南仏イエールでの国際モード&写真フェスティバル。 モードのグランプリ受賞者は日本人、富永航氏!

4月21日〜25日の4日間、南仏の街イエールでの「第31回イエール国際モード&写真フェスティバル」に行ってきました!この通称“フェスティバル・ディエール”の要は、若手デザイナーの登竜門とも言われる、ファッション部門のコンペティション。過去にはヴィクター&ロルフや次期サンローランのクリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロなどを輩出してきました。
今年のファッション部門の審査委員長は、10年前にここで審査員特別賞を勝ち取った現パコ・ラバンヌのデザイナー、ジュリアンドッセーナ。そして今回の話題は、ファッション部門の最終選考に残った10人のうち、なんと4人が日本人であること。

本拠地となるヴィラ・ノアイユでは、今年の最終選考者たちと昨年、一昨年の賞獲得者たちのプレゼンテーションをはじめ、展覧会やコンファレンス、コンサートなどが開かれ、若手ブランドを集めたポップアップストアも設置されました。また、山の中腹に建つヴィラ・ノアイユから海沿いに30分程走った塩田の倉庫では、連日最終選考者たちによるランウェイ・ショーが。最終日にはショーのあと賞が発表され、グランプリは富永航(わたる)氏の、テキスタイルに凝ったカラフルでウィットに溢れるメンズ・コレクションに。幾つかの展覧会は、5/22まで開催中(5/8を除く)。来週のブログと本誌7月号では、ファッション部門の詳細をお届けします。お楽しみに。

http://www.villanoailles-hyeres.com/fimph2016/

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ファッション・ジャーナリスト 乗松美奈子

パリ在住。ファッション業界における幅広い人脈を生かしたインタビューやライフスタイルルポなどに定評が。私服スタイルも人気。
https://www.instagram.com/minakoparis/

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