スタイリストがリアルに買いたいと思ったアイテムを紹介する、本誌のレギュラー企画がオンラインにも登場。今月は、SPUR9月号よりお届け。
パンチのきいたスタイリングに定評のある遠藤さん。確立されたスタイルの背景には、クラシックとモダンが融合した80年代ファッションの影響があるという。「全体のバランスを一気に崩してくれるような、80年代特有の遊び心のあるデザインが好きです。この秋冬はそこにグラマラスな要素を取り入れたい気分」
1. BALENCIAGA(バレンシアガ)
陶器のマグカップからインスパイアされた大ぶりのブレスレットはインパクト抜群。「どんなにコンサバな服装でも、これひとつ身につけるだけでガラリと印象が変わりそう。そんな破壊力のあるデザインに惹かれました」
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2. LOEWE(ロエベ)
力強いステートメントがプリントされたロエベのメンズTシャツ。「カルチャーやアートを感じるジョナサン・アンダーソンの洋服が大好きです。太めのカラーパンツにポインテッドトゥのパンプスを合わせて着こなしたい」
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3. CÉLINE(セリーヌ)
柔道着の黒帯から着想を得た極太のストラップにエクストリームなサイズがエフォートレスなムード。「シンプルかつシックだけど、この極端な大きさが可愛い。遊び心がきいています」

4. STELLA McCARTNEY(ステラ マッカートニー)
ブリティッシュテイストあふれるツィードチェックのテーラードジャケット。くびれたウエストがフェミニンなシルエットを生み出す。「袖の内側がプレスされていて、ケープのようにも見えるデザイン。インにはあえて色のあるアイテムを合わせてスタイリングのケミストリーを楽しみたい」
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5. HERMÈS(エルメス)
アクセサリーボックスにと遠藤さんがひと目惚れしたのが、エルメスのハンドペイントのラッカーボックス。カレの絵柄も手がけるイタリア人アーティストのジアンパオロ・パニによるデザイン。「モンドリアン調のシュールなペイントが絶妙。色鮮やかな内側とのコントラストも素敵です」

6. MAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)
ヒップにフィットするハイウエストのデニムパンツは、マリリン・モンローが着用していたものがイメージソース。「デニムはあまりはかないのですが、ランウェイを見て欲しいと思いました。カーヴィなラインが魅力的」

PROFILE/遠藤彩香(えんどう あやか)
ショップの販売員としての経験を積んだのち、MORIYASUさんに師事、2009年に独立。国内外のモード誌で精力的に活躍中。いつかやってみたいことは、自家農園でのハーブ栽培。
SOURCE:SPUR 2017年9月号「SPUR finds…/スタイリストの今月の欲しいもの」
photography:Takehiro Uochi〈TENT〉 styling:Ayaka Endo text:Eimi Hayashi
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着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!