ブランドのクリエイティビティを凝縮し、体現する名品バッグ。背景に込められたストーリーや珠玉のクラフツマンシップにこそ＂買うべき＂本質がある
CHANEL(シャネル)のバッグ
シャネルにとっての永遠のコード、カメリア。ふっくらとした花びらを再現したレザーにクラフツマンシップが宿る。オールブラックのシックなムードに、ゴールドのダブルCチャームがよく映える。さらに繊細なチェーンによってエレガントなムードが加速。ジュエリーのような一品をパートナーとして携えれば、日常のスタイルをクラスアップできる。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)のバッグ「アルマ BB」、「ツイスト MM」
＂フレンチ・スタイル＂を再考した今季。モノグラムがアイコニックな「アルマ BB」バッグには、パリの道路標識をオン。クラシカルな趣に遊び心あるアクセントを添える。同じサインは「ツイスト MM」のチャームにも。幅広のストラップにはブランドネームが配され、ネイビーと白のコントラストがきいている。フロントできらめきを放つ、LV ツイストロックの仕様も目を引く。
LOEWE(ロエベ)の「パセオバッグ」
バルセロナの街路「パセオ・デ・グラシア」に由来し、スペイン語で「散歩」を意味するパセオバッグ。2023-’24年秋冬シーズンにはバイマテリアルの新作が。エクリュのキャンバス地をブラックのレザーが引き締め、モダンな表情に。アナグラムを刻印したゴールドのミラーチャームもポイントだ。立体的なシルエットを片手に揺らしながら、木陰を散策したい。
BALENCIAGA(バレンシアガ)の「クラッシュ L スリングバッグ」
美しい曲線を描く「クラッシュ」バッグが、花のプリントをまとい今季らしくアップデート。ランウェイでは同柄がルックと反復され、インパクトを放った。チェーンの代わりに調節可能なレザーハンドルを採用し、より軽やかに進化。光沢のあるペーパーレザー素材が品格を高めている。ヴィンテージライクなシルバーメタルのクロージャーも好相性。
PRADA(プラダ)のバッグ
プラダらしいトライアングルモチーフを再解釈したシェイプが新たに仲間入り。トップに配されたロゴ入りのクラスプを押すと開口部が開く、がま口タイプ。弾力のあるブラックレザーをゴールドのメタルでトリミングし、ミニマルな洗練を体現。内側にはポケットも備えられ、実用性も兼ね備える。
DIOR(ディオール)のバッグ「レディ D-ライト」、「レディ D-ジョイ」
メゾンの発祥地・モンテーニュ通りなどなじみのある街路とモニュメントを描いた「プラン ドゥ パリ」。その地図を、ベージュ地に繊細なエンブロイダリーとして装った「レディ D-ライト」が登場。ミディアムサイズに加え、横長のフォルムはモードな趣。メタル製の＂D.I.O.R＂のチャームも遊び心あるスパイスに。どちらも内側にフラップがつき、中身が見えないのもうれしい。
DOLCE&GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)の「DGロゴバッグ」
2022年に登場し、アイコンバッグに加わったシリーズ。この秋冬はトップハンドルが備わったクラシカルなハンドバッグが気分。キルティングで表現されたブランドロゴは、さりげなくも大胆なポイントに。パテントレザーの艶やかな質感は、ドレススタイルにも日常の装いにもマッチする。
BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)のバッグ「サーディン」
彫刻的なメタルハンドルがユニークな「サーディン」。芸術に造詣の深いクリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジーらしいエッセンスが光るバッグだ。白いステッチもきいたニューカマーのバゲットタイプは、立体的な円形のフォルムがオブジェのよう。中には取りはずしできるキャンバス素材の巾着が付属しており、使い勝手にも優れている。
GUCCI(グッチ)のバッグ「グッチ ホースビットチェーン」
ホースビットのチェーンショルダーバッグはアーカイブスを参照。台形シェイプに再解釈し、シルバーとレザーでダイナミックに表現した。フロントのハードウェアに手を通せば、クラッチのようにも持てる。厚みのあるキルティングも現代的。フレッシュなレモンリーフカラーのほかにも、カラーや素材のバリエーションが豊富に揃う。
HERMÈS(エルメス)のバッグ「バーキン」
「バーキン」の新作は、南米のカウボーイと呼ばれるガウチョの衣装に着想を得たロングレングスのフリンジが特徴的。80本ものレザーを手作業で編み込んでおり、エルメスらしい高度な職人技が感じられる。光沢のあるカーフスキン素材は、柔らかくなめらかなテクスチャー。人気の高い35サイズは、スタイリングの主役を張りつつ、収納力もあり心強い味方となること間違いなし。
