【SPUR 30 FLOWERS】 17:金子夏子

野に咲く白い花を明るくハッピーに彩る

スタイリスト:金子夏子/NATSUKO KANEKO

私は女性自身が花のような存在だと思います。広大な野に咲く無垢な白い花=素のままの女性が、そのときの気分で好きなファッションを楽しむことで、ときに華やかに、さらにはスタイリッシュにと、さまざまな花に変身できる。SPURは女性が時代を象徴する花になることをお手伝いしてきたし、花のように明るくてハッピーなイメージでその時代の女性のあり方を示してきた雑誌なのだと思います。そして‟可愛いものが好きな女の子マインド” という強い芯が一本通っている雑誌でもあります。これからの10年、20年もその芯をずっと通していってほしいし、自分もそういうスタイリング提案ができるように精進していきたいと思います。SPUR創刊30周年、改めておめでとうございます!

朝もやの中にすっと立ち尽くすモデルが素肌に羽織ったのは、羽のように軽く、真っ白なパデッドのコート。片手には摘みたての白い野草が。

コート¥105,000・スニーカー¥73,000/エムエム6 メゾン マルジェラオモテサンドウ(エムエム6 メゾン マルジェラ)フレンチニッカー¥5,000/サンスペル 表参道店(サンスペル)styling: Natsuko Kaneko photography: Hiroko Matsubara hair: HORI〈bNm〉 make-up: NOBUKO MAEKAWA〈Perle〉 model: Sierra edit: Satoko Hatakeyama

FEATURE
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