スピードのある激しい攻防戦の中でボールをつないで点を勝ち取る
田澤 隼
たざわ じゅん●1993年3月4日、青森県生まれ。小学3年生からバレーボールを始め、弘前工業高等学校3年のときに全日本バレーボール高校選手権に出場を果たす。19歳のとき農作業中の事故により右脚を切断。2016年にシッティングバレーと出合い、千葉パイレーツに所属。2017年の日本選手権では優勝に大きく貢献し、現在では6連覇まで記録を伸ばす。また、競技を始めた当初から日本代表に選抜され、杭州2022アジアパラ競技大会は6位、2023年にエジプト・カイロで開催されたW杯では8位に入賞。
田澤さんを読み解く3つのS
Society
けがを負ってから人とのつながりを大切にするように変わりました。お互いに気持ちよく過ごせることを考えて、周りに気を使わせすぎないように気配りや目配りを心がけています。また、さまざまな障がい者の方と接する機会が増えて、自分の視野が広がったと感じています。
Sleep
柔らかいベッドで常に寝てばかりいると、体がベッドに合わせるようになるそうで、調整を兼ねて、硬いフローリングの床で寝ることもあります。あとは寝る前にダラダラとスマートフォンを見ないようにすべく、使用時間を制限できるアプリで管理しています。
Smile
今年の2月に第一子が誕生して、日々の成長を見守ることが何よりも楽しくて幸せな時間です。寝返りを打ったり、離乳食を食べるようになったり。できることが少しずつ増えていく瞬間を見ることができると、やっぱり癒やされますね。きつい練習の疲れも吹っ飛びます!