澄んだ空のような存在
気持ちよく抜ける空を背景に。爽やかな海や軽やかに飛ぶ鳥がペイントされたコートと、雄大さがリンクする。「今一番欲しいアイテムがコート。このプリント、めちゃめちゃ可愛いですね！ 着ているだけで気分が上がります。普段はベーシック一択なのですが、柄ものへの意識が変わりました」。
日常のどこでも、ステージに
ドラムセットは、シンバルの位置や角度なども入念にチェック。ジャケットでかっちりと装えば、舞台のような気分に。「遊び心のなかに、しっかり気品がある。こんな衣装を着てステージに立てば、自然と背すじが伸びそう。今はただただ、ファンの方のレスポンスを生で感じられるライブが恋しい。2021年こそは、全国ツアーをかなえたいです！」。
夕暮れどきに響く音
「中学生のとき入っていた軽音部は、まじめに活動している部員がほとんどいなくて（笑）。ひとり部室にこもり練習漬けの毎日を過ごしていました。まずは自分で試して、思うような音が出ないときは、ネットで調べる。自分の力で苦手を克服するプロセスが好きなので、実は一度もレッスンを受けたことがないんです。ハマったことはとことん極める半面、ほかのことが疎かになってしまうのが弱点。今後はインプットも頑張らなきゃな」。西日を背に弾かれる音で、空気が震える。
スネアドラムと気ままな戯れ
刺しゅうが施されたカーディガンにスカーフを肩から掛け、心地よく。「衣装で着て以来、シャツにハマっています。ロング丈は初めて着ましたが、素敵ですね。こういう出合いや発見も、新しい仕事に挑戦する醍醐味のひとつ。2021年も、公私ともにいろいろとチャレンジしたいです」。
また、大切な音とともに明日が迎えられるように
首元できゅっと結んだスカーフがドレッシーな趣をひとさじ加える。「ジャケットにベストを重ねるとは！ 今日、一番の衝撃でした。ハットはずっと苦手意識があって。今まで避けてきたのですが……案外、似合ってるかも？（笑） 勢いにのって、挑戦してみようかな」。
