ルーマラン(Lourmarin)のヴィンテージ・ショップ、Contrastes et Curiositeés で見つけたプロヴァンス・スタイルの帽子が大活躍。右・アルルにて。ドレスは数年前から愛用している、ドリス ヴァン ノッテン。左・オンスイにて。ヴァレンチノのサンダルとロエべのバスケットも、この夏のマイ必須アイテム。
エクサン・プロヴァンスで訪ねた展覧会。右・Nicolas de Staëlが描いた、’50年代のプロヴァンスの風景。左・会場となったコーモン邸は、18世紀の歴史的建造物。企画展の他、当時の調度品を遺した部屋も見学できる。
オンスイの村。右・中心地から小径や階段を下ると、Musée Extraordinaireの前には不思議な彫刻の一群が。左・オンスイ城やサンマルタン教会がある、村中心からの眺め。15〜17世紀の建物が遺るその佇まいは、まるで映画のセット!
オンスイの、サフィアさん宅。パリのアパルトマンとは趣を変え、ここでは’60年代の籐の家具を中心に、アクセントはカラフル。壁のタピスリート手前の棚に並べた陶器の一連は、近くの村ルーマランのヴィンテージ・ショップで見つけたとか。
リル・シュル・ラ・ソルグ(L’Isle sur la Sorgue)のレストラン、Jardin du Quai 。右上・地元の素材を活かした、シンプルかつ洗練された料理。右下・オーナー&シェフ、ダニエル・エベ氏のレシピ本。左・レストランは緑溢れる庭に。屋内テーブルも。
ラ・ロック・ドンテロン(La Roque d’Anthéron)の公園内で夏の間は毎晩の様にクラシック・コンサートが開かれる。この夜ワルシャワからやってきたシンフォー楽団を控えてピアノを披露したのは、アメリカ人ピアニスト、Nicholas Angelich。
ル・ピュイ・サント・レパラード(Le Puy Sainte Réparade)のぶどう畑の真っ只中にあるのが、お城を改装してオープンしたばかりのホテル&レストラン、Château du Fonscolombe。写真は18世紀の内装を再現したサロン。
Château de Fonscolombeの庭でランチ。上・カニとトマトの、ちょっとスパイシーなスターター。上下・デザート、アイスクリーム添え桃のスープ。左・庭の水槽脇で涼む、スウィーティ。
右・毎年アルルでは夏の間、街中にLes Rencontres de la Photographieのポスターが。左・5年前にスタートした総合アートセンター、Luma Foundationの敷地内にはフランク・ゲリーの設計によるメイン会場が建設中。来年夏にオープン予定。
アルル国際写真フェスティバルより、Le Village Potemkine展 右上・ Carson City VI / Vårgårda, Sweden, 2016 右下・Junction City IV, Fort Irwin, US Army, Mojave Desert, California, USA, 2016. 共にGregor Sailer(Courtesy of the artist)左・サン・トロフィム修道院での同展設置風景。9/23まで
アルル旧市街で偶然見つけたアンティーク&手芸用品店 Au Café Couture 。34, rue du 4 Septembre 右・レースのブラウスなど地元のアンティークを集めたウインドウ。左・生地から糸まで、プロバンス名産ラベンダーの色で揃えて。
アルル旧市街のショッピング・スポットはエリック・ベルジェールによるファッション&ライフスタイルのDou Bochi。16, rue Réattu
Dou Bochiのすぐそばには、Anne Clergue Galerieが。Johanna-Maria Fritzが中東のサーカス団の曲芸師や動物たちを収めた写真展Saltimbanques au Moyen Orientは8月末まで。12, Plan de la Cour
ルーマラン(Lourmarin)のヴィンテージ・ショップ、Contrastes et Curiositeés で見つけたプロヴァンス・スタイルの帽子が大活躍。右・アルルにて。ドレスは数年前から愛用している、ドリス ヴァン ノッテン。左・オンスイにて。ヴァレンチノのサンダルとロエべのバスケットも、この夏のマイ必須アイテム。
エクサン・プロヴァンスで訪ねた展覧会。右・Nicolas de Staëlが描いた、’50年代のプロヴァンスの風景。左・会場となったコーモン邸は、18世紀の歴史的建造物。企画展の他、当時の調度品を遺した部屋も見学できる。
オンスイの村。右・中心地から小径や階段を下ると、Musée Extraordinaireの前には不思議な彫刻の一群が。左・オンスイ城やサンマルタン教会がある、村中心からの眺め。15〜17世紀の建物が遺るその佇まいは、まるで映画のセット!
