ルポとファッションをミックスした、ジュリー・ポリーの写真展出品作品。電車の乗務員としてのアルバイトをしていた経験から、彼女は駅での様々なシーンをとらえたそう。
ジュリー・ポリーの展覧会 “Ukrzaliznytsia” では、大きなウクライナ鉄道ターミナル駅の至るところに、大判の写真がライトボックスで展示された。
コンセプトストア、アトリエ1。右:ウクライナの新進デザイナー、ユリア・エフィミチェック(Yulia Yefimtchuk)のラック。左:大通りを一歩入った中庭に面した小さな入り口から、店内へ。Shevchenko Bulvar 10
アトリエ1にて、最新コレクションを披露するヤクシンの二人組。右がディマ・チャユン(Dima Chayun)、左がアントン・ヤクシン(Anton Yakshyn)。
コンセプトストア、アシュトヒック。右:地元のアーティスト、マーシャ・レヴァによる壁画。彼女は同店のために、コンバースにも手描きイラストを。左:イエンキ・イエンキのラック。Lesya Ukrainka Blvd. 7A
ウクライナ・ファッションウイークの一環として開かれた、イエンキ・イエンキのプレゼンテーション。新作もカラー・バリエーション豊富に。
右:キエフのモンマルトルと呼ばれる名所、アンドレイ坂に並ぶお土産屋さんで見つけた民族衣装、ヴィシヴァンカ。左:ヴィシヴァンカのリュクス版、ヴィタキンはアシュトヒックにて。
伝統的なセレモニーを模してキャンプファイアを囲んで披露された、ジャルダン・エグゾティックの19春夏コレクション。
今回のウクライナ・ファッションウイークで群を抜いていたのはリトアニアからのゲスト、サンドラ・ストラウカイテのアーバン・スポーティなコレクション。
キエフ郊外レスノーの巨大な古着市には地元のデザイナーたちがインスピレーション探しに通うときいていたけれど、ソフィア・ロッスィノヴィッチ(中央のブロンドの女性)によるロッスィン(Roussin)のショーを見て、納得! ‘80sの現代版。
クセニア・シュナイダーお勧めのレストラン、ショー。ウクライナの農家をモダンに解釈した内装で、メニューは伝統的な家庭料理のモダン・バージョン。Shomechnikova 18
レストラン、ショー。右:ビーツの酸味が程よく、意外と軽めで平らげてしまった、ボルシチ。左:店内では、至るところに地元の工芸品を思わせる装飾が。
街中で見かけた、旧ソ連の名残。右:クセニアお勧め、ピンチュク・アートセンターのポスター。1/3-2 Velyka Vasylkivska / Baseyna str. 左:永遠の栄光公園近くの建物
ルポとファッションをミックスした、ジュリー・ポリーの写真展出品作品。電車の乗務員としてのアルバイトをしていた経験から、彼女は駅での様々なシーンをとらえたそう。
ジュリー・ポリーの展覧会 “Ukrzaliznytsia” では、大きなウクライナ鉄道ターミナル駅の至るところに、大判の写真がライトボックスで展示された。
コンセプトストア、アトリエ1。右:ウクライナの新進デザイナー、ユリア・エフィミチェック(Yulia Yefimtchuk)のラック。左:大通りを一歩入った中庭に面した小さな入り口から、店内へ。Shevchenko Bulvar 10
アトリエ1にて、最新コレクションを披露するヤクシンの二人組。右がディマ・チャユン(Dima Chayun)、左がアントン・ヤクシン(Anton Yakshyn)。
コンセプトストア、アシュトヒック。右:地元のアーティスト、マーシャ・レヴァによる壁画。彼女は同店のために、コンバースにも手描きイラストを。左:イエンキ・イエンキのラック。Lesya Ukrainka Blvd. 7A
ウクライナ・ファッションウイークの一環として開かれた、イエンキ・イエンキのプレゼンテーション。新作もカラー・バリエーション豊富に。
