五十嵐真奈 集英社『SPUR』/『SPUR.JP』 統括編集長
「普通の女の子」を輝かせる、ケイト・スペード ニューヨークの世界観に共感
ケイト・スペード ニューヨークが日本デビューした25年前。新人エディターだった五十嵐編集長は、当時の熱狂を今も覚えている。
「当時、先輩たちはみんなケイト・スペード ニューヨークの半円形バッグを持っていましたね。その頃に買った黒いベロアのハンドバッグが、私のファースト・ケイトでした。ソーホーのショップもとても素敵で、NYの取材担当だった私は、ケイト・スペード ニューヨークを通してあの街が好きになったようなものでした。セレブリティやファッショニスタではなくてごく普通の、等身大の女の子を輝かせることのできるブランドだと思います。そこに、『SPUR』の目指す姿との共通点を感じますね」
オールブラックに映えるバッグのグラフィック
「このスペード フラワーのグラフィックは、ローンチシーズンから素敵だなと思っていました。今日もそうですが、私は無地のウェアを着ることが多いので、バッグで柄を足すとちょうどバランスがいいんです」
最近は、もともと好きだったオールブラックスタイルに回帰しているという五十嵐編集長。「黒はすべてを内包する色。今、改めて基本に返るタイミングなのかもしれません」。今後は、ファッションを楽しむ気持ちと社会貢献を両立する方法について、さらに深く考えつつ読者に伝えていきたいと語った。
ガジェットから趣味グッズまで、何でも受け入れてくれる懐の深さが魅力
普段から、今回持ったトートバッグのひと回り大きいサイズを愛用しているという五十嵐編集長。「ケイト・スペード ニューヨークのトートバッグは、マチが大きくてとにかく軽いのが魅力ですね。忙しい朝は、持ち物をスムーズに入れられる大きなバッグが便利。なんでも入るので助かります」
バッグの中には編集者のマストアイテム、カメラ&スタビライザーのほか、「出先で安易にペットボトルを買わないようにするため」のドリンクボトルや愛読書、さらに広島東洋カープの応援うちわがこっそり顔をのぞかせている。
COLUMN
今季ケイト・スペード ニューヨークで欲しい、最新小物は?
フクロウのペンダント&イヤリングをセットで
五十嵐編集長がさらに買い足したいと狙っているのは、フクロウのモチーフのペンダント&イヤリング。「フクロウは知性の象徴なので大好きなモチーフです。やはり賢くなりたいですから(笑)。パンデミックを経て、NYのセントラルパークではバードウォッチングが流行中だと耳にしました。またあの街に行ける日が早く来るよう、願いを込めてこのアクセサリーをチョイス。黒いタートルネックニットに合わせて取り入れたいですね」
photography:Kiyono Hattori text:Chiharu Itagaki