LE SSERAFIMがFEARNOTの頼れるヒーローに変身!「永遠はないからこそ、1回1回が本当に大切」と深い愛を伝えたファンミーティング #lesserafim #ルセラフィム

5人組ガールズグループ・LE SSERAFIMが、日本で初となるファンミーティング『LE SSERAFIM FAN MEETING 'FEARNADA' 2024 S/S - JAPAN』を4都市で開催。メンバーそれぞれの個性を発揮するステージが展開され、FEARNOT(ピオナ / LE SSERAFIMファンの呼称)を魅了しました。7月13日の神奈川・ぴあアリーナMM公演の様子を、詳細レポートでお届けします。

5人組ガールズグループ・LE SSERAFIMが、日本で初となるファンミーティング『LE SSERAFIM FAN MEETING 'FEARNADA' 2024 S/S - JAPAN』を4都市で開催。メンバーそれぞれの個性を発揮するステージが展開され、FEARNOT(ピオナ / LE SSERAFIMファンの呼称)を魅了しました。7月13日の神奈川・ぴあアリーナMM公演の様子を、詳細レポートでお届けします。

1曲目からダンスホールのような盛り上がり!

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LE SSERAFIM (P)&(C) SOURCE MUSIC

LE SSERAFIMが単独で日本公演を行うのは約1年ぶり。その間に彼女たちは、「Perfect Night」や「EASY」などの楽曲が米ビルボード「Hot 100」や英国オフィシャルチャートなどで高順位を記録し、今年4月には、米国最大規模の音楽フェスティバル「Coachella Valley Music and Arts Festival(以下「コーチェラ」)」に出演。デビューしてわずか2年余りにもかかわらず、グローバルな人気を確立してきました。

ファンミーティングのステージ上のスクリーンには、高層ビルが立ち並ぶ夜景が映し出されています。メンバー5人が登場する前に「Smart」のミュージックビデオが流れると、客席のFEARNOTから自然と掛け声が。全身に響き渡るような、その声の大きさに驚かされます。中央のLEDビジョンが上昇して5人が姿を現すと、まず「Smart (Remix ver) 」がパフォーマンスされました。曲の終盤では、リーダーKIM CHAEWONの「FEARNOT、ジャンプして!」という掛け声でダンサブルなビートに切り替わるサプライズ。LE SSERAFIMとFEARNOTが一緒に飛び跳ね、会場はダンスホールに姿を変えて、早くも熱狂と一体感に包まれます。さらに5人は縦一列に並び、リレーダンスを披露して盛り上げました。

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KIM CHAEWONは、金髪ロングヘアでプリンセスのような雰囲気を纏って登場! (P)&(C) SOURCE MUSIC

メンバーが着用しているのは、はっきりと色分けされたビビッドな衣装。KIM CHAEWONはホワイト、HUH YUNJINはレッド、KAZUHAはイエロー、HONG EUNCHAEはブルー、SAKURAはラベンダー……なんだか戦隊ヒーローのようだな、と思っていたところ、その後メンバーから、この公演は「ヒーローになったLE SSERAFIMが、それぞれの能力を発揮しながら、FEARNOTが抱えている悩みを解決する」というコンセプトであることが説明され、「なるほど」と合点がいきました。エクステを付けて金髪ロングヘアになったKIM CHAEWON、ツインテールでキュートな印象を高めたKAZUHAなど、個性豊かなそれぞれのヘアスタイルも光ります。

KAZUHAが圧巻のバレエパフォーマンス

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KAZUHA (P)&(C) SOURCE MUSIC

「FEARNOT依頼書」と題されたトークコーナーでは、FEARNOTから寄せられたお悩みをLE SSERAFIMが解決。「ワンちゃんが生まれたんですが、名前を付けてください」という依頼では、KIM CHAEWONが「ハマちゃんはどうですか?」と案を出すと、KAZUHAも「今日の思い出を忘れないように『みなとみらい』」と、横浜にちなんだ名前を次々に発案。また「毎日忙しくて時間が足りません。上手に時間を使うにはどうしたら?」という相談では、メンバーが「この瞬間が早く過ぎないように、少し時間を止めてみましょうか」と話し、花道を練り歩いて、上階のファンまで「ちゃんと見えますよー!」と、じっくり手を振っていました。この公演ではほかにも、メンバーがメインステージ、花道、センターステージを移動する瞬間が多かったことが印象的で、5人の飾らない姿勢と、「少しでも長い時間、FEARNOT全員とコミュニケーションを取りたい」というメンバーの強い思いを感じました。

