結成4周年のKep1er、勢い止まらぬ全身全霊のパフォーマンスで圧倒!ワールドツアーの日本公演でファンの愛を受け「Kep1erになって良かった」

7人組ガールズグループ・Kep1erが、ワールドツアーの日本公演『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia]』を3都市で開催。SPUR.JPでは東京ガーデンシアターで行われた、10月11日公演の模様をレポートします!

7人組ガールズグループ・Kep1erが、ワールドツアーの日本公演『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia]』を3都市で開催。SPUR.JPでは東京ガーデンシアターで行われた、10月11日公演の模様をレポートします!

序盤から4曲をノンストップで畳み掛け、Kep1ian熱狂

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

魂の込められたパフォーマンスに釘付けに! photo:Megumi Takei

重低音のビートが鳴り響く中、純白の衣装に身を包んだメンバーが登場すると、会場が大きな歓声に包まれます。まずKep1erは、ファン人気の高い初期の楽曲「MVSK (Japanese ver.)」で、迫力たっぷりにライブの火蓋を切って落としました。そしてセクシーな表現が光る「LVLY」では、結成から4年の間に培ってきた貫禄がにじみます。序盤からパワフルな4曲を息つく間もなく全身全霊で届け、会場のボルテージは早くも最高潮に。筆者もメモを取るためにステージから一瞬目を離すのも惜しく思えるくらい、完全にハートを持っていかれました。

パフォーマンス激しさを物語るように、息を切らしながら挨拶するKep1er。全員「熱気がすごいですね!」と、Kep1ian(ファンの呼称)のエネルギーに感動した様子です。ヒュニンバヒエは「今日も頑張ります。Kep1ianも頑張ってください!」と会場を煽り、ヒカルは「私たちがしゃべっている間は座っていいですからね。自分の脚、守ってください!」と、親しみやすく話して和ませました。

東方神起、Paul Russell…個性豊かなカバーステージ

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

観客と和やかなやりとりを楽しむKep1er photo:Megumi Takei

中盤では、メンバーが2人ずつ3組のユニットに分かれてカバーステージを展開。お姉さん組のユジンとシャオティンは、男女デュオ・Trouble Makerによる「Trouble Maker」を妖艶にカバーしました。大人の魅力が漂うペアダンスを見せ、ふたりが顔を近づけて歌うたび、黄色い悲鳴が上がります。

末っ子組で仲良しのヒカルとヒュニンバヒエは、Paul Russell「That Girl」で息ぴったりに流暢なラップを繰り出し、チェヒョンとダヨンは、東方神起の代表曲「MIROTIC」を披露して、パワフルなボーカルとダンスで圧倒。そして最後は全員で、少女時代「I GOT A BOY」をパフォーマンス。どの楽曲も、メンバーがしっかりと自分の色に染めて表現していて、それぞれのスキルや表現力の高さを実感しました。 

ダンスバトルで、思わずヒカルが爆笑!?

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

それぞれの個性に合ったモノトーン衣装が可愛い!photo:Megumi Takei

そしてセットリストは折り返しに差し掛かるも、Kep1erは勢いを止めることなく、「Grand Prix」「Giddy (Japanese ver.)」といった明るいムードの楽曲を立て続けに披露。モノトーンのキュートな衣装にお色直ししてからは、甘い歌声で胸をときめかせる「TIPI-TAP (Japanese ver.) 」と、思い出を爽やかに振り返るようなナンバー「Back to the City」を畳みかけます。「PROBLEM」の冒頭ではメンバーがダンスバトルを繰り広げ、気合いたっぷりに踊る姿がヒカルはツボに入ってしまったようで、メンバーと目を見合わせて笑う一幕も。メンバーの仲の良さと、ステージを楽しむ余裕を感じます。

シャオティンが「本当にお見せしたかった曲です」と紹介したのは、8月にリリースされ、Kep1erが“悪童”コンセプトで新境地を切り開いた最新曲「BUBBLE GUM」。ここから「Double Up!」までの4曲は観客に撮影が許可され、Kep1ianは思い出をしっかりスマホに刻み込んでいました。大ヒットを記録したデビュー曲「WA DA DA (Japanese ver.)」では、チェヒョンが「Make some noise!」とパワフルに煽って大盛り上がり。メンバーのスタミナは無限なのかと思わされるほど、本編最後のパートもエネルギッシュな楽曲が続きました。

残り1曲となり、ダヨンは「公演が最後に差し掛かっているなんて、嘘だと言ってください!」、シャオティンは「私たちも一晩中公演したいのですが、知らないふりをしてまた初めからやりましょうか?」と笑わせるほどに名残惜しい様子。そして再会を確実なものにするために、Kep1ianはヒカルの呼びかけに応じて、「Kep1er! Kep1er!」というアンコールをメンバーと一緒に練習します。本編ラストの「Shooting Star (Japanese ver.) 」では、ユジンの「あの日のようにぎゅっと Woah そこに君がいるから怖くない」というパートでメンバーがぎゅっと固まり、絆の深さを感じさせました。

