2020.09.20

森本梢子/ご機嫌ミニマリズム

新時代の“ミニマリズム”は前向きに
エネルギッシュで天真爛漫。そんな女性キャラクターが登場する『アシガール』や『高台家の一族』などの作品を生み出した森本梢子さんが描く“新時代のミニマリズム”。洗練された線で構築されたルックをポジティブな女性像とともに提案している。そんな森本さんは「飾らない、自然体で元気な女性のイメージですね。私がずっとヒロインとして描きたいと思っているタイプの女性です!」と語る。シンプルながらも、「ご機嫌」なムードを醸し出す4人の女性が登場する。

Profile

森本梢子(もりもと こずえこ)

熊本県出身。1985年、『YOU増刊VIVID YOU』掲載の「抱き寄せてプロポーズ 」(集英社)にてデビュー。『ごくせん』や『高台家の人々』(ともに集英社)をはじめ、実写化作品も多数。現在『ココハナ』にて「アシガール」(集英社)も好評連載中。

 

アシガール
足の速さが自慢のマイペースな女子高生、速川唯。突如、戦国時代にタイムスリップをし、そこで出合った若君、忠清に一目ぼれをする。命が常に危険にさらされる時代で愛しの若君を守るため、戦国の世を駆け抜ける!
高台家の人々
平凡なOL、平野木絵の趣味は「妄想」。自分の思いを言葉にするのが苦手な彼女のそんな彼女が同じ会社に勤める高台光正から突然食事に誘われるところから物語は始まる。実は光正には、ある特殊な能力が!?さらにその不思議な力は光正の家族にも……。そんな二人と家族が繰り広げるラブコメディ。

森本梢子さんが描いたのは...

photography: Jonas Gustavsson(runway)
MARC JACOBS
今季のテーマは「CHAOS+FORM」。装飾をそぎ落としたシンプルなルックはデザイナー自身にとって思い入れの深い時代である、60年代のアメリカのクラシカルなスタイルに着想を得たもの。柔らかなレモンイエローが、エネルギッシュな女性像にマッチ。コート ¥244,000(参考価格)・ドレス¥128,000(参考色)・スカーフ ¥43,000(参考色) ・シューズ (参考商品) /マークジェイコブス カスタマーセンター(マークジェイコブス)
photography: Jonas Gustavsson(runway)
GIVENCHY
燃えるような赤のコートを一枚のワンピースのようにまとう。肩を優しく包み込むような構築的なフォルムと、タイトなボディラインのコントラストが印象的。ピン型の留め具がアクセントに。コート¥380,000/ジバンシイ表参道店(ジバンシイ)
photography: Jonas Gustavsson(runway)
Salvatore Ferragamo
現代社会で活躍する女性のアイコンのスタイルからインスピレーションを得たコレクションより。シングルブレストのマニッシュなジャケットとハイウエストパンツのセットアップが凛とした佇まいを演出する。ベルト部分が取り外しもできるユニークなつくり。ジャケット¥260,000・パンツ¥125,000・ブラトップ(参考商品)・バッグ¥280,000・靴¥115,000/フェラガモ・ジャパン(サルヴァトーレ フェラガモ)
photography: Jonas Gustavsson(runway)
JIL SANDER
深いVネックラインが特徴のシンプルなドレスが、歩くたびに柔らかく揺れる。素材は身体を優しく包み込むシルクとヴィスコースを採用した。上からマスキュリンなオーバーサイズのジャケットを羽織り、ドレスとのコントラストを堪能したい。ジャケット¥235,000・ワンピース¥285,000・ネックレス 参考商品/ジル・サンダー ジャパン(ジル・サンダー バイ ルーシーアンドルーク・メイヤー)
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