土に触れ、自分のルーツを知る。母国の味を次世代につなげたい アレクサンドラ・シュワウェクさん FROM ワルシャワ 「私らしいスタイルはシックで快適。自信が欲しいときは、強さのあるアイテムの力を借りることもあります」。シャツはANOTHER ASPECT、パンツはRue De Tokyo ファッションモデルとして、パリや東京で暮らしてきたアレクサンドラ。現在は、料理人として活動をしている。 「ポーランドの冬の装いはイージーで、着心地がよいことがすべて! Skall Studioのセーターと、友人のブランドCARO Editionsのコートが大活躍」。ニット帽は親友の叔母のお手製 「3年前、自分のルーツを再発見したいと母国のポーランドに戻ってきました。ビストロや個人宅に出張して、ローカルな旬の食材を使った料理を提供しています」。 古着のシャツを再活用したMagda Luniewska Craftのエプロン そんな彼女の調理に欠かせないのは「オリーブオイル、塩とフレッシュハーブ。定番ですがこの3つが大事。そしてどんな食材もちゃんと時間をかければ、奇跡だって起こせると思っています」。 友人が手刺しゅうをしたナプキンはブレッドバスケットに収納 地元ワルシャワのファームで働きつつ、収穫時期には、シチリアの果樹園やギリシャの有機農園に手伝いに出かけることも。「土に触れる時間を大切にしています。私にとって、自然の中にあるものがインスピレーション源なので」。 かぼちゃやリンゴをローストした一皿。「冬は果物のコンポートも定番。リンゴと梨を3つずつ用意し、それぞれ4等分に切りひと握りのドライフルーツ、アニスシード2個、シナモンスティック1本、カルダモンシード1個を加え、たっぷりの水でひと煮立ち。中火にして1時間ほど煮込めば完成です」 人を集めて、ひとつの食卓を囲み、地域の恵みを味わいながら会話を交わす時間が何よりも喜び。 建築家のCaroline Sillesenが手がけるCoraliのネックレスは思い入れのあるジュエリー 「冬は温かく抱きしめてくれるような煮込み料理、春夏はシャキッと目の覚めるような新鮮な野菜。食欲に耳を傾ければ、今私たちの体に何が必要かがわかるはず。夢は、いつか自分の農場を持ち、学んだ知識を伝えていくことです!」 自宅でもっともお気に入りの場所はダイニングルーム 料理人・モデルAleksandra Szwałek ポーランド出身。ファッション業界でキャリアをスタートし、モデルとしても活躍。3年前に拠点を首都ワルシャワに移し、料理人に転身。子どもたちに農業を教えるなど、食育にも注力している。 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】をもっと読む ワルシャワの料理人・モデルの日常を拝見! 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 パリのセラミックアーティストの日常を拝見! 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 コペンハーゲンのファッションプロの日常を拝見! 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 大都市を離れ、童心に帰れる場所へ。二人が見つけた秘密基地 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 カラフルなワードローブが日常をドラマティックに彩る 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 ありのままの美しさを大切に。シンプルで心地よい空間を作る 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】