やまだないと/ガールフレンドはチェックがお好き

ガールフレンドがまとうチェック柄
くりっとした大きな瞳と、ぽってりとした唇。ロングヘアはお下げにアレンジ。90年代から00年代にスタイリッシュな女の子像を創出したやまだないとさんが、現代のコケティッシュなヒロインを描く。「実はチェックを描くのは苦手」というないとさん。「それぞれの服からイメージする女性像ではなく、全部着たい!と自分風に着こなせる女の子を想像しました」。格子柄が目を引く最新ルックでさまようのは、少しノスタルジックな、スウェーデンやプラハの街。さあ、スマホ片手に、自由に、どこまでも。

Profile

やまだ ないと

1990年『週刊ヤングマガジン』でデビュ ー 。’96年にはいち早くMacを取り入れ、写真と絵をミックスした独特の作風を確立。代表作は『西荻夫婦』(祥伝社)など 。9月24日〜10月11日まで、東京阿佐ヶ谷のギャラリーVOIDにて個展『ニシオギクボノトナリノトナリ』を開催。

 

西荻夫婦
「一人になると二人を感じる。よかった、まだわたしたちは他人だ、、、、」モノローグで綴る、夫婦のカンケイ。結婚7年目、西荻窪に暮らす会社員のミーと漫画家のナイトー夫婦のささやかな日常を描く。子どもがいないことで得られる充足感と、生理が来るたびに感じる罪悪感。私小説のような独白は、刊行から約20年の時を経ても色あせず、むしろずしんと心に響いてくる。

やまだないとさんが描いたのは...

photography: Jonas Gustavsson(runway)
BURBERRY
オーセンティックな柄だからこそ、リカルド・ティッシの手腕が光る。フェミニンなシャツ&スカートを、手首のスリーブやスカーフでスポーティに味付け。ニット飾りつきのシャツ¥125,000・スカート¥240,000・首元のスカーフ¥11,500・手首のスリーブ¥8,250・ブーツ¥125,000(すべて予定価格)/バーバリー・ジャパン(バーバリー)
photography: Jonas Gustavsson(runway)
ANNA SUI
ベルギー映画『Daughters of Darkness(原題)』('71)や『悪魔のはらわた』('73)など、70年代のホラー映画に着想した今季。クラシックなセットアップに、迷彩柄のフーディではずしを加えたネオ・ゴススタイル。ステッチがきいたウールのジャケット¥63,000・フリンジをあしらったスカート¥36,000・中に着たパーカ・タイツ・ソックス・靴(参考商品)/アナ スイ ジャパン(アナ スイ)
photography: Jonas Gustavsson(runway)
ETRO
フォークロアとブルジョワをエクレクティックに掛け合わせたワードローブは、冒険心のあるひとのためのもの。多様なモチーフが並ぶバゲットバッグが、まだ見ぬ異国への郷愁を呼び覚ます。フリンジ飾りのジャケット¥396,000・ロングブーツ¥168,000・バッグ¥255,000・シャツ・スカーフ・ネックレス・ベルト(参考商品)/エトロ ジャパン(エトロ)
photography: Jonas Gustavsson(runway)
MIU MIU
ボディスーツにコンパクトなカーディガンを羽織り、足もとは、パッチワークしたストラップシューズ。“可愛い”が詰まったスタイリングに、自然と足取りも軽くなる。ニットカーディガン¥143,000・ニットボディスーツ¥159,000・ベルト¥34,000・ストラップシューズ¥136,000(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)
FEATURE