クレージュ。右:ポップアップストアで販売中のビニール・ポーチ。裏側にはビニールのストック・メーター数がエンボス加工されている。左:アイコニックなビニール・ジャケット。photo: Minako Norimatsu
クレージュの期間限定ストアは、アーティストChristophe Hamaida Piersonによる内装。40, rue François 1er 75008 。ストア閉店(日程未定)後も、限定商品は隣の本店で販売続行。売り切れ御免! photo: Minako Norimatsu
バイレードの期間限定ストア。新しいフレグランス11th Hourを始め、様々なブランドとコラボによるアウトドア用品を展開。11, rue Debelleyme 75003
バイレードのパリ初のブティック。家具も、メゾンの創始者ベン・ゴーラムによるデザイン。199, rue Saint Honoré 75001 Photo: Annabel Elston
スキャパレリ初のプレタポルテは、エルザ・スキャパレリと親交が深かったシュールレアリスムのアーティスト、マン・レイへのオマージュ。小物類も充実。
スキャパレリは、これまでアポ制だったサロンをブティックに。写真はエルザ・スキャパレリのシンボル・カラー、ショッキング・ピンクのディスプレイ。21, place Vendoôme 75001 photo: Minako Norimatsu
ミュゼ・サンローラン・パリの新しい展示は“夢見るアジア”、来年1月27日まで。5, Avenue Marceau 75116 Paris 右:インドの民族衣装をモダンに解釈。左:中国、特に花にインスパイアされた作品の数々。(1970年秋冬オートクチュール)共に© Yves Saint Laurent , photo : Thierry Ollivier
右:香水オピウムのローンチングに備えて描いたクロッキー。(1977-78年) Musée Yves Saint Laurent Paris © Yves Saint Laurent 左・初めての日本への旅でのサンローラン氏。(1963年4月) © All rights reserved
始まったばかりの、エゴン・シーレ展。2019年1/14まで。右:自画像(1911年) photo: Courtesy of Ernst Ploll, Vienne。 左:Moa (1911年) 個人所蔵 Photo : Mathias Kessler(2017 年)ルイ ヴィトン財団にてAvenue du Mahatma Gandhi 75116
ルイ ヴィトン財団で来年1/14まで開催中のもう一つの展覧会は、ジャン=ミッシェル・バスキア。Dos Cabezas (1982年) 個人所蔵。© Estate of Jean-Michel Basquiat(ライセンスArtestar, New York)Photo © Robert Mckeever
今季もクラシックからコンテンポラリーの演目が目白押しのオペラ座、ガラ公演より。写真左は、パリ国立オペラ座ダンス部門ディレクターのオーレリー・デュポン。Photo: Julien Benjamou
パリ国立オペラ座にて。右:公演の後はシャネルとロレックスの支援で、セレブを多数招いたガラ・ディナー。左:ディナーの後は、アフターパーティ。私も友人たちと記念撮影。
クレージュ。右:ポップアップストアで販売中のビニール・ポーチ。裏側にはビニールのストック・メーター数がエンボス加工されている。左:アイコニックなビニール・ジャケット。photo: Minako Norimatsu
クレージュの期間限定ストアは、アーティストChristophe Hamaida Piersonによる内装。40, rue François 1er 75008 。ストア閉店(日程未定)後も、限定商品は隣の本店で販売続行。売り切れ御免! photo: Minako Norimatsu
バイレードの期間限定ストア。新しいフレグランス11th Hourを始め、様々なブランドとコラボによるアウトドア用品を展開。11, rue Debelleyme 75003
バイレードのパリ初のブティック。家具も、メゾンの創始者ベン・ゴーラムによるデザイン。199, rue Saint Honoré 75001 Photo: Annabel Elston
スキャパレリ初のプレタポルテは、エルザ・スキャパレリと親交が深かったシュールレアリスムのアーティスト、マン・レイへのオマージュ。小物類も充実。
