2023.05.08

ラズロ・バデさん FROM パリ【こんにちは、世界のシュプーリーさん】

メゾンのお針子からシェフへ。繊細な手仕事を生かした転身

シェフ・モデル、ラズロ・バデさん
旅先のメキシコで購入したヴィンテージのスカートとブラウス。シュシュはGOOD SQUISH。彼女の横には愛猫のPirate

パリ11区の70年代に建てられたアパルトマンの最上階でフォトグラファーのボーイフレンドと暮らすラズロ。

「美しい市内が見渡せる眺めのよさがお気に入りです」

一針一針に丹精を込めるオートクチュールの裁縫師としてファッションの世界に飛び込んだ彼女。10年間経験を積み、自身でも何かを表現したい気持ちが強くなっていった。

「洋服以外で、一から自分の手で創り出すものを求めていました。その中で、長年の趣味だった料理に情熱をより注ぐようになったんです」。

自然豊かなスイスのラヴォー地区で育ち、幼少期は農作業やチーズ工房の手伝いをして過ごした。

「当時の食経験が今も私の料理のインスピレーション源ですね」。

現在は独立、起業しシェフとして活動を開始。ファッションイベントのケータリング、映画のフードデザイン、メニュー開発など、食を通じた彼女の表現は多岐に及ぶ。

「お針子の基本は、素材の特徴を知り、パターンの組み合わせに気を配り、完璧なものを仕上げること。今まで培ったノウハウを料理にも生かしながら、自由な発想で、私らしい一皿を探求していきたいですね」

シェフ・モデル、ラズロ・バデさん

SUNNEIのジャンプスーツとバッグ。足もとのビルケンシュトックのスーパー ビルキーは、シェフとして働くときにも欠かせない。「インテリアはガラスやステンレスなどの素材が好み。少し変わっていて愛着の湧くデザインを集めています」

シェフ・モデル、ラズロ・バデさん

トップスとショーツはバルセロナのニットブランド、Gimaguas

クリームチーズにキュウリとスプラウトを飾ったオープンサンド

クリームチーズにキュウリとスプラウトを飾ったオープンサンド

ベイクドアップル

ベイクドアップルはオーブンに入れる前の仕込み中

花びらのように薄く削ったスイス産チーズ、テット・ド・モワンヌにチェリーをのせて

花びらのように薄く削ったスイス産チーズ、テット・ド・モワンヌにチェリーをのせて

Laszlo Badetプロフィール画像
シェフ、モデルLaszlo Badet

スイス・ラヴォー地区出身。オートクチュールの縫製を学び、パリで10年間シャネルの裁縫師として勤務。現在は趣味が高じてシェフとしてケータリングやメニュー開発を行い、モデルとしても活動中。

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