ヨーロッパのリゾートが似合う色と柄/竹淵智子

「買い物は計画的ではなく、出合いとタイミング。だから、スタイリストらしくないかもしれないけれど(笑)、季節を先取りせず、夏になったら夏物を、冬になったら冬物を買いますね。仕事か否かは問わず、立ち寄ったブランドやショップで、こういうものは見たことがないから欲しい! と感じたものを手に取ります」。
毎年、夏のテーマはヨーロッパのリゾート地がイメージにあるそう。「モナコのようなハイソサエティな場所よりも、ポルトガルやクロアチア、ギリシャなどちょっと静かで穏やかなビーチが好き。そんな場所に映えそうなアイテムを、東京でも楽しみたいですね。特にボトムは、華やかな"色柄"ばかり。だからこそフォルムやデザインはシンプルなものを選び、プレーンな白のTシャツと合わせることが多いです」。
一年を通して登場回数が多い色柄ものは、素材や質感で季節感を出している。「素材は、快適なパイル地や、夏だからこそ似合う配色のベロア素材、光沢感のあるシルクやサテンに惹かれます。ヨーロッパのリゾートとはいかずとも、休日に娘と一緒に行く近所のプールにも着ていくつもりです」

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「夏のファッション・インスピレーションは、ヨーロッパのリゾート地のカラーパレット」

diminutivoのマーケットバッグ

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ポップな配色のカジュアルバッグは、休日に水着を入れて近所のプールへ行くイメージで。フリーダ・カーロのモチーフがアクセントに

バレンシアガのネックレス

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ニコラ・ゲスキエール時代のバレンシアガ。おもちゃみたいな色と素材に惹かれて名古屋のセレクトショップ、バルスで購入

レ・ブリカ・ブラックのサテンパンツ

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「光沢感のあるパープルはトップスを選ばずはける夏の万能パンツ」

Ma Petite Plageのワンピース

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「パイル地が好きでつい買ってしまいます。心地よくて高揚感のある一着」

ニュート・アット・ザ・ロイヤルのストローハット

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ロイヤルハワイアンホテルの中にある老舗の帽子店で見つけたもの。丸いフォルムと細いリボンがお気に入り

エルメスのブラトップ

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「産後、子どもを抱っこして訪れたエルメスで買った、思い出のビキニ。フォルムの美しさが素晴らしい」

グッチのプリントスカート

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「Tシャツが似合う、夏のベロア素材。シンプルなトップスやサンダルに合わせます」

ピッピシックのサテンサンダル

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品のあるレモンイエローと、薄くて軽くフラットに履けるところがお気に入り

キャシャレルのいちご柄キャミソール

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クレメンツ・リベイロのデザイン。「もう20年以上前に買ったもの。いちご柄のホルターネックがとにかく可愛くて、ずっと取っておいています」

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コレクションする偏愛アイテム

白のブラウス
長年集めてきた色柄のボトムに合わせるトップスには、白が活躍するという竹淵さん。なかでもレースやフリルのついた甘いテイストのブラウスがどんどん増えるのには、理由がある。「儚くて繊細な女性像への憧れですね、実際は違うから……(笑)。だからこそバランスよく着こなせるのかもしれません。白のトップスは顔が明るく映えるレフ板効果も感じますし、トレンドと関係なく着られるのも魅力です」。(左から)シモーン ロシャ、トーガ、ジバンシィ

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