大阪を回ってきた「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : PROMISE> - EP. 2 - IN JAPAN」だが、5月24日・25日の東京・有明アリーナ公演が最終公演となった。今回は24日(土)初日の熱狂と共にレポートする。

3月7日の韓国INSPIRE ARENA公演を皮切りに、日本・ヨーロッパ5カ国・マカオを含む全23公演を行ったTOMORROW X TOGETHERのワールドツアーがフィナーレを迎えた。
日本では横浜・香川・愛知・福岡・大阪を回ってきた「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : PROMISE> - EP. 2 - IN JAPAN」だが、5月24日・25日の東京・有明アリーナ公演が最終公演となった。今回は24日(土)初日の熱狂と共にレポートする。

ワールドツアー・日本ツアーの最終都市、東京は初日から熱気充満

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

最近リリースしたばかりのシングル「LOVE LANGUAGE」MVが流れると会場の歓声が高まってゆき、アルバム『The Star Chapter:SANCTUARY』を思わせる白馬とブラックスーツというクラシカルな組み合わせのオープニングVTRから、スクリーンの星空に月が上り、VTRの中で着ていたような黒いスーツの衣装に身を包んだメンバーがステージに登場。すると、会場は割れるような歓声に包まれた。
YEONJUNとTAEHYUN、HUENINGKAIはダブル、SOOBINとBEOMGYUはベストを合わせたシングルの三揃えというスタイル。薔薇が咲き乱れるロマンティックなヴィジョンを背景に「Over The Moon」をパフォーマンス。
過去を遡るようなイメージでの「Deja Vu [Japanese Ver.]」「0X1=LOVESONG (I Know I Love You)feat. 幾田りら[Japanese Ver.]」とエモーショナルなステージが続いた。

夢の出発点で新たなスタートを切った5人のストーリーを表現したステージ

最初の挨拶では、ドーム公演以来の東京公演に、自然と観客席とのコール&レスポンスも盛り上がり、「どのくらいMOA(TXTのファンネーム)と会いたかったですか?」とHUENINGKAIに訊かれたBEOMGYUが「このくらい!!」と両手を広げて飛び跳ね全身で喜びを表す場面も。「今回のEP2では夢の出発点で新たなスタートを切った5人のストーリーをステージで見せたい(SOOBIN)」「前の公演ではできなかったステージをMOAと一緒に常を見続けたいという思いをこめて盛り込んだ公演(TAEHYUN)」と今回のテーマを語ってくれた。

妖艶な雰囲気の「Devil by the Window」のラストから、取り残されたBEOMGYUが悪魔の手に捕まるシークエンスで会場が暗くなると、韓国伝統音楽のチャング(太鼓)のしらべで韓服に着替えたBEOMGYUが登場し、優雅にソロの舞を披露。メンバー4人がせりあがりで登場して韓服との衣装とプチェ(扇)によるアレンジバージョン「Sugar Rush Ride」が始まった。続く「Farewell, Neverland」は打楽器の音が印象的な楽曲だ。

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

ファンタジックな世界から現実へと落下するBEOMGYUのVTRの後は、今回のツアーが初披露となる「Resist」。背中に羽根の刺繍がついたサテンのスカジャン風衣装で、ラテンのリズムが感じられるステージ。YEONJUNがパフォーマンス中にジャケットはだけると熱烈な反応が起こっていた。

マンネライン(BEOMGYU・TAEHYUN・HUENINGKAI)とヒョンライン(SOOBIN・YEONJUN)に分かれて衣装替えのトークコーナーでは、先日韓国の大学での学園祭に出演した後は、日本のMOAから日本の学園祭にも出て欲しいというレスポンスがきたという話題が。日本と韓国の大学祭は若干システムや意味合いが異なる部分があるが、「日本の学園祭も韓国と同じ感じですか?」という質問への会場の反応はただただ熱く、機会があれば出てみたいと言っていた。
SOOBINとYEONJUNのトークでは、今回のアリーナのようにファンと距離が近い公演も楽しいが、見切れ席まで満員の会場に、「もっと大きな会場でもやりたいですね」と発言。ドームツアーからのキャパの変化でチケットが取れなかったMOAへの気づかいも見えた。

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

ジャケットを脱いだTシャツとデニムのスタイルで、5人揃ってのモアボンコーナーでは、メンバーもそれぞれのプルバトゥ(メンバー考案のキャラクター)のカバーをつけたペンライトでMOAとコミュニケーションをとり、メンバーのマイクの色にペンライトが変わっていた。
メンバーのリレーでその日の掛け声を考えるコーナーでは、「 SOOBIN(BEOMGYU)」「先輩(YEONJUN)」「MOAに(TAEHYUN)」「LOVE LANGUAGE(HUENINGKAI)」「あいしてる(SOOBIN)」が完成。ラストを担当したSOOBINのやや過剰な「あ・い・し・てーるっ!」には、メンバー達が引く素振りをみせながらも「可愛い担当がSOOBINさんに変わったね〜」と驚嘆していた。

「New Rules」「LO$ER=LOVER」や今回初ツアー披露の「Higher Than Heaven」などハッピーな雰囲気だったり盛り上がる雰囲気の曲が続き、元々はSOOBIN・BEOMGYU・TAEHYUNのユニット曲である「Thursday's Child Has Far To Go」は今回5人バージョンを披露してくれた。

めざましテレビのテーマソング「Step by Step」を初披露!

