【Lesson 3】須貝朗子 PRESENTS グッドガール・アイコンをアップデート

往年のファッションアイコンのなかでも、グッドガールのお手本になる4人をピックアップ。まねしたいポイントを今季風にアレンジ!

さまざまな柄の多重奏を、小物でモダンに仕上げて

パッチワークが鮮やかなドレスに柄のブラウスをレイヤード。さらにレトロ柄ワンピースを羽織った。コンテンポラリーな小物使いが今季のムードをプラス。「ツイッギーのように裾をひらひらさせて踊り明かしたい!」と須貝さん。

ドレス¥294,000/エミリオ・プッチ ジャパン(エミリオ・プッチ) ブラトップ ¥18,000/モールド(チノ) 中に着たブラウス¥15,000/ソレイアード 自由が丘店 (ソレイアード) 肩にかけたヴィンテージワンピース¥78,000・〈左耳〉ピアス(両耳 セット)¥9,800/TORO 〈右耳〉ピアス(両耳セット)¥46,800/エドストローム オフィス(J.W.ANDERSON) バングル¥32,000/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) ソックスブーツ¥9,250/ザラ・ジャパン カスタマーサービス(ザラ)

ツイッギー
60年代スウィンギング・ロンドンの象徴的存在。モデル、女優として活躍。小枝のように細い体とロリータフェイスで女子の憧れの的に。ミニスカートルックが有名だが、総柄のアイテムも好んで取り入れ、チャーミングに着こなした。

印象的な赤をさした、エッジィなスカートスタイル

「グッドガールの定番、台形スカートにエッジィさをプラスした」というルック。台形のプリーツスカートにベロアの変形スカートを重ねた技巧的なスタイリングを、アンナ・カリーナが好んだシックな赤色で引き締めて。

ボレロカーディガン¥15,000・Tシャツ¥7,000・台形プリーツスカート¥24,000/アニエスべー 上に重ねたベロアミニスカート¥73,000/ショールーム ウノ(ジェイ キム) イヤリング¥8,800/ST, CAT バングル¥58,000/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(シャルロット シェネ) リブソックス¥1,700/シンゾーン ルミネ シンジュク(ザ シンゾーン) パンプス¥55,000/アダム エ ロペ(シャルル ジョルダン)

アンナ・カリーナ
コペンハーゲン出身で、フランスのヌーベルバーグを代表する女優。スクリーンのなかでコケティッシュな色香を放っていた。特に『女は女である』(’61)での赤い洋服姿は今でも色あせない憧れのフレンチスタイルだ。

定番ストライプにエレガンスとストリートをミックス

ジーン・セバーグのアイコニックな開襟ストライプシャツを進化させたスタイリングを提案。「今季のストライプはビッグシルエットのパジャマドレスが気分」という須貝さん。青×白の爽やかなストライプにベアトップをオン、さらにボウタイスカーフを手首に飾り、品よくストリートな空気を演出。

ストライプシャツドレス¥37,000/ドゥロワー 青山店(スリーピー ジョーンズ) ベアトップ¥15,800/THE WALL SHOWROOM(カメオ コレクティブ) ピアス¥35,000・手首に巻いたチェーンネックレス¥46,000/SIRI SIRI ボウタイスカーフ 各¥8,300/ショールーム ウノ(セラピス) その他/スタイリスト私物

ジーン・セバーグ
アメリカ人ながら、『悲しみよこんにちは』(’57)、『勝手にしやがれ』(’59)などフランスヌーベルバーグの黎明期を牽引。セシルカットと呼ばれたベリーショートヘアに、ボーダーやストライプの洋服がボーイッシュな魅力を後押し。

シックなモノトーンスタイルに現代的な遊びを

「オードリーが今、生きていたら……」とイメージを膨らませて描いたのは、白×黒をベースに、メッシュスカートをラフに巻いたアーティな着こなし。

ブラウス¥58,000/THE WALL SHOWROOM(ネヘラ) デニムパンツ¥18,000/マスターピースショールーム(サイベーシックス) ベルト¥28,000/ヒラオインク(タロウホリウチ) スカート¥27,000/ザ・リラクス バングル¥34,000/SIRI SIRI チェーンモチーフイヤリング¥26,000/エストネーション(グーセンス パリ) 左耳のみ重ねづけしたフープピアス¥2,800/TORO 帽子¥47,000(ロック アンド コー)・バレエシューズ¥27,000(オペラ ナショナル ドゥ パリ)/ドゥロワー 丸の内店

オードリー・ヘップバーン
50年代のハリウッド黄金期に世界的な人気を博した女優。『ローマの休日』(’53)や『麗しのサブリナ』(’54)でのクラシックで華麗なスタイルは、グッドガールの永遠の憧れ。シンプルなアイテムをきちんと着る。その潔さが素敵。

PROFILE
群馬県桐生市出身。武蔵野美術大学卒業後、テキスタイルデザイナーを経て椎名直子さんに師事。2016年に独立。本誌巻頭連載「SPUR finds...」を担当。アートを背景にしたスタイリングが魅力。

4人のスタイリストがレクチャー! 2017年版グッドガールなスタイリング講座

      1. 【Lesson 1】吉田佳世 PRESENTS グッドガールの白シャツ
      2. 【Lesson 2】飯島朋子 PRESENTS グッドガールのためのチープシック
      3. 【Lesson 3】須貝朗子 PRESENTS グッドガール・アイコンをアップデート
      4. 【Lesson 4】百々千晴 PRESENTS グッドガールな足もと

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photography:Keisuke Kitamura,©amanaimages styling:Saeko Sugai hair:KOTARO〈SENSE OF HUMOUR〉 make-up:Naomi Nishida〈KiKi inc.〉 model:Alisha cooperation:PROPS NOW

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着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!