すべての花が主役である
フローリスト:若井ちえみ(duft)/CHIEMI WAKAI
花を選ぶ基準は、言葉やルールにとらわれず、存在自体が‟面白いかどうか”。きれいにまとめることはできますが、素材や色、形など、どこか遊び心があるものに直感的に惹かれるんです。だから今回のレイアウトも、花の魅力を引き出すことを第一に考えました。花器もイタリアやドイツのヴィンテージもあれば、スペインの作家の作品なども自由に交ぜて、花の存在感を際立たせるよう選んでいます。お花って一本あるだけですごく華やいで、美しいもの。SPURがモードを自由に楽しむように、私もそれぞれの個性を大切にしていきたいです。
photography: Sophie Isogai〈KiKi inc.〉