その後は、グループ初の日本オリジナル曲「Choices」、ロックなビートに合わせてメンバーが盛り上げる「No Celestial」をパフォーマンス。幕間のVCR映像ではヒーローに扮したメンバーのストーリーが繰り広げられ、制服姿の5人がなんとも可愛らしかったです。再登場したメンバーは、ピンクやラベンダーカラーのガーリーなミニスカート衣装にチェンジ。LE SSERAFIMは普段タイトで凛々しい衣装が多いので、新鮮な印象を受けます。15年のバレエ経験を持つKAZUHAが見事なバレエダンスを繰り広げ、美しいピルエットやアラベスクに見入っていると、そのまま「Swan Song」へ突入しました。優雅なムードで舞う5人は、まるでお人形のような美しさです。

ウェットティッシュで箱を拭き始め笑わせるKIM CHAEWON

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HONG EUNCHAE (P)&(C) SOURCE MUSIC

続いては“名誉FEARNOT”として古家正亨さんが登場し、LE SSERAFIMはヒーロー能力を獲得するためにさまざまなゲームに挑戦。客席をペンライトの色で5チームに分け、メンバーがそれぞれオリジナルの掛け声で自分のチームを鼓舞します。「テレパシー能力:究極の2択ゲーム」では、「A:5人が一緒に私の名前を呼んでくれる」「B:推しが私に向かってハートをくれる」の2問のうちFEARNOTがどちらをやってもらいたいか選んだ結果をLE SSERAFIMが予想。SAKURAは「FEARNOTは、箱推しが多いと私は思ってます」と迷わずAを選択し、見事正解していました。

そして箱の中にメンバーが手を入れ、中身を当てる「ミステリーボックス」ゲームも。「一番怖がりじゃない」というHONG EUNCHAEは、余裕で箱に手を突っ込んで最強マンネぶりを発揮。KIM CHAEWONはウェットティッシュをすぐに当て、箱の中をそのまま拭き始める自由な振る舞いで笑わせます。一番怖がりだというHUH YUNJINも、最初は恐る恐る手を入れていたものの、ブロッコリーをすぐに当てて、自らのチームと同じ緑色だと喜んでいました。

宇多田ヒカルカバーに王道アイドルソング!ソロ&ユニットステージ

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「FEARNOT (Between you, me and the lamppost) 」を歌うLE SSERAFIM。 (P)&(C) SOURCE MUSIC

その後はソロ&ユニットステージへ。KIM CHAEWONはYouTubeで歌唱動画を公開した、宇多田ヒカル「First Love」のカバーを披露。天使のような歌声が胸に響き、思わず涙を誘われました。SAKURA、HONG EUNCHAE、KAZUHAは、宮脇咲良のソロ曲「夢でKiss me!」を王道アイドル全開で踊り、この日はKAZUHAが締めの「だ~めっ!今はだめ」から始まる甘いセリフを担当して観客を悶絶させます。そしてHUH YUNJINは、自作したソロ曲「love you twice」で抜群の歌唱力とクリエイティビティを見せ、「実はこの曲は日本で書いたんです」と選曲の理由を明かしていました。そして階段に腰掛けた5人は、メンバーが作詞に参加したファンソング「FEARNOT (Between you, me and the lamppost) 」を、FEARNOTへの愛情を込めて歌い上げました。

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LE SSERAFIM (P)&(C) SOURCE MUSIC

本編最後のパートでは、LE SSERAFIMがブラックとシルバーのクールなパンツルックに着替え、“恐れることなく前に進んでいく”というグループのコンセプトを最大限に発揮。「コーチェラ」で初披露した「1-800-hot-n-fun」、続けて「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers) -Japanese ver.-」「EASY」をパワフルにパフォーマンスします。5人は肩を組んで、強い絆を感じさせながらステージを後にしました。

