「日々の中で読書は欠かせない時間。夏と冬のバケーションには本を何冊も持って出かけ、その世界観に浸るのがお決まり。イメージした行き先は長野にある曽祖父の別荘。雪が降ると、結晶に音が吸い込まれていくかのようで、本当に静かなんです。そんな空間で読みたいのは、古典的なミステリーや、北欧の作品。小川洋子のしっとりとした世界観も合いそうですね。本を読むと日常とは一線を画す独特の時間が流れる。感性を刺激してくれる服に身を包み、自分と静かに向き合いたいです」
はやし せいこ●南青山の「atelier ST, CAT」のデザイナー兼ギャラリーキュレーター。一児の母でもあり、子ども服のセレクトショップ「the small enough boutique」や、ブライダル専門メディア「LOVE by ST,CAT」での情報発信も行なっている。Instagram: @payacat
「家で過ごす時間にもクラシカルな女性らしさを表現したい」。エレガントな曲線が美しい一着を。
スポーティな素材感のバッグはスカートのような斬新なデザイン。
「展示を観にいったこともある版画作家、恩地孝四郎の詩集は今気になる一冊」。
「芸術性の高いデザインはクリエイティブな時間にぴったり」。
デッサンのような有機的なラインにうっとり。「ページをめくる手もとをアーティスティックに」。
彫刻のようなカップは、林さんが好きなニュアンスカラー。
「透け感が美しいトップスはあえてサロペットにレイヤードしたい」。
今秋デビューした、ユニセックス対応のニットブランドから。「さらりと羽織るだけでコンセプチュアルな世界観が体現できます」。
