AD Intérieur より。左:Rodolphe Parenteによるランドリー・スペース「Lingerie Métal-Pop」。右: Gert Voorjansによる、限りなくバロックな寝室。写真はヒェールト氏。
AD Intérieur より。左:パリ7区にショップも構える、貝細工で有名なThomas Boogによるバスルーム。右:常に斬新なアイディアを提案する若手建築家Mathieu Lehanneurによる寝室。
Biennale Parisより。共にパリ左岸の家具ギャラリー、Jacques Lacosteのスタンドにて、ファッション界にもファンが多いデザイナー、ジャン・ロワイエール(Jean Royère)の家具の展示。
Biennale Parisより。左上:ブリュッセル・Epoque Fine Jewels出品、ティファニーの1980年代のジュエリー。左下:サントロペのFrancine Fine Joaillerie出品、19世紀初頭ナポレオン3世様式のブレスレット。右:スイスのジュエラー、Boghossíanの最新作、エメラルドのリング。
Maison & Objetより。左:Silodesignによる、ステンレスのコーヒー・フィルターと保温性のあるダブル・ボトル。革新的に美味しいコーヒーが煎れられる、とシカゴのコーヒー・フェスタでもNO.1を受賞。右:私がいつか買いたいと思っている、トム・ディクソンのコーヒー&ティー・セット。
Maison & Objetより。18-19世紀のスタイルをこよなく愛するファッション・デザイナー、アレクシ・マビーユ(Alexis Mabille)がジャコブ・ドゥラフォン(Jacob Delafon)のためにデザインした、大理石と真鍮のバスルーム。Photo: Adrien Dirand
AD Intérieur より。左:Rodolphe Parenteによるランドリー・スペース「Lingerie Métal-Pop」。右: Gert Voorjansによる、限りなくバロックな寝室。写真はヒェールト氏。
AD Intérieur より。左:パリ7区にショップも構える、貝細工で有名なThomas Boogによるバスルーム。右:常に斬新なアイディアを提案する若手建築家Mathieu Lehanneurによる寝室。
Biennale Parisより。共にパリ左岸の家具ギャラリー、Jacques Lacosteのスタンドにて、ファッション界にもファンが多いデザイナー、ジャン・ロワイエール(Jean Royère)の家具の展示。
Biennale Parisより。左上:ブリュッセル・Epoque Fine Jewels出品、ティファニーの1980年代のジュエリー。左下:サントロペのFrancine Fine Joaillerie出品、19世紀初頭ナポレオン3世様式のブレスレット。右:スイスのジュエラー、Boghossíanの最新作、エメラルドのリング。
Maison & Objetより。左:Silodesignによる、ステンレスのコーヒー・フィルターと保温性のあるダブル・ボトル。革新的に美味しいコーヒーが煎れられる、とシカゴのコーヒー・フェスタでもNO.1を受賞。右:私がいつか買いたいと思っている、トム・ディクソンのコーヒー&ティー・セット。
Maison & Objetより。18-19世紀のスタイルをこよなく愛するファッション・デザイナー、アレクシ・マビーユ(Alexis Mabille)がジャコブ・ドゥラフォン(Jacob Delafon)のためにデザインした、大理石と真鍮のバスルーム。Photo: Adrien Dirand
毎年9月前半のパリでは、アンティークからコンテンポラリー・デザインまで、また日用品からアートまで、インテリア関係の見本市や展覧会が開かれます。いずれも一般公開があり、様々なスタイルの美術品抜粋を一望してお勉強&目の保養ができるほか、まだ店頭に出ていない商品のプレビューまでが楽しめる機会です。
その一つが、8年前に始まったAD誌企画・主催のアーデー・アンテリウール(AD Intérieur )。今年も10人ほどの内装家達が、会場となった貨幣造幣局の各部屋で、それぞれの世界観を披露しました。今年のテーマは“素材というアート”。各内装家による寝室、リビング、バスルームなどは、貴重な素材を使って熟練の職人に作らせた家具やオブジェ、また彼らの目で選んだアンティークを“キュレーション”して演出しています。
また、ここは彼らのニュースをキャッチする好機でもあります。たとえばドリス・ヴァン・ノッテンのショップ内装を手がけたことでも知られるベルギーのヒエールト・フォーヤンス(Gert Voorjans )の次なるプロジェクトは、来年春発表のジム・トンプソン とのコラボレーションだそう。ちなみにマチュー・ルアヌール(Mathieu Lehanneur )による寝室では、コンセプト“最後のアドレス”にちなんで、本誌のコントリビューターでもあるトマ・ユメリー(Thomas Humery )撮影による、マリリン・モンローが息絶える直前まで住んでいた家の正面玄関の写真が飾られていました。Monnaie de Parisにて9/20まで開催中。
もう一つのハイライトは、昨年からビエンナーレいう名に関わらず毎年開かれることになったビエンナール・パリ(La Biennale Paris )。グランパレの屋根の下に集まった古美術商や家具ギャラリーのスタンドには、ローマやエジプトの彫像、ファインアートの巨匠による絵画から、シャルロット・ペリアンやジャン・ロワイエールをはじめ、デザイン好きにはたまらない20世紀初頭のデザイナーの家具が集められています。新旧のジュエリーも見所で、18世紀から1980年までの大手メゾンのレア・ピースなどが並びます。Grand Palaisにて、9/17まで開催中。
そして年2回、5日間に渡って世界中のバイヤーやメディアを対象に開かれるメゾン・エ・オブジェ(Maison & Objet )も開催しました。今年もシャルル・ドゴール空港に近い巨大な見本市会場パルク・デ・ゼクスポジション(Parc des Expositions)にて、8つのホールになんと5,000ものブランドが定番や新作を披露しました。分野はキッチン・ツール、食器、文房具、ハイテク用品、ガジェット、ペットグッズから著名デザイナーの家具、インテリア用ファブリック、家具、内装用の素材まで。一般客も有料で入場可。特に最終日は展示品の売り切りセールをするスタンドもあるので、次回この時期にパリにいたら、ぜひ足を伸ばしてみて。