スクリーンに投影された歌詞に合わせてFEARNOTが「ジュエリー (Prod. imase)」を合唱すると、かわいらしい動物の着ぐるみをまとった5人が再登場し、「ジュエリー (Prod. imase)」を仲睦まじく披露。アンコールパートでは観客に撮影が許可され、FEARNOTは思い出を焼き付けるようにスマホを向けていました。

「永遠に今日の瞬間を写真のように覚えてほしい」

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HUH YUNJIN (P)&(C) SOURCE MUSIC

そしてメンバーが1人ずつ挨拶。まずHUH YUNJINは「この2週間、いろんな都市でFEARNOTの皆さんに会ってきましたが、むしろ私のほうが皆さんから力をもらったと思います。公演が終わったあと、本当にいろんなことを考えます。これから先、どうしたらこの愛をFEARNOTにお返しできるかいつも悩んでいます。FEARNOTにとってもっと誇らしいLE SSERAFIMになれるよう頑張るので、これからも期待してください」と真摯にコメントしました。

KIM CHAEWONは「人は生きていて、いつもいい記憶が残るわけではありません。ただ本当にFEARNOTの皆さんが、私にとって素敵な思い出をたくさん作ってくれるなと感じています。考えてみれば私のいい記憶の中にはいつもFEARNOTがいます。私もFEARNOTにとってそういう存在になりたいです」と、FEARNOTへの愛たっぷりにコメント。KAZUHAは「毎回思うことですが、公演が始まる瞬間に私たちを迎えてくれる大きな歓声と、たくさんのFEARNOTで埋め尽くされた光景を見ると、夢を見ているような不思議な気持ちになるんですよね」としみじみ感動を口にし、「ステージにこうして立っていることが決して当たり前ではないと思うからこそ、こんなにも美しい瞬間を作ってくれるFEARNOTに心から感謝を伝えたいです」と語ります。

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SAKURA (P)&(C) SOURCE MUSIC

SAKURAは「私たちが今、当たり前のように『次また会おう』と言えるのは本当に奇跡のようで。いつか『またね』と言えなくなる日が来るのかなと想像しただけで胸がギュッとしてしまいます。でも私は、永遠というものはないからこそ今という時間により価値が生まれて、より大切に思えるんじゃないかなと思っています。永遠にステージに立ち続けられないかもしれないけど、だからこそ1回1回を本当に大切に思っていますし、FEARNOTも後悔のないようにたくさん会いにきてほしいですし、一緒にいろんな思い出を作りたいです」と、胸に刺さる言葉を届けました。SAKURAはこの日の公演中も “プロアイドル”ぶりを存分に発揮し、公演の冒頭でも「うちわなどは頭より高く上げず、後ろの人が見えるようにしてくださいね!」とサラリと呼びかけて、会場に平穏な空気を作り出していました。

最後はHONG EUNCHAEが「こうやってたくさんのFEARNOTの前でステージをするたびに本当に夢のようで。永遠に今日の瞬間を写真のように覚えてほしいと願っています。今日を忘れずに、これからもっと大きな会場でたくさんのFEARNOTと一緒にできるようにもっと努力します」とすべて日本語で挨拶。そしてクライマックスには「Eve, Psyche & The Bluebeard's Wife」がパフォーマンスされました。激しいダンスパフォーマンスにFEARNOTの大きな掛け声が合わさり、ボルテージが最高潮に達してフィナーレを迎えます。5人は幕が下りるまで、会場の全方向にじっくりと手を振り、FEARNOTとの特別な時間を存分に噛み締めていました。

筆者は昨年の来日ツアー『2023 LE SSERAFIM TOUR 'FLAME RISES' IN JAPAN』も現地で鑑賞しましたが、メンバー5人のさらなる成長と、深まり続けるFEARNOTヘの愛が胸に残りました。FEARNOTにとってLE SSERAFIMの存在は、間違いなく今後も支えになるヒーローなのだろうと思います。

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