メゾンのお針子からシェフへ。繊細な手仕事を生かした転身 旅先のメキシコで購入したヴィンテージのスカートとブラウス。シュシュはGOOD SQUISH。彼女の横には愛猫のPirate パリ11区の70年代に建てられたアパルトマンの最上階でフォトグラファーのボーイフレンドと暮らすラズロ。 「美しい市内が見渡せる眺めのよさがお気に入りです」 一針一針に丹精を込めるオートクチュールの裁縫師としてファッションの世界に飛び込んだ彼女。10年間経験を積み、自身でも何かを表現したい気持ちが強くなっていった。 「洋服以外で、一から自分の手で創り出すものを求めていました。その中で、長年の趣味だった料理に情熱をより注ぐようになったんです」。 自然豊かなスイスのラヴォー地区で育ち、幼少期は農作業やチーズ工房の手伝いをして過ごした。 「当時の食経験が今も私の料理のインスピレーション源ですね」。 現在は独立、起業しシェフとして活動を開始。ファッションイベントのケータリング、映画のフードデザイン、メニュー開発など、食を通じた彼女の表現は多岐に及ぶ。 「お針子の基本は、素材の特徴を知り、パターンの組み合わせに気を配り、完璧なものを仕上げること。今まで培ったノウハウを料理にも生かしながら、自由な発想で、私らしい一皿を探求していきたいですね」 SUNNEIのジャンプスーツとバッグ。足もとのビルケンシュトックのスーパー ビルキーは、シェフとして働くときにも欠かせない。「インテリアはガラスやステンレスなどの素材が好み。少し変わっていて愛着の湧くデザインを集めています」 トップスとショーツはバルセロナのニットブランド、Gimaguas クリームチーズにキュウリとスプラウトを飾ったオープンサンド ベイクドアップルはオーブンに入れる前の仕込み中 花びらのように薄く削ったスイス産チーズ、テット・ド・モワンヌにチェリーをのせて シェフ、モデルLaszlo Badet スイス・ラヴォー地区出身。オートクチュールの縫製を学び、パリで10年間シャネルの裁縫師として勤務。現在は趣味が高じてシェフとしてケータリングやメニュー開発を行い、モデルとしても活動中。 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】をもっと読む ワルシャワの料理人・モデルの日常を拝見! 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 パリのセラミックアーティストの日常を拝見! 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 コペンハーゲンのファッションプロの日常を拝見! 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 大都市を離れ、童心に帰れる場所へ。二人が見つけた秘密基地 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 カラフルなワードローブが日常をドラマティックに彩る 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】 ありのままの美しさを大切に。シンプルで心地よい空間を作る 【こんにちは、世界のシュプーリーさん】