日々の中で浮き沈みする感情。もんもんとした思いはため込みがちだけれど、互いに心を開いて打ち明ければ生きやすくなることもあるはず。そこでさまざまなフィールドで生きる4名に、ありのままの“お気持ち”を語ってもらい、それに寄り添うファッションを考えた。パーソナルなストーリーから、共感の輪が広がると信じて。
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「赤は勇気をくれる色。自分自身を肯定したいとき、一歩踏み出したいときにまといます」と語るのは、臨床心理士のみたらし加奈さん。今季のランウェイで強い存在感を放ったドラマティックなレッド。銀幕のヒロインの不完全な美しさを表現した。力強さを与えてくれるオーバーサイズショルダーのコートは、弱音を吐く自分も、やさしく包み込んでくれるよう。「モヤモヤを感じるときはできるだけ言語化することで、自分の中で整理できます」コート¥380,000/ジバンシィ表参道店(ジバンシィ) 03-3404-0360
※この特集中、以下の表記は略号になります。WG(ホワイトゴールド)、PG(ピンクゴールド)、YG(イエローゴールド)、SV(シルバー)
SOURCE:SPUR 2020年12月号「モードと“お気持ち”」
photography: toki (model), Takehiro Uochi 〈TENT〉(cutout) styling: Sumire Hayakawa 〈KiKi inc.〉 hair: Keiko Tada 〈mod’s hair〉 make-up: fusako 〈ota office〉 artwork: Siun interview & text: Mai Ueno