至近距離でKep1ianと交流した「Hell or Heaven」

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

仲の良さが伝わってくるMCにも癒されました photo:Megumi Takei

練習した通りに「Kep1er! Kep1er!」と大きなアンコールの声が客席に響き、メンバーが再登場。コンサートグッズのブラウンのパーカーで揃え、『Girls Planet 999:少女祭典』ファイナルステージの楽曲である「Shine」をエモーショナルに披露します。そして「Hell or Heaven」で客席通路を練り歩き、至近距離でKep1ianとのコミュニケーションを楽しみました。

今回のライブのセットリストは、すべてメンバーが話し合って決めたそう。だからか、全編にわたってメンバーからファンへの深い愛情を感じました。そして全員の美しいプロポーションも見事の一言。激しいダンスを魅力的に見せるため、日々トレーニングや厳しい自己管理に勤しんでいることがうかがえました。

「私は本当に幸せな人間」メンバーの真摯な思い

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

ダヨン photo:Megumi Takei

ここからは各メンバーに筆者が抱いた印象と、それぞれの最後の挨拶をお届け。可憐さと迫力を併せ持つ存在感が印象的で、タンバルモリ(韓国風おかっぱヘア)が似合いすぎていたダヨン。『それSnow Manにやらせて下さい』の「完コピダンスバトル」でMVPを獲得した高いダンススキルに、終始釘付けになりました。ダヨンは「いつもキラキラした目で私たちを見守ってくださって本当にありがとうございます。そのエネルギーをたくさん受け取って、もっと素敵でかっこいいKep1erをお見せできるように頑張りたいと思います。皆さん、ずっと私たちのそばにいてくれますよね? 約束!」と、果てなき向上心を見せます。

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

チェヒョン photo:Megumi Takei

圧倒的な存在感の歌姫・チェヒョン。まったくブレることなく、天井を突き破るのではないかと思わされるほど気持ちよく伸びる高音に、終始痺れました。流暢な発音の日本語を交えつつ、「今日は途中途中で、メンバーの顔をよく見たんです。笑顔が本当に可愛かった」とメンバー愛を発揮しつつ、Kep1ianと「今日は本当に幸せでした。いつになるかわからないけど、また東京で会いましょう!」と再会を誓いました。

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

ヒカル photo:Megumi Takei

親しみやすさと飾らないキャラクターで、会場の一体感を高めていたヒカル。キレのいいダンスと楽曲のスパイスとなるラップで魅了していた彼女は、「私たちがどこにいても駆けつけてくれる皆さんのおかげで、こうしてステージに立てています。今日は昨日よりさらに歓声が大きくて、一体感がすごかったです。さすがKep1ian!」とにっこり微笑むさまがチャーミングでした。

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

シャオティン photo:Megumi Takei

最近話題を集めたサバイバル番組『BOYS II PLANET』でマスターを務め、プロ意識の高いアドバイスで注目を浴びていたシャオティンは、どの瞬間でも絶世の美女。強くしなやかなパフォーマンスを見せた一方、MCではとても可愛らしく、「Kep1ian、幸せ? 楽しかった?……私が言える日本語を全部言いました(笑)もっと習いますね」と微笑んでから、「とても幸せな1日になりました。こんなに早く時間が過ぎるとは思いませんでした。次はまたいつ会えるかわかりませんが、早く会えるようにしたいです」と思いを伝えました。

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

ヒュニンバヒエ photo:Megumi Takei

デビュー時のあどけない雰囲気から一変、すっかり大人のお姉さんの魅力を漂わせていたヒュニンバヒエ。抜群のプロポーションとはつらつとした存在感で魅了し、ステージに華を添えました。彼女は満員の客席をうれしそうに眺め、「こんなに大きなステージで舞台をできて、私は本当に幸せな人間だと思いました。いつどんな時もKep1erのために席を埋めてくれるKep1ianの皆さんがいるから、私たちは幸せです」と、しみじみ語っていました。

 

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

ユジン photo:Megumi Takei

頼れる最年長でリーダー、そして“リアルバービー人形”なプロポーションと愛らしいキャラクターが魅力のユジン。「練習の時は本当に大変でしたが、前にいるKep1ianを見たら力が湧いてきましたし、メンバーみんなと笑いながら幸せな時間を共にして、本当にKep1erになって良かったと思います」と熱い思いを語りました。

1回のステージに懸ける情熱

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

名バラード「Another Dream」では涙するファンの姿も photo:Megumi Takei

最後は『Girls Planet 999:少女祭典』で披露されたバラード「Another Dream」でフィナーレ。メンバーはファンへの思いを込めて歌い上げ、場内が感動に包まれて、ライブの幕は下りました。

『2025 Kep1er CONCERT TOUR [Into The Orbit : Kep1asia] 』の様子。

思い出を刻むように、Kep1ianと記念撮影! photo:Megumi Takei

個々の技量の高さはもちろん、まるでひとつの生命体が動いているようなグループとしてのまとまり、あくなき向上心、1回のステージに懸ける情熱に圧倒されたKep1erのライブ。ヒカルの故郷である福岡で10月3日にスタートした日本公演は、東京公演を経て、12月12、14日の京都公演で締めくくられます。

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