右:キエフのモンマルトルと呼ばれる名所、アンドレイ坂に並ぶお土産屋さんで見つけた民族衣装、ヴィシヴァンカ。左:ヴィシヴァンカのリュクス版、ヴィタキンはアシュトヒックにて。
伝統的なセレモニーを模してキャンプファイアを囲んで披露された、ジャルダン・エグゾティックの19春夏コレクション。
今回のウクライナ・ファッションウイークで群を抜いていたのはリトアニアからのゲスト、サンドラ・ストラウカイテのアーバン・スポーティなコレクション。
キエフ郊外レスノーの巨大な古着市には地元のデザイナーたちがインスピレーション探しに通うときいていたけれど、ソフィア・ロッスィノヴィッチ(中央のブロンドの女性)によるロッスィン(Roussin)のショーを見て、納得! ‘80sの現代版。
クセニア・シュナイダーお勧めのレストラン、ショー。ウクライナの農家をモダンに解釈した内装で、メニューは伝統的な家庭料理のモダン・バージョン。Shomechnikova 18
レストラン、ショー。右:ビーツの酸味が程よく、意外と軽めで平らげてしまった、ボルシチ。左:店内では、至るところに地元の工芸品を思わせる装飾が。
街中で見かけた、旧ソ連の名残。右:クセニアお勧め、ピンチュク・アートセンターのポスター。1/3-2 Velyka Vasylkivska / Baseyna str. 左:永遠の栄光公園近くの建物
ファッションからアートまで、オルタナティブな動きが盛り上がる、キエフ。19年春夏のウクライナ・ファッションウイーク は、話題のフォトグラファー、ジュリー・ポリー(Julie Poly )の写真展オープニングと共に幕を開けました。ルポをまるでファッション写真のように撮る彼女は、地元のユース・カルチャーの証言者。だからまずは会場となったターミナル駅構内で宝探しのように彼女の写真を一つずつ見つけて、キエフ・ムードに!
次はこの街ならではのコンセプトストア、アトリエ1(Atelier 1 )へ。つい30年近く前までは旧ソ連の一部だったこの国だけあって、ロケーションはなんと、元バンカー(戦時中に使われた秘密壕)。謎めいた地下のスペースには、コムデギャルソン系の各ブランドに混じってパスカル(Paskal )を始め、地元の若手デザイナーの作品が際立っています。今回ここでプレゼンテーションをしたのが、ヤクシン(Chakshyn )のデュオ。ミニマル&ストリートを持ち味とする彼らは、今回抑えめのトーンで、構築的なラインのコレクションを見せてくれました。
もう一軒のコンセプトストアは、アシュトヒック(Asthik )。ロエベやジル・サンダーなどハイエンドなブランドが並ぶ中、やはりここでもチェックしたいのは、ご当地デザイナーです。例えば、昨年冬にパステルカラーのダウンジャケットをヒットさせたイエンキ・イエンキ(Ienki Ienki )。それとは対照的なスタイルでウクライナを象徴するのが、ヴィシヴァンカと呼ばれる刺繍を施したドレスのヴィタキン(Vitakin )。ちなみにファッションウイークではジャルダン・エグゾティック(Jardin Exotique )が、民族衣装の進化形を見せてくれました。
他にはショーの合間に、9月13日の投稿 で紹介したクセニア・シュナイダーと、新しいレストラン、ショー(Sho )でランチをしたり、彼女のお勧めのピンチュク・アートセンター(Pinchuk Art Center )に行ったり。またユネスコの世界遺産にも指定されているペチェールシク大修道院や、街の至る所で厳つい様相を呈する、旧ソ連時代の巨大な建築物も鑑賞し、6日間を満喫。次回はクセニアのチームが作ったキエフ案内のビデオ を参考に、もっとコアな場所を訪ねてみる予定です。
text: Minako Norimatsu