「仕事と自分の着こなしの両方において、永遠のバイブルです」と3冊の写真集を選んだ金子夏子さん。「共通しているのは、さりげなくてまねしやすいスタイルヒントがたくさんあること。これ見よがしではなく、どこかシックな遊び心であふれていること。
『Cheap Chic: Update』では、私が追求したい"日常で着るワークウェアやスポーツアイテム"の着こなしを見るのが好き。そして、ショーツ1枚にベルトを巻きつけ、革靴を履いて新聞を読むパブロ・ピカソや、ワンピース1枚をさらりと品よく、自分らしくアレンジしてモロッコの邸宅に佇むルル・ド・ラ・ファレーズの姿は、装うことの楽しさを教えてくれます。ただまねるのではなく、自分ならどう着るかな?と考えるのも楽しい」。
自身のワードローブにも、複雑なデザインや個性的なアイテムはほぼ存在しない。金子さんいわく「普遍的でわりと当たり前にあるもの」が揃う。「だからこそ、本物にこだわりたいという気持ちは強い。自分の足で探して試着して、フィット感や丈は細かく確かめてます。それらをミックスして、バランスよく着る。それは今もこれからも変わらないテーマです」
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