「やはりメゾンを象徴するようなバッグには、時の流れに淘汰されない強さがあります。今選ぶなら、直球のデザインではなく、少しアレンジが加わったものがおすすめ。新鮮な気持ちでもてますし、時が経っても人とは少し違うマイヴィンテージになってくれると思います」(スタイリスト・佐藤里沙さん)。誰もが知るアイコンバッグの新作の中からとっておきをご紹介。
カジュアルとエレガンスが融合した、洗練のクロスボディ【エルメス】
佐藤さん「見てください、この佇まいの美しさ! まさに端正かつタイムレス。レザーの質の高さは言うまでもありません。まさに受け継ぎたいバッグですね」
SPUR.JP「そしてなんといっても、バーキンと同じ格調高いクラスプが眩しいですね」
佐藤さん「でもクロスボディにできるグログランストラップのおかげで肩肘張らずに持てるのも“ジプシエールミニ バッグ”の魅力。あえてスニーカーやジャンプスーツに合わせるのもおすすめです」
SPUR.JP「なるほど! 確かにクリーンなオールホワイトだから、幅広いスタイリングにマッチしそう。しっかり使って、自分のものへと育てていけたら素敵ですね」
メゾンのアイコンを詰め込んで【シャネル】
佐藤さん「シャネルと聞いたときに、キルティングバッグを連想する人もいれば、ツイードジャケットを連想する人もいる。その点このバッグは両方の要素が入っていて、なんて夢があるんだろう!と思いました」
SPUR.JP「存在感と品を兼ね備える赤をツイードで表現できるのもさすがですよね。ネイビーのレザートリムとチェックからは、スクールガールのようなフレッシュさも感じます」
佐藤さん「その軽やかさがあることで、ノンシャランに携えられるのもこのバッグが素晴らしい点。日常のスタイリングの中でも、しっかりフックとして活躍してくれます」
SPUR.JP「なるほど。人と差をつけられる上に、汎用性も高いということですね。そんなバッグ、後世へと受け継がないわけにはいかないですね!」
歩みを止めない、名作バッグ【ディオール】
佐藤さん「“サドル”バッグは1999年に当時のアーティスティックディレクターだったジョン・ガリアーノが生み出した誰もが知るアイコンバッグですよね。当時私はまだ学生だったのですが、強烈に可愛いと思った記憶があります」
SPUR.JP「あの頃は誰もが憧れていましたよね。そして2022年になった今も、時を超えて愛されているのが本当にすごい!」
佐藤さん「デザイナーやクリエイティブディレクターが変わっても残るバッグは意外と少ない。その点このバッグはメゾンのレガシーとして進化し続けているのが素晴らしいです」
SPUR.JP「色やサイズ、素材も本当に豊富になりましたよね。新作のグレイッシュなブルーも品があって美しい。ディオールのアイデンティティが宿るバッグ、ぜひ人生をともにしたいです」
アイコンバッグにミニサイズが新登場【セリーヌ】
今シーズンより、「16(セーズ)」バッグにミニサイズが仲間入り。「16」は、エディ・スリマンがクリエイティブディレクターに就任して初めてデザインしたバッグでもある、メゾンのアイコン的存在。新色サファリカラーは持つだけで自然と気品を宿してくれる。
セリーヌ ジャパン
http://www.celine.com
03-5414-1401
愛らしいプラムローズに夢中!【ロエベ】
クリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソンがロエベで初めてデザインした「パズル」バッグ。幾何学的なラインと四方体フォルムのアーティなデザインに、今シーズンは金具やストラップなどがボディと同系色のソリッドなシリーズが新登場。プラムローズカラーがスタイリングを盛り上げる。
ロエベ ジャパン クライアントサービス
http://www.loewe.com/
03-6215-6116
ブランドのレガシーに軽やかな息吹きを【サルヴァトーレ フェラガモ】
ブランドを代表する「フェラガモ ステューディオ」バッグを再解釈した新作は、サイドをレザーとラフィア風素材で編み込んだイントレチャート仕様に。おなじみのガンチーニのクロージャーに細いレザーを巻き付けたハンドルなど、アルチザンの真髄を堪能できる一品。
フェラガモ・ジャパン
https://www.ferragamo.com
0120-202-170
クラシカルとスポーティの新たな融合【ジバンシィ】
2010年にデビュー後、瞬く間にメゾンのシグネチャーとなった「アンティゴナ」。そのスポーツラインに新色、ブロッサムピンクがラインナップ。クラシカルなボストンタイプのフォルムとは裏腹に、太めのショルダーストラップやフレッシュな色合いなど、クリエイティブディレクターであるマシュー・M・ウィリアムズ独自の美学が光る。
ジバンシィ ジャパン
https://www.givenchy.com
0120-218-025
太陽のようなイエローがアイキャッチー!【ブルガリ】
カボションカットされた宝石のような幾何学的マキシマトラッセパターンと、1960年代のブルガリウォッチに着想を得たスネークヘッドのクロージャーがアイコニックな「セルペンティ」。イエローほか、ピンク、ゴールドの3色がラインナップするミニバッグはアクセサリー感覚で持ちたい。
ブルガリ ジャパン
https://www.bulgari.com/
03-6362-0100
暖かなニットとチェックを掛け合わせたら【バーバリー】
デザイナーのリカルド・ティッシが着任初期に手掛けたバッグの一つ「ローラ」は、デビュー以来、瞬間風速的にトレンドセッターたちのイットバッグに。華奢なチェーンストラップとトーマス・バーバリー モノグラムが象徴的なデザインに、今季は柔らかなニットチェック素材を掛け合わせ新たな表情に。
バーバリー・ジャパン
https://jp.burberry.com
0066-33-812819
ユニークな色づかいが心憎い!【マルニ】
そのユニークな色や柄づかいにファンも多いマルニ。ブランドを代表する定番バッグ「トランク」にシーズナルカラーが到着。優しいペールブルーのフェイスに、シックなブラックのフラップ、レンガ色のバック部分と、レトロシックなマルチカラーが秋冬のコーディネートのアクセントに。
マルニ ジャパン クライアントサービス
https://www.marni.com/
0800-080-4502