メゾン マルジェラのウールシャツ・ロエベのバスケットバッグ・ARKETの開襟シルクシャツ【2023年SPUR.JPエディターMATSUEのベストバイ】

いい大人なので、自分らしさや揺るぎないスタイルが決まってきたかと思いきや、まだまだいろいろなものに目移りしてしまうことを痛感した2023年。印象に残ったショッピングを振り返ります。

【メゾン マルジェラのウールシャツ】マイ・ライフタイム・ウールシャツ(予定)

メゾン マルジェラ ペンドルトン コラボのウールシャツ
ペンドルトン ウールシャツ¥205,700

まず、今年のショッピングで印象的だったのが、手に入れた時の興奮をコラムでもお伝えしたメゾン マルジェラのペンドルトン ウールシャツ。髪をハイトーンにしてからの2年余り、すっかり明るめの色の虜になっている私には見逃せない配色なのはもちろん、“アメリカーナ”なコレクションのムードにもぴったりだし、これを買わずして何を買うのか、という気持ちになった一品です。

メゾン マルジェラ ペンドルトン コラボのウールシャツ 背面ディテール
コラムで披露した後ろ前に着るスタイルには、日常ではまだチャレンジしていないことを告白しておきます……。

ロケ中や休日のヘアサロンを含め、社内外からちょくちょく「これ、マルジェラのシャツですか?」と声をかけていただくことが多かったのも印象深く。ある意味、2023-24年秋冬シーズンを象徴するアイテムのひとつだったのかな、と勝手に解釈しています。

【ロエベのバスケットバッグ】モダンで容量たっぷりな優等生

ロエベのバスケットバッグ 白 ミディアム
バスケットバッグ(H26.5×W40×D16cm)¥86,900

次に、夏のあいだ大活躍してくれた相棒をご紹介します。

毎年のように猛暑が続く昨今、身に着けるものはライトで爽やかにまとめたいもの。かごバッグも気になっていましたが、往年のジェーン・バーキンが持っていたようなかっちりしたタイプは電車通勤には現実的ではないし、かといって柔らかい素材だと荷物の多い私には耐久性が心配。もっと言えば通勤にだって使いたいし、肩掛けだってしたい。ということで選んだのが、ロエベのヤシの葉×レザーを組み合わせたバスケットバッグです。 

ロエベのバスケットバッグ 白 ミディアム レザーパッチのディテール
大きなレザーパッチがアクセントとなり、モダンな印象。

PC+スナック菓子が余裕で入り(私の基準って……)、長めのストラップはしっかりしていて安定感があり、さらにはホワイトが涼しげ。ストラップがアシンメトリーに配されていたり、大ぶりのレザーパッチの存在感があって、デザイン魂を感じられるところも気に入っています。

ちなみにこのバッグ、LVMHグループが出資しているファッションの検索エンジン「Lyst」で、2023年第二四半期の「HOTTEST PRODUCTS」で4位にランクインしていました!

【ARKETのシルクシャツ】エッセンシャルワードローブ候補(受け売りですが!)

ARKETのシルクシャツ
Relaxed Silk Shirt $129

最後は「推し消費」に近いのですが……。世の中にシルクシャツってきっとたくさんあるものの、私が今年手に入れたのはARKETの開襟シルクシャツ

しばらく前、この記事でもご紹介した通り、スタイリストのスザンヌ・コラーの作るスタイルが大好きです。ある日、インスタを眺めていたら、こんなポストが目に入りました。“my selection of essentials on @arketofficial”? そしてたどり着いたのがARKETというブランドの特集ページ。不勉強でしたが、日常に寄り添うタイムレスなアイテムを扱うH&Mグループのブランドで、アーティスティックに「エッセンシャル」を追求しているスザンヌとは、確かに相性が良さそう。

ということで彼女のセンスを信じ、セレクションの中からパジャマのようなシルクシャツを購入してみたのです。

ARKETのシルクシャツ 襟元のディテール
パジャマのような開襟スタイルなので、中にカラーニットを着たり、アクセサリーと合わせたり。

スザンヌ師匠いわく、シルクのパジャマシャツは昼にも夜にも活躍する完璧なアイテムなのだそうですが、そこまでは使いこなせていないのが正直なところ。とはいえ、カフスボタンがついていたり、裾がラウンドテールだったり、バックにボックスプリーツが入っていたりと、シャツのディテールが取り入れられているので、いかにも「パジャマ着てきました」感がないのはありがたい。実は、このシャツとセットアップで着られるシルクパンツも購入したので、師匠のエッセンシャル道を追う者として精進していかねば、という決意を込めて選ばせていただきました。

大掃除でしっかりスペースを空けてから(←自分への言い聞かせ)、来年も素敵なアイテムとの出合いに期待したいと思います!

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エディターMATSUE

モードとカルチャーの狭間で15年。音楽と鉱石とフレンチフライから逃れられません。

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