オンスイの、サフィアさん宅。パリのアパルトマンとは趣を変え、ここでは’60年代の籐の家具を中心に、アクセントはカラフル。壁のタピスリート手前の棚に並べた陶器の一連は、近くの村ルーマランのヴィンテージ・ショップで見つけたとか。
リル・シュル・ラ・ソルグ(L’Isle sur la Sorgue)のレストラン、Jardin du Quai 。右上・地元の素材を活かした、シンプルかつ洗練された料理。右下・オーナー&シェフ、ダニエル・エベ氏のレシピ本。左・レストランは緑溢れる庭に。屋内テーブルも。
ラ・ロック・ドンテロン(La Roque d’Anthéron)の公園内で夏の間は毎晩の様にクラシック・コンサートが開かれる。この夜ワルシャワからやってきたシンフォー楽団を控えてピアノを披露したのは、アメリカ人ピアニスト、Nicholas Angelich。
ル・ピュイ・サント・レパラード(Le Puy Sainte Réparade)のぶどう畑の真っ只中にあるのが、お城を改装してオープンしたばかりのホテル&レストラン、Château du Fonscolombe。写真は18世紀の内装を再現したサロン。
Château de Fonscolombeの庭でランチ。上・カニとトマトの、ちょっとスパイシーなスターター。上下・デザート、アイスクリーム添え桃のスープ。左・庭の水槽脇で涼む、スウィーティ。
右・毎年アルルでは夏の間、街中にLes Rencontres de la Photographieのポスターが。左・5年前にスタートした総合アートセンター、Luma Foundationの敷地内にはフランク・ゲリーの設計によるメイン会場が建設中。来年夏にオープン予定。
アルル国際写真フェスティバルより、Le Village Potemkine展 右上・ Carson City VI / Vårgårda, Sweden, 2016 右下・Junction City IV, Fort Irwin, US Army, Mojave Desert, California, USA, 2016. 共にGregor Sailer(Courtesy of the artist)左・サン・トロフィム修道院での同展設置風景。9/23まで
アルル旧市街で偶然見つけたアンティーク&手芸用品店 Au Café Couture 。34, rue du 4 Septembre 右・レースのブラウスなど地元のアンティークを集めたウインドウ。左・生地から糸まで、プロバンス名産ラベンダーの色で揃えて。
アルル旧市街のショッピング・スポットはエリック・ベルジェールによるファッション&ライフスタイルのDou Bochi。16, rue Réattu
Dou Bochiのすぐそばには、Anne Clergue Galerieが。Johanna-Maria Fritzが中東のサーカス団の曲芸師や動物たちを収めた写真展Saltimbanques au Moyen Orientは8月末まで。12, Plan de la Cour
猛暑のパリにしばしさようならし、パリ・リヨン駅より愛犬スウィーティと共にTGVに揺られること、3時間。エクサン・プロヴァンスで下車すると、早速コーモン邸 で開催中のニコラ・ドゥ・スタール(Nicolas de Staël)展へと出向きます。彼はロシアに生まれ、フランスに亡命した、20世紀前半の画家。ニュアンスのある色使いで景色や静物を感情豊かに描いた彼の抽象画が、私は大好きです。彼がプロヴァンスに住んだ頃の作品を集めた本展は、今回の旅のスタートにぴったり!
次は車で30分ほど走って、オンスイ(Ansouis )へ。「フランスにおける最も美しい村 」の一つに指定されているこの村は、徒歩1時間程で一周できるサイズと、車が制限された静かさが魅力です。チャーミングなアン・パシオ・オン・リュベロン(Un Pation en Lubéron )を始めとする数件の民宿や貸し別荘がしかないから、旅行者も少なし。ここに新しい別宅を構えたのは、ラデュレのジェネラル・マネージャーである親友のサフィア・トマス さん。彼女の案内で滞在中に毎日違う村や街に出向いて体験したのは、アンティーク市場に囲まれたレストラン、ジャルダン・デュ・ケ(Jardin du Quai )、国際ピアノフェスティバル(Festival International de Piano )の屋外コンサート、フォンコロンブ城(Château de Fonscolombe )などなど。
そして旅の締めは、久しぶりにアルルへ。古代劇場やアリスカンなど遺跡を巡る合間には、アルル国際写真フェスティバル(Les Rencontres de la Photographie )一環の写真展も覗きます。今ではヨーロッパ屈指のアートイベントとなった同フェスティバルの前身を50年前に立ち上げたのは、写真家のリュシアン・クレルグ。彼の娘アンヌ・クレルグのギャラリー(Anne Clergue Galerie )で見たサーカス団の写真展は詩的で力強く、しばし見入ってしまいました。最後には、デザイナーで古い友人、エリック・ベルジェール(Eric Bergère)のブティックDou Bochi に寄って、彼がデザインするリゾートウエアと、地元のクラフツマンシップが生きたオブジェや雑貨を物色。と、旅ムードが最高潮に達したところで、スウィーティと共に帰りの電車に乗る時間に。さようなら、プロヴァンス。また近いうちに!
Text : Minako Norimatsu