9年ぶりのロマンス作品『マイ・ユース』主演のソン・ジュンギにインタビュー。 「切なさだけでなく、ときめきもたくさん感じました。僕が台本から読み取ったその感動をみなさんにも感じてほしい」 #songjoongki #송중기 #ソンジュンギ

9月5日(金)にFODより配信が開始された青春ロマンス『マイ・ユース』。ソン・ジュンギ×チョン・ウヒという初顔合わせの実力派二人がどんなケミを見せてくれるのか、もうワクワクが止まらないという人も多いのでは。ソン・ジュンギ氏に関していえば、なんと9年ぶりのロマンス作品。早速ソン・ジュンギ氏にインタビュー。その後記者会見にも参戦しその模様を交えつつ、琴線を揺さぶりまくるソン・ジュンギと『マイ・ユース』の魅力を熱くリポート!

9月5日(金)にFODより配信が開始された青春ロマンス『マイ・ユース』。ソン・ジュンギ×チョン・ウヒという初顔合わせの実力派二人がどんなケミを見せてくれるのか、もうワクワクが止まらないという人も多いのでは。ソン・ジュンギ氏に関していえば、なんと9年ぶりのロマンス作品。早速ソン・ジュンギ氏にインタビュー。その後記者会見にも参戦しその模様を交えつつ、琴線を揺さぶりまくるソン・ジュンギと『マイ・ユース』の魅力を熱くリポート!

衣装は東京のショップを何日も回って見つけました

ソン・ジュンギ マイ・ユース

まずはドラマ『マイ・ユース』の内容から。重く傷ついた過去の記憶を引きずる主人公が、唯一心の支えだった学生時代の初恋の人との再会をきっかけに、少しずつ前に進もうとしていく姿が描かれる青春ロマンスなのですが、脚本は『それでも僕らは走り続ける』のパク・シヒョン、演出は『ユミの細胞たち』イ・サンヨプが担当。ということで、数あるロマンスものの中でもかなりなクオリティの高さが期待できるこの作品。

多くの共感を呼んだ作家と監督が紡ぐ物語は、ナチュラルかつ静かに進みながらも、心の深い部分にじわじわと滲みつつ、心温かくなる癒しと、胸が痛いほどの切なさが絶妙のバランスで溶け込みながら、胸にズンズンと迫ってくる。淡々として軽やかな自然体の筆致ながら、極上の細やかさでエモーショナルに綴られていて、だから吸引力も半端なく、見始めたら一気にのめり込むこと必至です。

俳優ソン・ジュンギが演じるのは心に傷を抱えたまま大人になった主人公のソンウ・へ。今はフローリストとして働くソンウは、子供の頃に売れっ子子役だったのですが、それゆえに幼い頃から大人や世間から多くの裏切りを経験し、大人になってもそれを引きずっているというキャラクターなのです。

ご本人いわく「ソンウ・へは内面にたくさんの傷を抱えて生きている人物です。その傷のために、大人になっても心の中に空虚さがある。周囲からはかわいそう、寂しい人と思われる人物なのかもしれませんが、僕は現場で演じる時は、あえてそのように見えないように頑張りました。それがこのソンウ・へというキャラクターを演じるために一番重要だと思ったのです。そう演じることで、彼の辛いストーリーが物語の中に見えてきた時に、より視聴者の皆さんが共感してくださったり、悲しく思ってくださると思ったからです」。

ソン・ジュンギ マイ・ユース

実際に演じるにあたっては、その髪型や服装に至るまで、フローリストという職業や彼の心情に合わせてジュンギ氏自らこだわって選んだのだとか。

「フローリストという職業は、ソンウ・へが抱える悲しいストーリーと大きなつながりがあるわけではないのですが、人に裏切られるという悲しい傷を持つ主人公が、花や木に囲まれて生活しているのを見ると、結果的により切なく、胸打つところがあるのではと思います。

髪型はパーマをかけていますが、かっこよく目立たせようとしたわけではないんですよ。ただ乾かすだけでいい、そんな楽なスタイル、飾らないナチュラルな感じにしたかったので、このスタイルにしました」。

大きめのTシャツにブカブカのつなぎを合わせたソンウ・へ定番スタイルの作業着姿も新鮮かつふわふわヘアともベストマッチで、胸キュンも止まりませんが……。

「衣装に関してもいろいろ工夫したんです。この作業着をはじめ、スタイリストの方と一緒に、東京で何日もかけ、いろんなショップを回って苦労して探したものが多いですね。ちなみにポスターに登場している定番の作業着は、青山の路地で見つけたもの。ソンウ・へとジェヨンのタクシー乗り場でのシーンの服は麻布十番で」。

