ラグビーで培った経験値を武器に。急斜面を時速100㎞で滑り降りる!
本堂杏実
ほんどう あんみ●1997年1月2日、埼玉県生まれ。「先天性全左手指欠損」の障がいがありながらも、4歳の頃に父親の影響で始めたラグビーでは、18歳以下の日本選抜に選出されるほどの活躍を見せる。その後、日本体育大学2年時にパラアルペンスキーへの挑戦を決め、世界大会に出場し始めるとすぐに頭角を現した。パラリンピックには2018年平昌、2022年北京の2大会に連続出場を果たし、北京大会では出場した5種目すべての競技で入賞を遂げた。現在は、株式会社コーセーに所属。
本堂さんを読み解く3つのS
Society
パラスポーツを始めてからさまざまな人と関わるようになり、街で困っている人を見かけたら気負わず、声をかけられるようになりました。たとえば、白杖を持って困っている人がいたら「お手伝いできることはないですか?」とひと言声をかけてみることもあります。
Sleep
寝ることが大好きなので、大学院では睡眠について研究をしていました。遠征の際には抱いて寝ると安心できるぬいぐるみとマイ枕を必ず持参して、安眠できるように周辺環境を整えます。やはり、しっかりと休息をとることで、最高のパフォーマンスにつながると実感しています。
Smile
姪っ子と甥っ子と一緒に遊ぶことが、何よりも楽しいです。姉からは私のほうが育児をしていると言われることも(笑)。時間が合えば、2週間に1回は会っています。遠征先でうまくいかないときは二人の動画を見て、元気をもらい、気持ちを切り替えることもあります。