30年後も愛せるバッグ part3

【MORABITO】ORSAY

バッグ〈H19×W21×D13〉¥4,000,000/モラビト帝国ホテル店(モラビト) デニムシャツ¥45,000・デニムパンツ¥27,000/ステディ スタディ(トムウッド)

顧客だった女優のマリリン・モンローが化粧道具を持ち歩くためのバニティとして愛用した「オルセー」。優美で機能的なボックスタイプのバッグは、バニティケースの名残で便利な仕切りつき。プルミエショワと呼ばれる非常に稀少で最高級のクロコだけを使用したバッグは世代を超えて、これからの30年、100年もずっとそばに寄り添ってくれるはず。

【CELINE】6

バッグ〈H32×W35×D14.5〉¥305,000/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)

パリジェンヌのスピリットを象徴する左岸6区にちなんで名付けられた「6(シス)」。80年代のアーカイブからインスピレーションを得たバケツ型のショルダーバッグは、中央にあしらったベルトのディテールに視線を集めて。デイリー仕様ながらもエレガントでブルジョアなムードが早くもモードマニアの間で大人気。メゾンの美学が息づくミニマルなデザインで、最高級のレザーとクラフツマンシップを気負いなく堪能したい。

【FENDI】BAGUETTE

バッグ〈H17×W28.5×D7.5〉¥390,000/フェンディ ジャパン(フェンディ)

1997年にシルヴィア・フェンディが発案した「バゲット」は、フランスパンを小脇に抱えた姿に由来。世代を超えて愛される伝説的なバッグが、モダンにリローンチ。着せ替えできる「バゲット」として提案されたハーネスシリーズは、ハンドルつきの外側が取りはずせ、本体はクラッチとして、また付属のワイドストラップをつければクロスボディにも変身。この遊び心こそ、フェンディが私たちの心をつかんで離さない理由なのかもしれない。

【PRADA】PANIER

バッグ〈H18×W17×D10.5〉¥229,000(予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ) ヴィンテージの椅子¥85,000/オン・ザ・ショア

ミニマルなデザイン、熟練の職人技、最先端のテクノロジー、細部へのこだわりがひとつになった「パニエ」バッグ。注目すべきは外側のサフィアーノレザーとライニングのナッパレザーの洗練されたペアリング。異なるふたつの面がひとつのバッグとして統合され、軽やかな仕上がりに。大人だからこそ似合うパステルピンクで、自分のなかの可愛らしさを引き出して。

【CHANEL】CHANEL 19

バッグ〈H20×W30×D10〉¥545,000/シャネル シャツ¥88,000(シャルべ)・パンツ¥55,000(ドゥロワー)/ドゥロワー 青山店

カール・ラガーフェルドとヴィルジニー・ヴィアールによる2019-’20年秋冬コレクションで発表された「シャネル ディズヌフ」。「19」はガブリエル・シャネルの誕生日であり、メゾンにとって特別な数字。さらにバッグが生まれた2019年にもちなみ、名付けられた。マスキュリンかつフェミニンなディテール、持ち方の豊富な選択肢、洗練と機能性を併せ持ったデザイン。実用的であることを大切にするシャネルのスピリットを体現したバッグは、これからの30年間、手放せないパートナーになること間違いなし。

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