自らの挑戦を通じて、誰かに希望を与えるアスリートを目指す
山﨑晃裕
やまざき あきひろ●1995年12月23日、埼玉県生まれ。先天性疾患により右手関節部に欠損障がいを持つ。小学3年生から高校生までは野球部に所属。大学1年生のときに出場した身体障害者野球の世界大会で準優勝に輝き、勝利に大きく貢献。その後、2015年にパラ陸上のやり投げを始め、翌年には当時の日本記録を更新した。現在の自己ベストは61m24㎝。東京パラリンピックでは7位入賞を果たし、2023年の世界パラ陸上競技選手権大会では5位に入賞。2018年より順天堂大学職員に。
山﨑さんを読み解く3つのS
Society
記録だけを追い求めるのではなく、社会に還元できるアスリートを目指し、講演活動にも力を入れています。障がいの有無にかかわらず、人に勇気を与えて、自分も頑張ろうと思ってもらえたらすごくうれしいですね。こういう僕にしかできない活動にはやりがいを感じています。
Sleep
しっかり寝ないと回復しないので、よく寝るように心がけています。多いときは、10時間くらい寝ることも。寝る前には瞑想をしています。試合でうまくいったときやいい記録が出たときをイメージし、自分自身に意識を向けて、目標を実現に導くために取り入れています。
Smile
自然が豊かな場所や、遠征などで訪れた土地の神社に行くのが好きです。リラックスできるのはもちろん、自分と向き合える大切な時間ですね。長崎遠征に行った際、森の中にある岩戸神社に行ってきました。そこはジブリの世界に入ったような幻想的な場所でした。