スキャパレリは、これまでアポ制だったサロンをブティックに。写真はエルザ・スキャパレリのシンボル・カラー、ショッキング・ピンクのディスプレイ。21, place Vendoôme 75001 photo: Minako Norimatsu
ミュゼ・サンローラン・パリの新しい展示は“夢見るアジア”、来年1月27日まで。5, Avenue Marceau 75116 Paris 右:インドの民族衣装をモダンに解釈。左:中国、特に花にインスパイアされた作品の数々。(1970年秋冬オートクチュール)共に© Yves Saint Laurent , photo : Thierry Ollivier
右:香水オピウムのローンチングに備えて描いたクロッキー。(1977-78年) Musée Yves Saint Laurent Paris © Yves Saint Laurent 左・初めての日本への旅でのサンローラン氏。(1963年4月) © All rights reserved
始まったばかりの、エゴン・シーレ展。2019年1/14まで。右:自画像(1911年) photo: Courtesy of Ernst Ploll, Vienne。 左:Moa (1911年) 個人所蔵 Photo : Mathias Kessler(2017 年)ルイ ヴィトン財団にてAvenue du Mahatma Gandhi 75116
ルイ ヴィトン財団で来年1/14まで開催中のもう一つの展覧会は、ジャン=ミッシェル・バスキア。Dos Cabezas (1982年) 個人所蔵。© Estate of Jean-Michel Basquiat(ライセンスArtestar, New York)Photo © Robert Mckeever
今季もクラシックからコンテンポラリーの演目が目白押しのオペラ座、ガラ公演より。写真左は、パリ国立オペラ座ダンス部門ディレクターのオーレリー・デュポン。Photo: Julien Benjamou
パリ国立オペラ座にて。右:公演の後はシャネルとロレックスの支援で、セレブを多数招いたガラ・ディナー。左:ディナーの後は、アフターパーティ。私も友人たちと記念撮影。
今回も話題が多かったパリのファッションウイーク。ここでは、会期中にオープンした展覧会やショップについてお届けしましょう。
一番の話題は、新生クレージュ!アーティスティック・ディレクターのヨランダ・ゾベルは、就任後初のコレクションでメゾンのDNAをモダンに、ファンキーに昇華させ、ファッション・シーンに新風を吹き込みました。また、ランウェイが開かれた旗艦店の隣には、ショーの当日から期間限定ストアがオープン。1961年にアンドレ・クレージュがメゾンをスタートして以来、ビニール素材のポップなジャケットやミニスカート、そしてバッグの一連はあまりに有名です。そこで、この“ヘリテージ”と未来へのかけ橋としてメゾンが提案したのは、ビニールのストックを使い切り、将来はエコ素材にシフトすること。6000mもあった素材は、アイコニックなウエアやバッグに使用。いずれもシリアル番号入りで、数が小さくなるほどクレージュ新時代へのカウントダウンに繋がる、という運びです。ここには“プラスチックの終結”と書かれたオーガニック・コットンのTシャツをはじめとする、’18年秋冬のカプセル・コレクションも共存。デザイナー交代劇が頻繁な昨今のファッション界では、クリエイションだけでなくメゾンのポリシーで時代を先取りしてこそ、“新生”が実現するのかもしれません。
このほかにも、バイレードのパリ初旗艦店とライフスタイル・コラボの期間限定ストアがダブル・オープン、クチュール・メゾンスキャパレリのサロンが一般客も受け入れる通常営業形態のブティックに、と新しいドアが次々と開きました。Kuntzel+Deygasによるスキャパレリのアニメーション・ビデオも要チェック。また美術館関係では、ミュゼ・サンローラン・パリの展示がリニューアル、そしてルイ ヴィトン財団でエゴン・シーレとジャン=ミッシェル・バスキア、二つの展覧会がオープン。さらにパリ国立オペラ座では、新シーズンの幕開けを祝ってガラ公演が。ルドルフ・ヌレエフ振り付けのシンデレラからウェイン・マクレガーのツリー・オブ・コードなど、向こう1年のプログラムも発表されています。近々パリに行く予定のある人は、ぜひアドレスと日程をチェックして。
Text: Minako Norimatsu