2023.02.07

【こんにちは、世界のシュプーリーさん】メイラン・カオさん FROM バルセロナ

Meilan Kao

Grupo Kao共同創業者兼クリエイティブ・ディレクター
Instagram: @meilan_kao

バルセロナ生まれ。祖父と父が有名中華料理店を営む環境で育ちながらもファッションの道へ。LAで経験を積み、帰国後の2012年に飲食業へ転身。姉妹でGrupo Kaoを起業し、4店舗を展開中。

ファッション的な世界観を「食」のフィールドで表現する

Grupo Kao共同創業者兼クリエイティブ・ディレクター、メイラン・カオさん
シャネルのジャケットに、イヴ・サンローランのシャツとグッチの靴。スカートはスペインブランドのMIETIS。「クラシックな服に、モダンなアイテムをミックスした折衷主義が自分らしいスタイル」

美食の街バルセロナのサリア・サン・ジェルバシ地区で、ファインチャイニーズダイニングを展開するGrupo Kao。メイランはそのクリエイティブ・ディレクターとして、「食」を通じて新感覚のコンセプトを追求している。

「ファッションにおいてデザイナーが世界観を創り出すように、私はレストランのブランディングを考える。食器やライティングまで総合的に空間を演出するんです。芸術のようなガストロノミー体験を提供しています」

一方で、現地のファッションやカルチャーシーンに精通し、モデルとしても活躍する彼女。ユニークな活動を行う彼女を後押しするのは、代々受け継ぐカオ家の信念だ。

「私の祖父母は台湾からバルセロナにやってきました。文化が混ざり合うと、お互いの栄養となって、新たなものが生まれると信じています。自分のルーツを忘れずに、未来に目を向け、最新のサブカルチャーにもオープンでいたい。ボーダーレスな創造力を持ちたいと思っています」

現在は家族の歴史とレシピを紹介する本を執筆し、イビザ島にも新店を計画。彼女の挑戦はまだ始まったばかりだ。

Grupo Kao

 テイクアウト中心のKao Street。パッケージやグッズの大胆なグラフィックが印象的
 Grupo Kaoのレストランを舞台にファッション撮影も

Grupo Kao共同創業者兼クリエイティブ・ディレクター、メイラン・カオさん

右 パリで購入したジャケットにロエベのパンツを
左 The Label EditionのシャツにZARAのフレアパンツとロジェ・ヴィヴィエの靴。リビングにはヴィンテージのソファとイサム・ノグチのランプAkari UF3-Qを配置

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