CHLOÉ

vol.4 Animal Motif

30年目のアニバーサリーイヤーがいよいよ幕開け! 長年、SPURを形づくってきたモードなTIPSを、再確認&アップデートするこの連載。今月は、誌面に愛らしさと癒やしを添える動物の数々をピックアップ!

Brand Chloé

優美なタテガミをなびかせ、颯爽と野山を駆けるウマは、ウェスタンや大自然を舞台としたストーリーでも数多く登場。今シーズン、ホースモチーフをアイコニックに用いたクロエは、極小のスパンコールで描いたウマをトップスにアレンジ。クロエの"C"が金具になったチェーンベルトも小気味いいアクセントに。

トップス¥380,000・スカート¥231,000・ベルト¥111,000/クロエ カスタマーリレーションズ(クロエ)

SPURのファッションページは動物たちも主役です

今回話を聞いたのは、この連載の担当スタイリストでもあり、先月号のスキー特集でトナカイやハスキー犬を絡めたファッションページを手がけた飯島朋子さん。過去には、イヌ、ネコ、サル、ウマ、ペンギン、果てはライオンの赤ちゃんまで、多くの動物とのスタイリングをSPUR誌上で実現。なぜ動物をフィーチャー? その理由を飯島さんはこう語る。

「ファッションページでモデルを動物に絡ませるのは、非日常的なムードを加えたいときが多いです。ファッションは時にリアルさよりもファンタジーな要素が求められるもの。アニマルモチーフを好むデザイナーも多いですし、SPURの読者も動物好きが多いような気がします。だからこそSPURという雑誌の世界観は、動物との親和性が高いように感じるのかもしれません」

SPUR 2012年10月号

2012年10月号の特集では、ミュウミュウの70年代風のセットアップに毛足の長いアフガンハウンドをキャスティング。ウェービーなヘアスタイルがモデルと犬の両方にリンクし、スタイリングをいっそう引き立てて見せている。飯島さんは続けてこうも語る。 「今後はより深い部分で動物とつながれたらいいですね。動物とコミュニケーションが取れるモデルを起用するなど、人と動物との関係性が垣間見られるページが作れたらいいなと思います」

エコファーなど世界的にも動物愛護のムーブメントが高まりを見せる昨今。動物との関わり方がより親密になっていくことだけは間違いなさそう。

SOURCE:SPUR 2019年2月号「いつもモードは、 SPURと……」
photography: Hiroko Matsubara styling: Tomoko Iijima hair: Koichi Nishimura 〈angle〉 make-up: Masayo Tsuda 〈mod’s hair〉 model: Sija edit: Satoko Hatakeyama

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