これが最後のロマンス作品? 大人の恋愛を紡ぐ、きめ細かい感情が漂う

ソン・ジュンギ マイ・ユース

実際に演じるにあたっては、その髪型や服装に至るまで、フローリストという職業や彼の心情に合わせてジュンギ氏自らこだわって選んだのだとか。

「フローリストという職業は、ソンウ・へが抱える悲しいストーリーと大きなつながりがあるわけではないのですが、人に裏切られるという悲しい傷を持つ主人公が、花や木に囲まれて生活しているのを見ると、結果的により切なく、胸打つところがあるのではと思います。

髪型はパーマをかけていますが、かっこよく目立たせようとしたわけではないんですよ。ただ乾かすだけでいい、そんな楽なスタイル、飾らないナチュラルな感じにしたかったので、このスタイルにしました」。

大きめのTシャツにブカブカのつなぎを合わせたソンウ・へ定番スタイルの作業着姿も新鮮かつふわふわヘアともベストマッチで、胸キュンも止まりませんが……。

「衣装に関してもいろいろ工夫したんです。この作業着をはじめ、スタイリストの方と一緒に、東京で何日もかけ、いろんなショップを回って苦労して探したものが多いですね。ちなみにポスターに登場している定番の作業着は、青山の路地で見つけたもの。ソンウ・へとジェヨンのタクシー乗り場でのシーンの服は麻布十番で」。

ソン・ジュンギ マイ・ユース

一方、ロマンスのもう一人の主人公となるのは、ソンウ・へと学生時代を共に過ごしたソン・ジェヨン。芸能事務所のチーム長として働くジェヨンが学生時代の同級生ソンウ・へに、ある番組の出演依頼に行かなければいけないハメになり、二人のロマンスが再び始まるという展開。

「ジェヨンは、小さい頃から、親に言われた通り、これが正解!となるとその道通りに進む性格です。彼女も夢を諦めなければならなくなった過去があり、今は現実に合わせて生活しています。でも、諦めることなく、答えを探すために、努力する人物でもあるのです」とジェヨンを演じたチョン・ウヒ氏。

芸達者の二人が演じ合うシーンでは、ごく自然にアドリブが続いてなかなか撮影が終わらなかった(監督に「もう十分だから」と何度も言わせるほどだったそう)というほど息を合わせたそうだ。そんな彼らが紡ぐロマンスにますます期待が高まるばかりですが、大人の恋はなかなか遅々として進まないことも多々。

悩んだ時、しんどい時の克服法も伝授!

ソン・ジュンギ マイ・ユース

ドラマでは二人のそんなロマンスとともに、それぞれが傷ついた過去を受け入れつつ成長していくヒューマン的な要素も繊細に描かれます。ソンウ・へのように辛いことがあったりしんどいことがあったりした時って、ジュンギ氏本人はどうやって前に進んでいくのかも気になるところです。

「仕事であったり、考えであったり、環境であったり、大変だなと感じた時、僕はまず客観的にみて、その辛さやしんどさが、本当にそうなのかを考えます。実は大したことじゃないのに、自分が深刻に考えすぎているんじゃないかなとも思うので。その上で、自分と近しい周りの人にオープンに聞くことが多いですね。自分が信頼できる人にアドバイスを受ける。すぐその場で相談して、もちろん答えが出ない時もありますが、大体はいい答えを出してもらえます。信頼しあえる仲のいい人たちの存在理由はそういうところにもあるのではないかなと思います」

ソン・ジュンギ氏のきめ細かな肌も相変わらず健在。でも、特別な皮膚管理は行なっていないそうですが、最近はグルテンフリーにハマっているとのこと。「前に比べて体が軽くなった気がします」という彼のスタイルもますます磨きがかかって眩しいほど。

もちろん、インタビューや会見で見せる姿勢も時々ユーモアを交えながら常に真摯でスマート。そうそう、インタビュー中、緊張と乾燥で咳が止まらなくなり窮地に立たされた筆者なのですが、ジュンギ氏が咳については一切触れずに、即座に自分の持っていた水をスーッとさりげなく差し出してくれたんですね。そのおかげで、咳がぴたりと止まったのはいうまでもありません。そんなジュンギ氏主演の『マイ・ユース』。彼がつけたサブタイトルは「クッテ ウリ(あの時の僕たち)」。いろんな意味で、もう必見です。


9年ぶりのロマンス作品『マイ・ユース』主の画像_6

『マイ・ユース(my youth)』(全 12 話)
 2025年9月5日(金) FOD にて独占配信
以降、毎週金曜日最新話配信 ※配信日時は予告なく変更となる場合あり
出演: ソン・ジュンギ/チョン・ウヒ  ほか
スタッフ: 演出: イ・サンヨプ  脚本: パク・シヒョンhttps://fod.fujitv.co.jp/title/80m9