過去のツアー中に色々なカバー曲を歌っていたコーナーでは、EVEが書き下ろしためざましテレビのテーマソング「Step By Step」をパフォーマンス。この時点ではまだ配信がされておらず、MOAへのサプライズ披露となった(26日から配信開始)。その流れから切ない日本オリジナル「君じゃない誰かの愛し方 (Ring)」を歌った。

それぞれディテールの違うデニムのジャケット衣装に着替えたBEOMGYU・TAEHYUN・HUENINGKAIのマンネラインは、壮大なロックナンバー「Quarter Life」、SOOBINとYEONJUNはボディラインを見せるトップスで大人な雰囲気の「The Killa (I Belong to You)」と、イメージの異なるスタイルをユニットで披露。マンネラインもジャケットを脱ぎ、こちらもTXTとしてはセクシーな雰囲気の「tinnitus (Wanna be a rock)」をパフォーマンスした。

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

ブラックの衣装でパワフルに見せたTAEHYUNによるソロダンスに続いては、「Danger」「Back for More」と80年代のMTVテイストのある曲をレーシングジャケット姿で披露。

TOMORROW X TOGETHERのの画像_5
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

メンバーの個性が際立つ様々なソロステージも!

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

VTRの後、スクリーンと会場がシグネチャーであるショッキングピンクに染まり、遊び心と貫禄たっぷりのYEONJUNのソロ曲「GGUM(YEONJUN)」で盛り上がりは最高潮に。

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

会場の熱が冷めやらぬまま、この日は特別に水を撒いた演出で激しいパフォーマンスをみせてくれたHUENINGKAIによるドラムソロから、コンサートはハードなチャプターへ。日本語バージョンの「Good Boy gone Bad」「Growing pain」ではバットでドラム缶を叩いて水を浴び、デスボイスも出る不良っぽいステージを存分にみせてくれた。

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

HUENINGKAIが口からピックを出して弾いたギターを投げてフィナーレを迎えると、続くチャプターは雰囲気を一変させるかのようにSOOBINによる清涼感あふれるソロダンスから始まった。

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

デニムパンツやチノに真っ白なシャツというシンプルかつ爽やかなコーデで、「Dreamer」のような幻想的なミドルテンポのバラードや「Forty One Winks」と清涼感あるステージを見せた。
ラストのMCでは、水の演出の話から以前の日本でのステージで、頭に水をかけるパフォーマンスに用意された水が手違いで普通の水ではなく桃味のついたものになっており、かぶった後に大変だったというエピソードから、今日は普通の水でしたという話も。
明日またあの場所で会おうという挨拶代わりのような曲、「I'll See You There Tomorrow」で本編を締めた。

日本アルバムリリースのお知らせも! トリプルアンコール後も冷めやらぬ熱気

MAGIC期を象徴するポーズでラストを飾ると、プルバトゥ(メンバーが考案したキャラクター)によるアンコールコーナーへ。今回は字幕がついており、みんなで歌うコーナーの選曲は「MOA DIARY」だった。

TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー 東京
(P)&(C) BIGHIT MUSIC

デビュー曲「CROWN」を象徴するモールス音でアンコール開始し、MAGIC期のビジュアルイメージのような森の中で「Magic Island」やヘブンリィな雰囲気の「Heaven」を歌唱。
ラストでは恒例となった、メンバーとMOAがお互いに準備したスローガンを見せ合うコーナーでは、
「初めてあった日の約束のように
TXTがずっと抱きしめてあげる
MOAにもぎゅっと抱きしめて!
これまでみたいに
いつも一緒にいよう」
というメッセージがMOAに贈られた。MOAからは、「TXTをぎゅっと抱きしめてあげるとMOAが約束してあげる TXT愛してる」のメッセージが贈られた。「miracle」の後もアンコールが止まず、この日はダブルアンコールとして「永遠に光れ  (Everlasting Shine)」、長いことTXTのバラエティコンテンツの主題歌として使われており、MOAには馴染みの深い「No Rules」で会場中がジャンプ。それでもアンコールが鳴り止まず、「やはり最後はこの曲じゃないとね!」ということで、「MOA Diary (Dubaddu Wari Wari)[Japanese Ver.]」で大盛り上がり。この日はラストを惜しむMOAから再度アンコールが湧き、メンバーの「おーやーすーみー!」の後も多くのファンがヴィジョンの電源が落とされるまで残っていたという。

日本国内のみならず、ワールドツアーのラストを飾る東京公演の初日だけに、オープニングから大盛り上がりの会場の熱が最後の最後まで続いていた。
ラストの挨拶では「日本のアルバムの準備をしている」というお知らせもあり、「すぐに戻ってきます」という言葉の通りに、すぐに新しい姿で戻ってきてくれそうだ。