人気タイドラマ「GELBOYS」から誕生した新星。New(ニュー)とPide(パイド)にインタビュー!

タイのZ世代を中心に社会現象となったBLドラマ「GELBOYS」。そのキャストであり、注目の若手俳優である2人を、作品の舞台となったSiam Squareで独占取材した

About 『GELBOYS』

2025年2月からの放送以来、現地で爆発的な人気を誇った話題のBLドラマ。メインキャストは4人の若手俳優、New Chayapak Tunprayoon、Pide Monthapoom Sumonvarangkul、PJ Mahidol Pibulsonggram、Leon Zech。実際に存在する、バンコクのユースカルチャーを発信するSiam Squareを中心地とした青春群像劇だ。現時点での日本での配信は未定。

タイのZ世代を中心に社会現象となったBLドラマ「GELBOYS」。そのキャストであり、注目の若手俳優である2人を、作品の舞台となったSiam Squareで独占取材した

About 『GELBOYS』

2025年2月からの放送以来、現地で爆発的な人気を誇った話題のBLドラマ。メインキャストは4人の若手俳優、New Chayapak Tunprayoon、Pide Monthapoom Sumonvarangkul、PJ Mahidol Pibulsonggram、Leon Zech。実際に存在する、バンコクのユースカルチャーを発信するSiam Squareを中心地とした青春群像劇だ。現時点での日本での配信は未定。

New(ニュー)とPide(パイド)
Pideプロフィール画像
Pide

パイド●本名はPide Monthapoom Sumonvarangkul。1997年生まれ。歌手としてキャリアをスタートし、俳優に転向。代表作に、ドラマシリーズ「Our Days」(’22)がある。 

Newプロフィール画像
New

ニュー●本名は、New Chayapak Tunprayoon。2000年生まれ。2021年より俳優として活躍。若手注目株として映画、ドラマと活躍の場を広げる。メゾンブランドのイベントにも多数出席。 

Q タイ現地でドラマは大ヒット! そのカギは、何だったと思いますか?

New:Z世代のファッションやライフスタイルをテーマとした、キャッチーさはもちろんですが、根底にある人間模様の描写が人々の心に刺さったのだと思います。誰もが経験したことのあるような、友情や恋愛。僕たちメインキャストは異なる性格の4人で構成されていますが、それぞれの思春期特有の経験に対して、視聴者が共感してくださったように思います。

Pide:若者向けのドラマだという印象を抱かれがちですが、実は現代の人間関係、そして愛を取り扱うドラマなんです。

Q 日本のファンに、改めて自己紹介をお願いします!

New:お調子者(笑)。どこかおどけた部分があると思います。でも仕事となると途端に真剣モードに切り替えられる。ひとりの時間も大切にしているので、趣味は、映画や音楽鑑賞。家でゲームをするのも好き。おいしい店探しもよくしています。ドラマで演じたキャラクターは、17歳の頃の僕自身が投影されているような人物。闘争心があって、楽しいことが大好きで自由気まま。そして周囲からの承認を欲しているようなティーンエイジャーです。

Pide:僕は、のんきでチルな性格ですね。アートにまつわるすべてが好きです。絵画、映画、そして演劇も。趣味はNewと似ていて、家で映画を観たり音楽を聴いたりするのが好き。ギターも弾きますね。僕が演じたChianというキャラクターは、2年前の僕を思い出させます。自分のアイデンティティを模索していた頃です。

Q 「GELBOYS」の現場の雰囲気を教えてください。キャスト同士の性格や役割は?

Pide:まず、僕たち2人を含めてメインキャストは4人。中でもNewと僕は年長組なので頼れるお兄さん的存在だったはず。僕は、年長者らしいふるまいをしようと心がけている感じだけど、Newの場合はそれが自然とできるんです。

New:僕とPideはストイックで、ほかの2人はエネルギッシュ! 末っ子のLeonくんは初のドラマ出演だから、気合に満ちている感じ。でも同時に一番繊細でもある。PJくんも活発で周囲を明るくしてくれる存在でしたね。共通点は、全員ちょっとドジなところがあります。順番に何かやらかす(笑)。

Pide:同世代が集まった楽しい現場でしたね!

Q 長い時間を一緒に過ごしてきて、お互いの好きなところ、直してほしいところは?

New:Pideは困ったときには手助けしてくれるし、本当に頼りになる存在。でも、時々"エラーモード"に陥ることがあって、そうなると理解不能(笑)。

Pide:Newは、好きなことに一生懸命で情熱的な人。尊敬できる部分ですね。でも、疲れて気分が落ちているときは、距離を置きたいかも(笑)。どう接したらいいかわかんなくて!

Q ドラマはそのファッション性でも話題を集めましたが、個人的な服の趣味について知りたいです。

New:作品に入る前は、ヴィンテージを使ったストリートスタイルが好みでした。でも、ドラマを経験してからは、もっと感覚的で自由なスタイリングをするように。MIX & MATCHもよくやります。「GELBOYS」が僕の着こなしを変えてくれましたね。最近買ったのは、ルイ・ヴィトンのデニムです。

Pide:実は、僕も同じで。昔は古着やストリート系が好きだったけど、ドラマ以降は、おしゃれにルールを設けなくなった。"こういう場面だから、こういう服を着なくては"という、固定観念がなくなりましたね。よく色で遊びます。最近買ったのは、タイ発のジュエリーブランドPATTARAPHANのネックレス。

Q 最後に日本のファンにメッセージを!

New:近いうちに日本でもドラマが配信されることを願っています。「GELBOYS」という青春物語は、劇中のファッションに刺激を受けるなど、タイのユースカルチャーを知っていただくという目的でも楽しんでいただけるはず!

Pide:日本の方にも共感いただける部分が多いドラマだと思います。SPUR読者の皆さんには、劇中の着こなしからインスピレーションを受けてもらえるとうれしいです。いつか会いたいです!

バンコクのおすすめスポットは?

New

New Chayapak Tunprayoon

Red Building Chatuchakという古着店。通いつめているので、僕に会うかも(笑)。夜遊びには、トンローエリアやエカマイ通りがおすすめ。

Pide

Pide Monthapoom Sumonvarangkul

のんびり過ごすならトンローにある複合施設、SEENSPACE。食事はもちろん、DJイベントやワークショップなどその時々の催しも楽しい。流行の最先端であるSiam Squareもはずせません。